ENo.1144 サマンサ・ビスマルク -童話画廊-

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逃走のはじまり
サマンサ・ビスマルク Samantha Bismarck

伝承悪逆非道の大海賊-不沈のサム-

嫌いな物茶色い砂糖

Profile

不沈のサム、或いは死神サムと呼ばれる悪名高い海賊。
関わった船が尽く不運に見舞われて最終的に沈没することでも有名。
いつも飄々としていて、何かを企んでいる様な印象を受ける。

魔剣と魔銃を組み合わせた独特な戦闘方法で戦う。
剣士としても、銃士としても中途半端な才能しかなく、戦闘能力は高くない。

【ステータス】
種族：ハーフエルフ(推定)
年齢：不明
職業：軽戦士
流派：アイブリンガー流

生い立ち

■幼少期
海賊船の上で船長の娘として生まれる。
船上で生活をして、航海技術や海賊のやり方を学ぶ。

■青年期
海賊という略奪行為に疑問を持ち、自らの船を持って海へ出たいという欲求を覚える。
数名の仲間と共に父親の船から離反し、自分達の船を手に入れる為に色々な大冒険を経験する。

■オスカー船長
数多の冒険を経て成長したオスカレット(後の大海賊、死神サム)は奴隷船の護衛艦の船長になる。
周辺諸国との緊張が高まっていた当時において、奴隷貿易は莫大な利益を生む国家運営の生命線となっていた(正確には、奴隷を使って生み出された資源)。
出自のはっきりしないオスカーが国家プロジェクトの一端を担えたのは、高い航海能力を持った人材が枯渇していた事と、彼女のこれまでの経験で得た能力や信頼あっての物だった。

奴隷として扱われていた亜人種(純正人類以外)は遠方の大陸から奴隷狩りによって強制的に集められた者達であり、扱われる環境も劣悪だった。

今、奴隷貿易を失えば国が傾く。
国が傾けば、拮抗が崩れた海は血で染まり、歴史上類をみない大戦争が勃発する可能性もある。
そこまで分かった上で、彼女は幼稚な理想を掲げずにはいられなかった。

「誰かの犠牲の上でしか成り立たない世界なら、一度、壊れてしまえばいい。この略奪が国の認めた正義だと言うなら、僕は悪逆非道の海賊になろう」

■死神サム
その後文字数が多くなり過ぎたのでなんやかんやあったサムは自分の護衛艦を含む一国の軍事海洋戦力の尽くが沈没する事になるのだった。
めでたしめでたし。

■そして
彼女は初対面の相手に対して、こう自己紹介する。
「初めまして、僕はサム。悪い悪い海賊だ」