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ENo.658 人魚シオーネ
プロフィール
「人魚がこんなところにいるのは変?
でもほら、招 待状 、ちゃんと持ってるわよ。」
「ふっ、海嫌いの人魚なんて、私くらいでしォーね。」
色々あって同族に嫌気がさし、海を飛び出してきた人魚。
肌が敏感で潮の流れを遠くまで感じ取ることができ、海の荒れ模様の予測や
占い師をやっていたらしい。地上では大気の流れを感じ取っている。
若干擦れているが、今は海から離れられた喜びでウキウキしている。
見るものほとんどに興味を持ち、花にも興味があるようだ。
海でやってたようなわかめ畑を作ろうと思っていたが、
地上ではわかめが生えないと知ったときはかなり落ち込んだ。
好きなもの:わかめ、占い、蒸しエビ、海賊、ナマコで遊ぶこと
地上で見つけたお気に入り:花、新鮮な果実
嫌いなもの:人魚、網、派手な装飾
今一番克服したいもの:慣れない歌を歌うこと
声質:やや低めなスモーキーボイス。
本人はあまりこの声の良さに気づいてないが、ボサノバを歌わせると良く合う。
最近、己の力不足を感じ、人魚として歌うことを決めた。
歌うことで魔力を増幅させ、味方をサポートする。
彼女の世界の人魚はマーメイド、セイレーン、ローレライ、メロウ…など呼び名と姿が地域で違いがあるものの基本的に美しい見た目や高い遊泳力、魔力を持つ歌声であることは同じ。
シオーネがSiren が転じたSirena と言っているのはイタリア語圏出身のため。
魔力を持つ歌声の『誘惑の歌』や『錯乱の歌』は聞く者の心を乱し、人間狩りにもよく用いられる。逆に海の仲間に対してや、気まぐれで人間を助ける際に『癒しの歌』『祝福の歌』を歌うことがあり、それを聞くことが出来た者は天上の喜びと美しさを味わうといわれている。それがキッカケで人魚の歌を聞くことに生涯執着し、命を落とすとも。
生まれつき肌が敏感で潮の流れを読むことに長けていた。その力で遠方で起こることを感じ取ったり運気の流れと解釈して占い師として暮らすようになる。(趣味でわかめ農家も)
しかし、人魚族の歴史として「占い師による国家転覆」による遺恨があり、幼いころから『予測』をしては気味悪がられたり、激しくいじめられたりした。本人はこの『予測』は皆に役立つものだと確信していて占い活動をするのを諦めず、役立つ証明として「サメの異常発生」や「人間の強襲」など数々の『予測』を伝え、皆を守ろうとした。しかし、本当に予測が当たっても逆に忌避が増すばかりで彼女が認められることがなかった。
17歳の時に我慢ならず出奔。放浪の途中に同年代の人魚のグループに出会い、このとき「船が来る」予測をうっかり話してしまう。喋ってしまったことを後悔するシオーネだったが、翌日にこのグループに勧誘される。
彼女たちは人間狩りをしながら遊び惚けるグループで、シオーネの予測に従ったところ見事に狩りを成功させていたのだ。加入したシオーネは相変わらず一人で過ごしていたものの、船の予測があったときは仲間に伝え人間狩りに一緒に行き狩りが成功して「シオーネのお陰」と認められることに充実感を覚えていた。彼女たちも金品に興味を持たないシオーネを不思議がりながらも能力を大変気に入っていた。3年が経つころには金銀宝石で着飾る、王族さながらの豪勢なグループとなっていた。
ある時シオーネはグループのメンバーが談笑しているのに遭遇。それは
自身のこと、能力のことを「陰険な奴」「気持ち悪い」と大笑いしながら話していたのだった…。
唯一認めてくれたと思っていた仲間の裏切りにシオーネは深く深く傷つき、完成間近だった夢のわかめ畑も捨て遠く遠くへ去っていった。
(これ以降、このグループのことを「クソ〇ッチ」と呼ぶようになった)
やがて海には自分の居場所がないと悟り、地上に出ることを考え始める。
(陸続きならぬ海続きの世界は、たとえ星の反対側の話であろうと潮の流れで次第に運ばれてくる狭い世界)
遂には、誰にも認められなかった悲しみ、同族や海に拒まれているかのような圧迫感、あふれ出る気持ちをメッセージボトルにつづり波に託して誰かに読んでもらいたい、と自分を慰めるようなこともした。
それから数日後、ねぐらに籠っていた彼女の前に一つの宝箱が沈んできた。怪しみつつ手にとり、他に通った人魚や水面に船がいないことを確認すると恐る恐る箱を開けた。
中には「ソラニワ」への招待状が入っていたのだった。
その生い立ちから人魚不信で不愛想。誰かの役に立ちたいという気持ちはあるが、認められてこなかったため少し冷めている。
(ソラニワに来てからは、海を離れたことや他者との交流でマイナス面は落ち着きつつある。)
美しい人魚像に憧れを持っていたこともあるが、自己肯定感の低さから自分の容姿や声については全く自身がない。そして、今では一番嫌っているハズの「クソ〇ッチ共」のことを「姿も歌も一番きれいだった」だと今でも思っている。故に人魚への思いは相当複雑。
時々諦めきれないのか一人で歌っていることもあるが、途中でため息をついてやめてしまうことがほとんど。
ソラニワに来てからは、海を離れたことで少しずつ心が回復しつつある。
自虐的(ついでに同族を巻き込む)な面もあるが、笑えるようになったのはソラニワと出会う人々のお陰であろう。
よくよく考えると「闇堕ち」してもおかしくなさそうな生い立ちである。それこそ占いの力で人魚の国を滅ぼすような歴史の繰り返しが起きてもおかしくはなかった。
ではなぜ彼女は虐げられても、認められなくても、利用されても、道を外れなかったのか?
実は、いつも彼女のそばで心を癒し救ってくれたものがある。
それは、
「わかめ」である。
「わかめ」である。
わかめは、彼女が食べたり、畑で愛でたり、布団のように包まったり、カーテンのように陽をふさいで自分の空間を作ったり、ありとあらゆるところで活躍し安らぎを与えていた。シオーネが感じているよりももっと深く、ずっと。
彼女のわかめ愛は、ぬいぐるみを持った子供のように無邪気で、海から離れたこれからも続いていく。
ちょっと素っ気ないことを言うかもしれないので注意。
乱暴しなければ基本なんでも可。
釣り堀でシオーネを釣り上げるのも可(00番でも、40 番とかでも)
それが初対面っていうのも面白そう!
PL twitter:@8gurumaver2
イラストはすべて自作です
でもほら、
「ふっ、海嫌いの人魚なんて、私くらいでしォーね。」
色々あって同族に嫌気がさし、海を飛び出してきた人魚。
肌が敏感で潮の流れを遠くまで感じ取ることができ、海の荒れ模様の予測や
占い師をやっていたらしい。地上では大気の流れを感じ取っている。
若干擦れているが、今は海から離れられた喜びでウキウキしている。
見るものほとんどに興味を持ち、花にも興味があるようだ。
海でやってたようなわかめ畑を作ろうと思っていたが、
地上ではわかめが生えないと知ったときはかなり落ち込んだ。
好きなもの:わかめ、占い、蒸しエビ、海賊、ナマコで遊ぶこと
地上で見つけたお気に入り:花、新鮮な果実
嫌いなもの:人魚、網、派手な装飾
今一番克服したいもの:慣れない歌を歌うこと
声質:やや低めなスモーキーボイス。
本人はあまりこの声の良さに気づいてないが、ボサノバを歌わせると良く合う。
最近、己の力不足を感じ、人魚として歌うことを決めた。
歌うことで魔力を増幅させ、味方をサポートする。
人魚について
彼女の世界の人魚はマーメイド、セイレーン、ローレライ、メロウ…など呼び名と姿が地域で違いがあるものの基本的に美しい見た目や高い遊泳力、魔力を持つ歌声であることは同じ。
シオーネが
魔力を持つ歌声の『誘惑の歌』や『錯乱の歌』は聞く者の心を乱し、人間狩りにもよく用いられる。逆に海の仲間に対してや、気まぐれで人間を助ける際に『癒しの歌』『祝福の歌』を歌うことがあり、それを聞くことが出来た者は天上の喜びと美しさを味わうといわれている。それがキッカケで人魚の歌を聞くことに生涯執着し、命を落とすとも。
生い立ちについて
生まれつき肌が敏感で潮の流れを読むことに長けていた。その力で遠方で起こることを感じ取ったり運気の流れと解釈して占い師として暮らすようになる。(趣味でわかめ農家も)
しかし、人魚族の歴史として「占い師による国家転覆」による遺恨があり、幼いころから『予測』をしては気味悪がられたり、激しくいじめられたりした。本人はこの『予測』は皆に役立つものだと確信していて占い活動をするのを諦めず、役立つ証明として「サメの異常発生」や「人間の強襲」など数々の『予測』を伝え、皆を守ろうとした。しかし、本当に予測が当たっても逆に忌避が増すばかりで彼女が認められることがなかった。
17歳の時に我慢ならず出奔。放浪の途中に同年代の人魚のグループに出会い、このとき「船が来る」予測をうっかり話してしまう。喋ってしまったことを後悔するシオーネだったが、翌日にこのグループに勧誘される。
彼女たちは人間狩りをしながら遊び惚けるグループで、シオーネの予測に従ったところ見事に狩りを成功させていたのだ。加入したシオーネは相変わらず一人で過ごしていたものの、船の予測があったときは仲間に伝え人間狩りに一緒に行き狩りが成功して「シオーネのお陰」と認められることに充実感を覚えていた。彼女たちも金品に興味を持たないシオーネを不思議がりながらも能力を大変気に入っていた。3年が経つころには金銀宝石で着飾る、王族さながらの豪勢なグループとなっていた。
ある時シオーネはグループのメンバーが談笑しているのに遭遇。それは
自身のこと、能力のことを「陰険な奴」「気持ち悪い」と大笑いしながら話していたのだった…。
唯一認めてくれたと思っていた仲間の裏切りにシオーネは深く深く傷つき、完成間近だった夢のわかめ畑も捨て遠く遠くへ去っていった。
(これ以降、このグループのことを「クソ〇ッチ」と呼ぶようになった)
やがて海には自分の居場所がないと悟り、地上に出ることを考え始める。
(陸続きならぬ海続きの世界は、たとえ星の反対側の話であろうと潮の流れで次第に運ばれてくる狭い世界)
遂には、誰にも認められなかった悲しみ、同族や海に拒まれているかのような圧迫感、あふれ出る気持ちをメッセージボトルにつづり波に託して誰かに読んでもらいたい、と自分を慰めるようなこともした。
それから数日後、ねぐらに籠っていた彼女の前に一つの宝箱が沈んできた。怪しみつつ手にとり、他に通った人魚や水面に船がいないことを確認すると恐る恐る箱を開けた。
中には「ソラニワ」への招待状が入っていたのだった。
シオーネについて
その生い立ちから人魚不信で不愛想。誰かの役に立ちたいという気持ちはあるが、認められてこなかったため少し冷めている。
(ソラニワに来てからは、海を離れたことや他者との交流でマイナス面は落ち着きつつある。)
美しい人魚像に憧れを持っていたこともあるが、自己肯定感の低さから自分の容姿や声については全く自身がない。そして、今では一番嫌っているハズの「クソ〇ッチ共」のことを「姿も歌も一番きれいだった」だと今でも思っている。故に人魚への思いは相当複雑。
時々諦めきれないのか一人で歌っていることもあるが、途中でため息をついてやめてしまうことがほとんど。
余談
ソラニワに来てからは、海を離れたことで少しずつ心が回復しつつある。
自虐的(ついでに同族を巻き込む)な面もあるが、笑えるようになったのはソラニワと出会う人々のお陰であろう。
よくよく考えると「闇堕ち」してもおかしくなさそうな生い立ちである。それこそ占いの力で人魚の国を滅ぼすような歴史の繰り返しが起きてもおかしくはなかった。
ではなぜ彼女は虐げられても、認められなくても、利用されても、道を外れなかったのか?
実は、いつも彼女のそばで心を癒し救ってくれたものがある。
それは、
「わかめ」である。
「わかめ」である。
わかめは、彼女が食べたり、畑で愛でたり、布団のように包まったり、カーテンのように陽をふさいで自分の空間を作ったり、ありとあらゆるところで活躍し安らぎを与えていた。シオーネが感じているよりももっと深く、ずっと。
彼女のわかめ愛は、ぬいぐるみを持った子供のように無邪気で、海から離れたこれからも続いていく。
ちょっと素っ気ないことを言うかもしれないので注意。
乱暴しなければ基本なんでも可。
釣り堀でシオーネを釣り上げるのも可(00番でも、
それが初対面っていうのも面白そう!
PL twitter:@8gurumaver2
イラストはすべて自作です
(C) Hisagi & CloveR Steps.
