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STR254MAG0AP46タイプ★飛燕

AGI0VIT0CP3星座てんびん座

DEX100MNT0運勢↑↑↑隊列前列

装備ネームノーツ「奏者」



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「月のウサギになった気分」物理クリティカルで殴ります お守り有



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>>ローダンセ#494518
こおり
「へへ、そうなんだ〜。
 ああいう人に会ったの、初めてだったから」
「んー? んーっとねえ……
 きっかけっていうかね。助けてもらったことがあるんだ。
 俺が思いもしなかったことを、当たり前にやってみせたから。
 こんな人もいるんだーって驚いちゃった!」
「それでどんな人なのかなって調べてたら、ますます好きになってきちゃって……えへ」

聞かれれば、むしろ男は楽しそうに話し始めるのだろうな。
恋を語るように、大切なものを見せびらかすように。
ただ遊んでいるだけの子供らしく。

「だから、今の俺のこの姿とかもその人のまねっこみたいなものなんだよな。
 こうしてると、凄いなーって思った人がずっと近くにいるみたいで、楽しい!」
>>ローダンセ#494515
こおり
「いいねえ、飛んでみたいな!
 地面に落ちることを怖がらずにビルの屋上から飛んで空中散歩……とか、かっこよくない!?
 ちょっと憧れるかも!」
「えー、色んなところに友達できちゃうじゃん……
 リアルに友達100人だって夢じゃないね。楽しそうでいいなあ」

空想ばかり、冗談ばかりを口にして。

「気楽すぎ〜! そんな終わり方したら死んでも死にきれないかも、もう死んでんのにな」
「あはは、確かに人が触ってるときに間違えて触られて……とかあったら困るなあ。
 その人の方だってそんなつもりでやったわけじゃないだろうに」

>>ローダンセ#494512
こおり
「ふうん、うん?……そうなの? ───ていうか、俺より二つ上なんじゃん!
 センパイって呼んだ方がいいか?」

流しかけて、未成年という言葉に少し引っかかるように首を傾いで。
違和感が明確な形をとったような感覚を覚えて。
少し間が開いて、改めて年が近いことにはしゃぐように声を上げた。
呼び方の提案には全然敬意なんてものは感じられないのだろうけど。

「……そっかあ」
「まあ、そうだよなあ。病気だとか、そういう死ぬような理由がずっと傍にあったならともかく。
 そうじゃないなら、わかるわけもないし」
「………」
「ローダンセはさ」
「どうして死んだの?」

好奇心。ただの興味本位。そんな風に取られるような、軽い形。
そう整えて、貴方に投げかける。
答えなかったって、何も思わないみたいに。

>>ローダンセ#466144
こおり
「……そうかもね。
 伝わってほしかった、伝えることができたらって思った」
「俺のやり方じゃ、───俺じゃあだめだっただけ……」

自嘲するような笑み。
それが貴方の言葉に、虚を突かれたようにして。

「……んー」
「そうかも!」
「わかんないけどさ。初めてだし、憧れでしかないかもしれないけどさ。
 でも、俺にとって太陽みたいな人なんだ!」

そんなことを、心底嬉しそうに言うのだろう。
>>ローダンセ#466142
こおり
「まーそんなとこ!
 現実だと重力には逆らえないからね。何も気にせず、突き進むのが理想かも」
「ふふ、そうだなあ!
 単純に格好良いしー、それにー……キャンプのときとか大活躍かも!」

自分の理想をさらりと流して、貴方の理想も単純な憧憬で飾って。
いいなあって、そんな気楽な話にして。

「あっははは! 本当にな~」
「お、えらいじゃーん。
 無意識でーとか、誤タップしてとか、そういうの怖いもんなあ。
 ちゃんと残ってる命は無駄にしないようにしなきゃな」

>>ローダンセ#466141
こおり
「んー……? そうだったかな……
 あは、もしかしてローダンセって大人だったりする?
 おんなじくらいかなあって思ってたりしたんだけど」

けらけら、無礼なことを言って笑う。
未来への移転。過去への遡航。
そんなことを言いはしたけれど、本気でそんなことが起きるだなんて思っていない。
既に不思議なことは起こっているというのに、今だって。

「ねー。どんな未来があり得たのかな……」
「……ふうん、そう?
 …………。それはまあ、そうかも?
 俺は『今が一番幸せ!』って思って生きてたけどさ。
 他の俺だってそう思って……違う出会いで、違うものを目にして、
 これ以上の幸せなんてないって思ってるかもしれないしね」
「そういうのって、なんか変な気持ちになっちゃうよなあ」

素敵なものに出会えたこと。幸福に生きたこと。
それは替え難いものだと思っていても、いなくたってそれはそれでどうにかなる、なんて。

>>ローダンセ#410783
こおり
「……言いたいことが」「伝えたいことがあったんだ」
「伝えたい人がいたんだけどね」
「確かに今から思えば、やり方が迷走してたとは思うんだけど」
「でも、俺にとってはわかってくれたら嬉しかったんだ」

「それが伝わらなかった、ってだけ」

「……それだけ。
 それができるなら、そのためなら俺がどうなったってよかったんだけどねえ」
「なーんにもできないままここまで来ちゃった」

曖昧な、外殻ばかりをなぞるような言葉。
そんなものをぽつり零して、また、男は笑っている。ずっと。
>>ローダンセ#410782
こおり
「……、ま そりゃね。
 わざわざ俺の名前なんて使わなくても、
 自分自身で十分すぎるほど楽しめそうな知り合いしかいないし。
 実は俺も知らない過激ファンとかいたら知らないけど!」

軽口、冗句。そんなことばかりで言葉を覆って。

「…………」
「取り返しは」「……どう、だろうねえ」
「やり方間違えちゃった、てのはわかるし……」

覗き込む貴方に、視線が逸れる。
数瞬迷って、彷徨って。

>>ローダンセ#410782
こおり
「あはは、どうなんだろうなー!
 俺はああやって飛び跳ねるの楽しいから、
 俺の場合はスキルも含めて理想なんじゃないかなって思うけど……
 ローダンセはどう? 怖がってるみたいにも見えるけど、それ恐怖も支配するのが理想とかあったり?」

なんて、笑いながら軽い気持ちで貴方にも問い返す。
どこまでが同じなのか、どこからが違うのか。ただの好奇心でしかないんだけど。

「まあ今となっては危なかったなーってすげえ思うけど!
 ここに来てすぐは現実で何があったか忘れちゃってたんだよねえ。
 逆にログアウトできなくて運がよかったかも、あは」
「ローダンセは気をつけなねぇ」

つい、でしてしまうには起こり得た事象が重すぎるけれど。
男は終始楽観的に笑っているのだろう。

>>ローダンセ#410780
こおり
「去年……?
 そんなに最近だったっけ。子供の頃からあった気もするけど……」

貴方より少し下程度に見える男は、中身もそれ相応で。
貴方のことだって同じように同年代だと考えているから、
噛み合わなさに惑うように。
同じ時間にいるはずだって、考えているから。

「あー……ひとつ何かが違ったら、友達と同じ学校にいたり。
 あるいは全然思いもよらない人と友達になってたり……
 そういうこと、あるかもしれないもんな」
「確かそういうのだった、はず?
 うん、そういうのは面白そう。
 もしそういう違う選択をした自分を見ることができたら更に楽しそうだよねえ」

>>ローダンセ#367779
こおり
「やりたいこと」
「……そうだね、ないって言うのは嘘になっちゃうな。
 友達と新しい喫茶店に行く予定があったし、また明日ねって言っちゃったし。
 頼まれ事も全然できてないし、親を心配させちゃってるし……」
「それに、……いや」

指を折って、ひとつひとつ数えて。
てのひらが握りこまれた後、打ち消すようにまた開く。

「うん、……少ないけど、あるよ」
「あるけど……」
「……」

「失敗しちゃったし」
「……できなかったって、きっと、それはそれでどうにかなるからね。
 俺がいなきゃならない理由はないから」

きっと、声も顔も平常通り。諦観に吸い込まれる心を見せることもなく。
誤魔化すように指先を追って沈んだ視線でも、きちんと笑えて見せられただろうか?
>>ローダンセ#367776
こおり
「そうなんだよなあ。
 でもみんな割と好きにログアウトできるっぽいよね、なんで戻れないんだろ。
 ……ローダンセもログアウトできる、かもしんない感じ?
 あは、でも、試したくはないよねえ」

どこまで共感しているものか、想像できているものか。
死に浸かっているにしては、男はやっぱりひどく楽観的なのかも。

「そっかあ……
 ……なら、ちゃんと帰れたらいいね。
 身体がないと、きっと、できないことたくさんあるだろうし……」
「……、……?」

聞こえてきた言葉に意識が止まって、数度瞬く。
その意味に辿り着く前に、貴方からの問いが飛び込んできた。

「……多分そうじゃない? 俺の名前だし。
 俺の名前使うような人の心当たりとかもないし……
 …………」

そうして、途中からまた答えが途切れる。

>>ローダンセ#367772
こおり
「世界旅行してる気分になるよねえ。
 アバターも本当に色んなものがあるみたいだし……
 人間じゃなくてもいいっぽい?の、ほんとに自由度が高い。
 普通のゲームと同じ尺度で測れるものでもない気がするけど。
 どっちかというとプレイヤーみんなの理想が多種多様みたいな!」

よく見ている光景が記憶に蘇って、なんとなく気分が浮つく。
戦闘中の高揚の、ほんの少しの残滓。

>>ローダンセ#367767
こおり
「うん、……?
 …………最新、っていうかまあ、だいぶ前からある気がするけど……
 ローダンセってあんまりゲームとか詳しくない方?
 や、俺も別に有識者じゃないけど」

男だってあまり詳しいわけではないけれど、それが夢想から身近な現実に移り変わって年月がたっていて。
そこがなんとなく引っかかって首を傾ぐ。
まるで時間がずれているような。

「へえ、そういうもの?
 でもせっかく移動できるなら失敗をやり直してみたいのはあるかも……
 それで未来が変わったら、なんだか面白そうだし。
 バタフライ効果だっけ? そういうのってあるけどさ、どんな風に変わるか気になるなあ」

>>ローダンセ#319539
こおり
「そうだぞー!
 まさかお仲間がいたなんて思わなかったなあ。
 俺だけなのかなって思ってて…… ……」

楽しそうに笑んだまま頷いて。話して、いたのだけれど。
困惑に気がつけば、首を傾いで、何かに納得したような素振り。

「どうだろ。なんでかログアウトできないし、
 今の俺がどういう状態かもわかんないけど……
 多分、そうなんじゃないかな? あんまり自分じゃ実感ないけど」
「……じゃあ、ローダンセもそうなんだ。
 ローダンセも、…… …………」
「ローダンセには、生きてやりたいこととか、あるのかな。
 だったらここに来て、運が良かったね!」
>>ローダンセ#319524
こおり
「あはは、ロマンあるなー!
 俺達の行動で未来を変えろ、みたいな!
 もし本当にタイムトラベルしてるなら、
 知ってる人の未来も見てみたい気がするけどね」
「ねー。折角長い間一緒に遊べたのに、
 みんな忘れちゃったりするなんて勿体ないし……
 ここでしかできないことも見れないものもたくさんあるし!」

軽く地面を蹴る。戦闘中のように、飛び上がるまではしないけれど。
その入口だけをなぞるように。

>>ローダンセ#319516
こおり
「VRにしたってログイン方法がお手軽だもんねえ。
 何も聞いてなかったら現実だって勘違いしそうなくらいだし……」

漫画とかアニメの世界みたい、なんて笑う。

「うん、ふふ」「皆優しいからね」

つい流れ出た、ような呟き声が零れて。
それを打ち消すように違う話題に逸れていく。

>>ローダンセ#293573
こおり
「へえ!」
「そっかあ、それがほしいものかあ……
 そうなんだな、じゃあ」

驚きが入り交じった声。それから。
聞いた言葉にも発する言葉にも相応しくない、
多分少しだけ、少年らしさに寄った笑み。

「ローダンセも俺と同じで、
 現実ではもう死んでたりするのかな!

まあお前は死んだーって言われた記憶なんて俺にもないけど、なんて。
ごく普通に、意外な共通点を見つけただけみたいな、日常的な喜びを見せる。
>>ローダンセ#293573
こおり
「……、」

ぱちり。
変わった雰囲気に、その言葉に。
ゆっくりと、貴方のことを見て。戦闘中の姿を思い返して。
じ、と貴方をまた見つめて、それから。

>>ローダンセ#293565
こおり
「それはそう!
 不思議なものじゃなかったら、いつの間にか俺達未来に来ちゃった!?
 ってレベルの出来事な気がするよねえ」

何も起きなかったみたいに笑う。
何も変なことなんてないような。
実際、男にとっては気にするようなことでもなかったのだし。

「そうだなあ、流石になんにも覚えてないと寂しいし。
 こういう楽しい経験は、折角だから持って帰りたいかな、俺は」

正しいかはわからないけれど、その言葉に頷いてみせる。
嘘になるわけでもない。ただ、自分にだってそれ以上はわからないだけ。



 
 
 
 
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