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名もなき猫
寅?  neko
干支
性別身長99cm

伝承干支悪、干支乱世の悪役

  

Profile
ある年の瀬、その神様は動物たちに言いました。

「元日に挨拶に来た者に力を授けるぞ。ただしそれは早く来た者から10匹までだ。」

ねこは疑問に思いました。なぜ力のあるものにさらに力を与えるのか。
しかしながら動物の世界は弱肉強食。力なくして権利無しの世界です。
ねこは狡猾なので、自分よりも早くゴールしそうな動物に謀略を巡らせます。

些細なことですぐ言い争う犬と猿に、酢豚にパイナップルは許されなのになぜピザのパイナップルは平気で売っているのかと問いました。
いのししにはゴールの山とは別の山を教えました。
羊はもしゴールしても誰かわからなくなるように毛を全て刈ってしまいました。
酒好きの虎には浴びんばかりの酒を用意しました。

そんなねこでしたが自分がねずみに騙されていることには気づけず、レースに出遅れてしまいました。
知っての通り、ねこは干支にはなれなかったのです。
しかし、それでもねこは諦めませんでした。

干支たちは毎年大晦日になると集まって宴会をします。
ねこは酒の沸き出る湖を見つけ神様と干支たちを招待しました。
てんやわんやで大騒ぎな酒宴の途中、ねこはおいしいお酒が出る場所を見つけたと言って虎を呼び出します。
誰も目につかないほとりまで虎を誘い出すと、酒を飲んでいる虎を酒の湖の中に叩き込みました。

空が明るみはじめ、干支の引継ぎが始まるとともに虎の姿が見えないことにみんなは気づきます。
いくら探しても虎がいないので神様は困ってしまいました。
そしてねこは言います。
「仕方がないので虎が見つかるまではボクが虎の代役を務めましょう」
 

 
 
 
 
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