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Re:あなた
ウィズユクィツァル With you quit-al
性別解釈による身長解釈による
伝承『辰星観覧覚書』下巻より、改心した悪魔
真実新興宗教に呑まれた土着の神
ウィズユクィツァル With you quit-al
性別解釈による身長解釈による
伝承『辰星観覧覚書』下巻より、改心した悪魔
真実新興宗教に呑まれた土着の神
Profile
"どこでもない、今、ここ"と呼ばれる世界出身。
『辰星観覧覚書』とは、星月教"二匹の蛇"派の経典の一つであり、
水星の名を持つ神、メルクリウスによる短編集でもある。
その中での彼/彼女の役回りは、災害を引き起こす悪魔。
わざわざ予告をしてから被害を発生させる悪質な存在であり、
それがメルクリウス神の愛により改心した――と記されている。
故に今この場にいる彼/彼女は、そういう側面が強い。
――真実はともかく。
星月教を掲げ、各地に政治と宗教戦争を仕掛けることで大陸を統一した
大帝国では上記の扱いをされていたが、星月教に呑まれる以前、
本来の彼/彼女は、厄災の前兆を告げることで人々を救おうとする、
"覆されるべき悪しきを告げる、予言の神"であった。
PL:八崎
覆されるべき予言の神、
運命信じぬ"覆水"のウィズユクィツァルの運命を。
かの神が司りしは、未来。
数多の可能性定まらぬ未知。
ただし、かの神には、希望なき悪しき未来しか見えぬ。
「この世に都合のいい未来などない」
――そう、かの神を奉じる民らが信じていたが故に。
故に、ウィズユクィツァルの予言は覆されなければならぬ。
悪しき未来、最悪の結果。
それを視て知らせ避けさせる事こそが、かの神の役割である。
ウィズユクィツァルは水害を予言した。
今年の雨は多い、土嚢を積まねば大河は氾濫するぞ、と。
――予言を受けた領主は、人手と資金を惜しんだ。
翌年、その地は水で洗い流され何も残らなかった。
ウィズユクィツァルは天災を予言した。
天より星降る余波で、その地域は壊滅する、だから逃げろ、と。
――予言を受けた民は、星に潰されるなどあるはずがないと一笑した。
翌年、天より降りた星のごとき船が、その地を潰した。
ウィズユクィツァルは破滅を予言した。
ひととひとの争いにより、半数の命が失われると言った。
――予言を受けたひとは。
翌年、同胞以外の半数をたいらげた。
かの神は嘆き悲しんだ。
「何故ひとは愚かなのだ。
目先の欲に囚われ、残酷な運命へ自ら進むのか」
それは未来を視るが故の絶望。
しかし、それでもウィズユクィツァルは予言を止めなかった。
蝗が来るぞ、火災が起きるぞ、地が揺れるぞ、世界が裂けるぞ――。
――だから、どうか。
いつしか"悪しき未来を引き起こす神"として忌避されるようになってなお、
ウィズユクィツァルは祈りのように言葉を紡いだ。
どうか、私には視られない"希望"を信じさせてほしい、と。
――悪魔として封じられてなお、かの神は願い続けている。
『辰星観覧覚書』とは、星月教"二匹の蛇"派の経典の一つであり、
水星の名を持つ神、メルクリウスによる短編集でもある。
その中での彼/彼女の役回りは、災害を引き起こす悪魔。
わざわざ予告をしてから被害を発生させる悪質な存在であり、
それがメルクリウス神の愛により改心した――と記されている。
故に今この場にいる彼/彼女は、そういう側面が強い。
――真実はともかく。
星月教を掲げ、各地に政治と宗教戦争を仕掛けることで大陸を統一した
大帝国では上記の扱いをされていたが、星月教に呑まれる以前、
本来の彼/彼女は、厄災の前兆を告げることで人々を救おうとする、
"覆されるべき悪しきを告げる、予言の神"であった。
PL:八崎
【風声の語り:With you quit-al】
"どこでもない、今ここ"で生きる民たちよ、聞け。覆されるべき予言の神、
運命信じぬ"覆水"のウィズユクィツァルの運命を。
かの神が司りしは、未来。
数多の可能性定まらぬ未知。
ただし、かの神には、希望なき悪しき未来しか見えぬ。
「この世に都合のいい未来などない」
――そう、かの神を奉じる民らが信じていたが故に。
故に、ウィズユクィツァルの予言は覆されなければならぬ。
悪しき未来、最悪の結果。
それを視て知らせ避けさせる事こそが、かの神の役割である。
ウィズユクィツァルは水害を予言した。
今年の雨は多い、土嚢を積まねば大河は氾濫するぞ、と。
――予言を受けた領主は、人手と資金を惜しんだ。
翌年、その地は水で洗い流され何も残らなかった。
ウィズユクィツァルは天災を予言した。
天より星降る余波で、その地域は壊滅する、だから逃げろ、と。
――予言を受けた民は、星に潰されるなどあるはずがないと一笑した。
翌年、天より降りた星のごとき船が、その地を潰した。
ウィズユクィツァルは破滅を予言した。
ひととひとの争いにより、半数の命が失われると言った。
――予言を受けたひとは。
翌年、同胞以外の半数をたいらげた。
かの神は嘆き悲しんだ。
「何故ひとは愚かなのだ。
目先の欲に囚われ、残酷な運命へ自ら進むのか」
それは未来を視るが故の絶望。
しかし、それでもウィズユクィツァルは予言を止めなかった。
蝗が来るぞ、火災が起きるぞ、地が揺れるぞ、世界が裂けるぞ――。
――だから、どうか。
いつしか"悪しき未来を引き起こす神"として忌避されるようになってなお、
ウィズユクィツァルは祈りのように言葉を紡いだ。
どうか、私には視られない"希望"を信じさせてほしい、と。
――悪魔として封じられてなお、かの神は願い続けている。
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