プロフィール戦闘設定チャット
 
「氷女」
村雨氷恋  Murasame Hiren
フォローフリー交流歓迎雪女氷女コミュ障人見知り置きレス
性別身長160cm

伝承怪奇連歌『伏見常盤氷女伝説』

種族氷女

Profile
伏見常盤氷女伝説
齢十四となる猟師の息子、比彦は父ととある山の麓へと狩りに出た
しかし山は猛吹雪に見舞われて獲物もないまま夕暮れとなり
激しい冬嵐の中、比彦は父に背負われて下りの林が開けた所に出た
不意に『声を出すでないぞ平生吉。氷女だ』と父は囁く
恐々除く比彦の視界には、雪の嵐の向こうから
真っ白い着物、青白い肌の女が歩いてくるのが見えた
父の背中にしがみついていると父は黙って吹雪の中を駆け下り
集落の明かりが見えるところまで逃げてきた
『良いか比彦。氷女に出会うた時は目を瞑り一目散に逃げるのだ』
道を譲るべからず
声をかけるべからず
さもなくば魅入られてしまうぞ
恐怖ながらにそう語る父の体は冷え切り
まるで氷に抱かれているようだったという

やがて時が経ち、一人前となった比彦は山狩りに出た
まるであの日、父とともに狩りに出た日のような吹雪に見舞われ
山小屋を見つけるとそこで一晩明かそうと火を起こした
しばらくすると、猛吹雪に小屋が揺れる中、入口の戸を叩く音がする
続けざま、『中に入れてくれませんか』と女の声が聞こえてきた
このような吹雪の中さぞ大変だろうと比彦は戸を開け女を迎え入れる
その女は眼を見張るような美女であった
比彦は一目で恋に落ち、見目麗しい女を口説いた
女は雪で冷えた氷のような体を寄せて男へと囁く
『また会えてよかった』
比彦は何のことかもわからず、更に女を口説いてゆく
火に近くあたることを厭がる女を不可思議に思うも
そんなことは些末だと、女に心を寄せていった

翌日、比彦が目を覚ますとそこは山を下った集落の小屋の中であった
さてこれはどうしたことかと集落の者に尋ねると
昨夜は大嵐となり、深夜に大雪崩が起こったのだという
明け方に村のものが様子を見に行くと
見るも無惨となった山小屋の残骸の中に比彦の姿があったという
比彦の側に崩れた氷塊が幸いとなり埋もれず助けることが出来たのだと
比彦はもう一人、女がいなかったかと問うも村人は首を傾げるばかり
ふと比彦は思い出す
父とともに山を下ったあの時も、後に大雪崩が起きたことを
昨夜出会った女が件の氷女だったならば、
再び山で命を落とすところだった自分を助けてくれたのかもしれぬと
朝日の望む雪岳を見上げ、比彦はより強く女への思いを馳せるのだった

パーソナルデータ愛称:ヒレン
年齢:数百歳を超える(外見年齢10代後半)
身長:160cn
体重:54kg
三体数:89/58/91
好き:静寂と安寧
嫌い;騒音、大声、怒鳴る人
大切なもの:失った
趣味:氷像作り(下手くそ)
特技:不器用なので何もなし
好物:タピオカミルクティー(流行だと聞きました)
コンプレックス:温泉に入れないこと(水風呂に変えてしまうため)
好みのタイプ:余り考えないようにしています
一人称:私

寒空を思わせる薄蒼の髪と同じ色の瞳
白磁の肌をより白い白雪のような和服に包む、どこか儚げな雰囲気を纏った絶世の美女
その正体は数百年の時を生きる氷女で、近くに寄り添えば夏であっても涼やかな心地に包まれる
しかしその心と体の距離が近づけば近づくほどに心地よさは凍える寒さへと変わり、いずれは完全に凍りついてしまうと云われる
極東の島国に伝わる、伝承の中の恐ろしい妖かし

人と話すのが得意でなく、物静かで孤独な印象を与える
超がつくほどの怖がりで、自分も妖かしであるにも関わらず同じ妖かしが死ぬほど怖いビビリ
常日頃からお化けはプラズマであると自身に言い聞かせている

伝承内では人間の男との悲恋の物語が語られ、
本人のコミュ障っぷりもそれがトラウマとなっているゆえもあるらしい

体温は極めて低く、血の暖かさが感じられないほどの冷たさ
自身の周辺の気温は常に低く、結露が起こる程度には寒い
その関係でお風呂に入っても一瞬で水風呂に変えてしまうため、銭湯などに行くことができない
暑さが苦手、ということは特になく
むしろ自分の力が中和されるためありがたいとすら思う程
暑い部屋にいるとエアコンなしでも涼しくなるためやや便利な存在
ただし熱い食べ物や辛い食べ物はやや苦手
 

 
 
 
 
(C) 2022 Hisagi & CloveR Steps.