ENo.59 闇 -童話画廊-

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くらやみ
闇【悪児攫い[あしござらい]】 Mysteriet om vintersolverv

闇蟲民間伝承スタイリッシュなまはげフリー詳細はプロフ下部へ
性別不詳身長196cm＋角

伝承冬至の夜に現れる九本角の怪異『悪児攫い』

出典北辺境伝承集・第五篇『悪児攫い』～口伝からぎーぎーさんに至るまで～ / 筆者不明

Profile

　黒くて怪しい。
　スタイリッシュなまはげ。

　平時は、鰐口に鍬形状の大顎を持った、百足のような体節の、全長15m前後ある蟲の姿をしている。(一部画像が間に合ってない)

[悪児攫い(あしござらい)伝承]

　北部辺境に伝わる昔話。
　猛吹雪の冬至の真夜中に「悪児(あしご)居らば貰い請けよう」と戸を叩き訊ね回る、九本角の怪異。
　人の姿で現れた怪異の声に応じ、親の言いつけを守らぬ『悪い子』が戸を開けてしまうと、怪異は蟲の姿に変じて子供を浚っていってしまう。
　……という、古来よりの口伝。

[遷移する伝承の今昔]

　大寒よりも二か月は早い『冬至』の時期、既に吹雪に見舞われるような年は、土地柄を鑑みるに、不作が重なっている事も多く、伝承が興ったかつての時代、暗黙に行われていた口減らしを擬人化したのが、原初の『悪児攫い』ではないか、と出典では述べられている。
　一方で、時代が下るに連れ、居住環境や文化価値観の向上等に伴い、口減らしのような風習は廃れていく。
　古来に於いて厳冬の畏怖の対象であった『悪事攫い』も、八尺様がくそでかショタコンオネーチャンになり、ペニーワイズが推し沼へ誘う愉快なオタクになると同じく、段々とコミカルな付加設定が後付けされてゆくことになる。
　出典にはそれら一連の、口伝・書籍・その他記録物から見られる内容の変移が、時代考証と共に纏められている。

[『悪児攫い』と『ぎーぎーさん』]

　出典の記載内に於いて、『最新の解釈』として紹介されているものの中には、『冬の間だけ子を預かってくれる蟲さんだった』といった、派生作まで登場している。
　それら近代の再解釈の一群で、ギーギーと鳴く蟲の鳴き声から、子供達が付けた渾名が『ぎーぎーさん』である……と、しているものが散見され、また現行、伝承の興った北部辺境に於いても、『ぎーぎーさん』と云えば『悪児攫い』との認識で通用する旨の記載が、出典内にある。

[画廊に顕現したもの]

　原点の悪事攫い伝承そのものではない。
　【北辺境伝承集・第五篇『悪児攫い』】に記されたそのすべては、同一存在を語ったものである……という前提で、出典内の多岐に渡る記述の全てを反映した存在として出現するに至っている。
　そのため、時と場合と状態により、人格(性格)に統一感が無くなることがある。
　本人もその事にはやや困っているようである。

【フリー項目】

・フォロー、連れ出しなど
・会話ログやスクリーンショットの公開
・なんか描いたり書いたりする(本作が規約に定めるレーティング内の表現を前提とする)
・別媒体での紹介など(PL許可が必要な場合などでも、許可済みと扱ってよい)
・「あっ、お前の伝承しってる！！」みたいな軽い既知

　あとなんかあったら想い出したときに追記しておきます。

【PL的な話】

　何処か別の世界で同じ顔の奴をみたことあるひとへ。
　ただの他人の激似。

　ところでこの折り畳みタグ便利ですね。
　三日経ってやっとやり方覚えました。