Eno.702 くもひつじ アルト  おぼえがき - まぼろしの森林

たぶん、この世界には沢山のひとの沢山のお話があるのでしょう
これは、わたしが、たまたま、出会った、ひとつの。

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とある天使さんのはなし

花壇の手入れの時に、ふと教えて貰った昔話。
https://soraniwa.428.st/sp/result/2033.html

(あの時に垣間見た、怒りの眼差しを思い出します
きっと、忘れることが出来ない記憶なのでしょう)
もしかして、あのことばは。わたしにではなく、花へのものだったのかなと、あとで思いましたが



天使さんの日記には、その詳細が綴られていました
https://soraniwa.428.st/sp/result/3412.html

(きっとあのひとは、多くの生き地獄を見てきたのでしょう
忘れることが出来ない、人々の悲しみも。沢山)
https://soraniwa.428.st/sp/result/19644.html

互いに自らの正しさを訴え、終わることの無いかに思える...人々
の争いに終止符を打つ為に行われたであろう「決闘裁判」
終わりなき地獄を止める為の、苦肉の策

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────“勝てば官軍負ければ賊軍”

勝敗によって正邪善悪が決定されるのが、この世の習いとされた
時代

だが、本当は勝った者も負けた者もそれなりの呪いを受けてしま
ったのだろう

だから、“いい時代”になった今も災いは止まらない



「花は微笑っているのだろうか」

(見た目の華やかさと、花の香りが感情に働きかける)


沢山の人が育てる。ここの花はのためのもの


きっと

ただそこにあるのだろう

その役目のままに。








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