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哀れな妖怪
簓 Sasara
性別男性身長170cm
伝承『杏侍物語』に登場する大蛇の化け物
呼名人間嫌いの化け大蛇
簓 Sasara
性別男性身長170cm
伝承『杏侍物語』に登場する大蛇の化け物
呼名人間嫌いの化け大蛇
Profile
「私を殺したいのだろう?憎き人間め。
やれるものならやってみるがいい。」
出典:『杏侍物語』
不思議な杏を食べた夫婦が子を為し
生まれた子が悪者を倒すという勧善懲悪のどこにでもある物語
その中に出てくる討伐される筈の蛇の化け物
それが簓という男の正体だ
拠点:森の奥の大きな神社(訪問参拝フリー)
(http://soraniwa.428.st/fs/?mode=chat&list=6&room=58)
昔あるところに、おじいさんとおばあさんがおりました
ふたりは山の中で、仲良く暮らしています
春の暖かくなってきたある日のこと
二人のところへ旅の者だという男が訪ねてきました
“山を越えるつもりなのだが、一晩の宿を借りられないだろうか”
男は老夫婦にそう頼みます
二人は人が良く、困っている人を放ってはおけません
泊めてあげようと頷きました
そうして一晩を二人の家で過ごした男は
次の日の朝、発つ前に礼に、と一粒の種を渡しました
“これは仏様から授かった杏の種だ”
“撒いておけばきっと、良い事があるだろう”
信心深い二人はその言葉に驚きながら
男が去った後、早速種を植えました
するとどうでしょう
すぐにぴょこりと芽が飛び出し、みるみるうちに枝が伸びて葉が生い茂り
そこには立派な杏の木が生えていました
杏の木には甘い実がたくさん実り
どれもとても美味しそうです
夫婦は喜んで、その日に美味しく実を頂きました
するとその次の日の事
何とおじいさんとおばあさんは若返っていたのです
≪中略≫
そうしておじいさんとおばあさんの間に生まれた子は
杏助と名付けられ、すくすくと成長しました
【続く…】
すっかり大きくなった杏助は逞しい青年になりました。
心優しく力持ちで、正義感の強い杏助は、いつでも村の人気者。
夫婦を助けながら、慎ましく暮らしていたのですが、ある時の事。
山の裾にある村で、凶悪な化け蛇が居るという話を聞きました。
その蛇はたくさんの人間を喰らい、村人を恐怖に陥れているとのことで
杏助は心を痛めました
どうにか、村人たちを救えないか
そう考えに考えた杏助は、ある事を決意します
“父さん、母さん。私は化け蛇を退治しに行きたい。
苦しんでいる村人たちを、放ってはおけないのです。”
夫婦はとても驚きましたが、旅人の言葉を思い出します。
この子は仏の力で生まれた子、ならばこれが運命というものだろうと。
“こうなったのは運命なのだろう。
お前は仏の子、杏の実から生まれた子。
きっと人様のお役に立つ為に生まれたのだ。
私たちは止めはしないよ。けれど、きっと無事で帰ってきておくれ。”
杏の実を干したものを杏助に持たせ
二人は逞しくなった青年が旅立つのを見送ったのでした。
≪中略≫
杏助は、村長に訪ねました。
かの蛇はいつから山に棲みつき、害を為しているのかと。
“あの蛇は私の物心つく前から山に棲んでいて
山の神だと名乗っておりました。”
“しかしながら、村が日照りに襲われる度、かの蛇は生贄を要求して
10人以上の娘が、蛇へと捧げられました。
しかし、蛇は娘たちを喰らうばかりで、日照りは良くならず…”
“アレは山の神にあらず。
恐ろしい化け蛇だったの気付いた時には既に遅く…
このままでは、村が潰えてしまいます。
お侍様、どうか、あの蛇を退治してくださいませ。”
杏助は、村長の訴えに力強く頷きました。
“よろしい。貴方の苦しみは良く伝わった。
これも仏のお導き。私が化け蛇を退治してしんぜよう。
どうか、此処で待っていて欲しい。”
これ以上の苦しみを放ってはおけないと、正義の炎を心に灯して
杏助は、勇ましく山へと向かうのでした。
【続く…】
※注意
このキャラクターは人間のキャラクターに対して嫌悪を示します
塩対応が苦手な方はお逃げ下さい
根気があれば変わるかもしれませんが基本塩対応になります
※NGなど
3Lを含むどんなロールでも許容します
お気軽に絡んでください
直接リプライ飛ばしていただいても歓迎します
【Illustration】
ひだのいずみ様
やれるものならやってみるがいい。」
出典:『杏侍物語』
不思議な杏を食べた夫婦が子を為し
生まれた子が悪者を倒すという勧善懲悪のどこにでもある物語
その中に出てくる討伐される筈の蛇の化け物
それが簓という男の正体だ
拠点:森の奥の大きな神社(訪問参拝フリー)
(http://soraniwa.428.st/fs/?mode=chat&list=6&room=58)
◆杏侍物語 第一節◆
昔あるところに、おじいさんとおばあさんがおりました
ふたりは山の中で、仲良く暮らしています
春の暖かくなってきたある日のこと
二人のところへ旅の者だという男が訪ねてきました
“山を越えるつもりなのだが、一晩の宿を借りられないだろうか”
男は老夫婦にそう頼みます
二人は人が良く、困っている人を放ってはおけません
泊めてあげようと頷きました
そうして一晩を二人の家で過ごした男は
次の日の朝、発つ前に礼に、と一粒の種を渡しました
“これは仏様から授かった杏の種だ”
“撒いておけばきっと、良い事があるだろう”
信心深い二人はその言葉に驚きながら
男が去った後、早速種を植えました
するとどうでしょう
すぐにぴょこりと芽が飛び出し、みるみるうちに枝が伸びて葉が生い茂り
そこには立派な杏の木が生えていました
杏の木には甘い実がたくさん実り
どれもとても美味しそうです
夫婦は喜んで、その日に美味しく実を頂きました
するとその次の日の事
何とおじいさんとおばあさんは若返っていたのです
≪中略≫
そうしておじいさんとおばあさんの間に生まれた子は
杏助と名付けられ、すくすくと成長しました
【続く…】
◆杏侍物語 第二節◆
すっかり大きくなった杏助は逞しい青年になりました。
心優しく力持ちで、正義感の強い杏助は、いつでも村の人気者。
夫婦を助けながら、慎ましく暮らしていたのですが、ある時の事。
山の裾にある村で、凶悪な化け蛇が居るという話を聞きました。
その蛇はたくさんの人間を喰らい、村人を恐怖に陥れているとのことで
杏助は心を痛めました
どうにか、村人たちを救えないか
そう考えに考えた杏助は、ある事を決意します
“父さん、母さん。私は化け蛇を退治しに行きたい。
苦しんでいる村人たちを、放ってはおけないのです。”
夫婦はとても驚きましたが、旅人の言葉を思い出します。
この子は仏の力で生まれた子、ならばこれが運命というものだろうと。
“こうなったのは運命なのだろう。
お前は仏の子、杏の実から生まれた子。
きっと人様のお役に立つ為に生まれたのだ。
私たちは止めはしないよ。けれど、きっと無事で帰ってきておくれ。”
杏の実を干したものを杏助に持たせ
二人は逞しくなった青年が旅立つのを見送ったのでした。
≪中略≫
杏助は、村長に訪ねました。
かの蛇はいつから山に棲みつき、害を為しているのかと。
“あの蛇は私の物心つく前から山に棲んでいて
山の神だと名乗っておりました。”
“しかしながら、村が日照りに襲われる度、かの蛇は生贄を要求して
10人以上の娘が、蛇へと捧げられました。
しかし、蛇は娘たちを喰らうばかりで、日照りは良くならず…”
“アレは山の神にあらず。
恐ろしい化け蛇だったの気付いた時には既に遅く…
このままでは、村が潰えてしまいます。
お侍様、どうか、あの蛇を退治してくださいませ。”
杏助は、村長の訴えに力強く頷きました。
“よろしい。貴方の苦しみは良く伝わった。
これも仏のお導き。私が化け蛇を退治してしんぜよう。
どうか、此処で待っていて欲しい。”
これ以上の苦しみを放ってはおけないと、正義の炎を心に灯して
杏助は、勇ましく山へと向かうのでした。
【続く…】
◆杏侍物語 第三節◆
◆杏侍物語 外伝◆
※注意
このキャラクターは人間のキャラクターに対して嫌悪を示します
塩対応が苦手な方はお逃げ下さい
根気があれば変わるかもしれませんが基本塩対応になります
※NGなど
3Lを含むどんなロールでも許容します
お気軽に絡んでください
直接リプライ飛ばしていただいても歓迎します
【Illustration】
ひだのいずみ様
(C) 2022 Hisagi & CloveR Steps.