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>>黒#568489
ちよ婆 きっとやいつか 未来に選択を託す様な曖昧な言葉で包んで 約束や契りにならぬ距離にある狡猾さ。 「うむ」 自覚はしておるよ。 止めようとは思わぬが。 「さて、あまり引き留めるものでも無いか 出る準備もせねばならぬからなぁ」 撫でていた手を離す。 もう後は、部屋でろぐあうとを待つだけじゃが。
>>聖女#567740
ちよ婆 「アオイは…」 ちと、自分をいじめるのが好きなのじゃろうか。 こう……趣味というか… 「おやおや…」 「まぁ、もうちとばかり時間はある ゆうるり話ながら作るとするかのう」 幸いにげぇむであるお陰で巾着袋インベントリを開けば裁縫道具も布もある。端末を操作して、必要な物を取り出してゆく。
>>聖女#567472
ちよ婆 「…労わっておやり……」 儂も似た事をしてはおったが、虫の息とは…どれだけ無茶な条件でやったのじゃろうか。 若者の挑戦欲は底が無いのう。 「上等なものは難しいが、簡単な物であればのう そうじゃなぁ……わんぴぃすくらいなら間に合うじゃろうか…」
>>黒#567139
ちよ婆 「くふっ」 「暖簾に腕押しじゃよ 儂はただの人の子じゃて 魂や人生をただの子がどうにもできる訳も無いじゃろう」 攫う人がおらずとも、此方の世界にも八百万の神や創造神といった考えもある。 何処かの話にあるように転生するのか はたまた地獄や天国にでも辿り着くのか 分からぬものじゃからな 「じゃからな」 「いつか、と言うのじゃよ」 これは冗句でも何でも無く 分からぬ者じゃからな。
>>聖女#566908
ちよ婆 「着物であれば現実でも持っておるしなぁ…」 相棒と言う子供の感性は、羨ましい程綺麗なものだと思うが 儂自身にそれ程思い入れがあるかとすると、服としての単調なもので。 「持って帰る品も粗方決めてしまっておるからなぁ… しろは何を持って帰るか決めておるのか?」
>>聖女#566638
ちよ婆 「顔はやめい」 目に入れば大事じゃから。 とはいえ、そこまで危ない事をせぬじゃろうと思っておるのもあって 小言を告げる程度。 「持って帰らぬなぁ これはあばたぁじゃから」
>>聖女#566621
ちよ婆 「おやおや…」 「目を狙ってはならぬぞ」 危険な玩具が流行った時代もあったのう…少し思い返し。 練り切りは有難く茶請けにするか。家具だけ残った部屋で茶と練り切りの休憩時間。 「儂は着物の方が慣れておる分、好んでおるな」 「洋服は些か難しくてのう…昨日のも友人に選んでもらった服じゃよ」 |
>>聖女#566288
ちよ婆 「十代どころか今は一桁やもな 試験が分からずとも元気であれば良いよ。健康は代えがたいものじゃからな 強盗は止めておけ」 本当に。 「おや」 「ありがとうのう。白無垢らしさは確かにあるじゃろうな 羽織も見方によっては、角隠しとよう似ておるしなぁ」
>>聖女#566078
ちよ婆 「銃刀法違反になる物は流石に持ち帰れぬぞ…?」 ただの非力な婆故。 重火器の知識も経験も薄いものじゃから、土産としてきた時には丁重に返すとしようか。 「おやおや……」 矢継ぎ早に言葉落として、去り行く背中を見送る。 大して残りの時間も無い身じゃから、こんな婆に幸を贈るくらいならば 先の長い其方らに幸が巡って欲しいものじゃ。 婆は十分にもう楽しんだ故な …とはいえ、それらをどうにかする力なぞないよ ただの婆じゃから。
>>聖女#565891
ちよ婆 「しろには良い事が沢山あるよ」 よしよし。和菓子をやろう。 せいらとアオイの分もな。 「そうか?」 「では、好きな時においで」 喩え用事が出来て来なくとも、婆はゆうるり待つとしようか。
>>聖女#565351
ちよ婆 「それは大変じゃったのう」 「人の移り変わりは、早いものじゃからな 祟らずとも罪にはいつか罰が与えられるものじゃよ」 其方が手を汚さずともな。 そういうものじゃと、婆は思っておる故。 「構わぬが…片付けをしてる所にか…? 大した持て成しも出来ぬぞ」
>>聖女#564147
ちよ婆 「おや」 「家が無いのか…?」 壊される、とは。 何やら物騒な事。この様な愛い者にも、そんな事が起こる世界は残酷じゃな。 「そうじゃなぁ…片付けが終わるまで…じゃろうか 街の方で部屋を借りておってな。そこを片付け次第帰ろうと思うよ」
>>黒#565064
ちよ婆 「おや」 「そうじゃなぁ…」 約束の言葉に目を細め。 「いつか」「その時となったらな」 縁がその様になれば、約束なぞせぬとも そうなるのじゃろう。 「あまり驚かされるのは、婆の心臓には良くなさそうじゃが まぁ、止まりはせぬじゃろう」 などと、悪戯に対して悪い冗談ブラックジョークを。
>>黒#565064
頷く其方に見せるは、穏やかな笑みばかり。 この女が思うのは、相も変わらず早く忘れてくれて良いばかりだから。 場所を探す中で連れて行く巫女らと楽しめば良い より良い相手を見つければよい ……そう願うばかりで、己は眠ってしまっても 約束を反故にして罵倒されたとて…あまり気に病む事も無いのだから。 寂しがり屋な子の励まし程度になれば 世間としては良い事だろう。 穏やかな奥にあるのは、既に終わりを見据えた静かな心だけ ▽
ちよ婆
「ふむ……大して片付ける物も無い、か」 げぇむじゃしな。 一人呟いて、大して物のない部屋を見る。 「……」 散歩として星を巡っても良いが、今は何処も若者らの思い出作りが詰まっておるのじゃろうな。 邪魔するのも望まぬ故、気付けば部屋を選んでしまうのは 現実と変わらぬな…少しの苦笑。 |
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