軽減の福音背徳のパン屋の石油王


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STR5MAG0AP0タイプ★慈愛

AGI0VIT135CP11星座おとめ座

DEX155MNT20運勢↑↑↑隊列後列

装備ネームノーツ「石油王」

獲得スピカ・エトワール

  ほうき星の絵筆

  星光花(黄)

  二人で持つ荷物

  夫婦星の証明書

  白き魔物に教わった秘術

  きらきらのリンゴ

  通常ノーツ「加護の」

  ネームノーツ「祝福」



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二つの星の軌道は未来へ。慈愛平穏仕掛6軽減Wパン屋ヒーラーでした。



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>>ルシシュ#567125
AI_mirror
行きましょ、と
ルシシュの背を翼で押しつつ。
ひとつ語りかける。

「ルシシュ。
 この世界は楽しかった?
 私は楽しかったわ!」
>>ルシシュ#567125
AI_mirror
「そうね、あの二人なら大丈夫でしょう!
 お疲れ様ね、この世界でもアナタは立派な天使だったわ!
 見事に目的を果たしたわね。
 私のサポートがその助けになったなら、これ以上の喜びはないわ!」

「ええ、帰りましょう。
 私達にも送るべき日常がある。
 そう遠くないうちにきっと、お祭りもあるでしょうしね?」

鏡の後ろにも光の扉が現れる。
くぐればこの世界から離脱し、
悪魔の待つ元の世界へと戻れるだろう。
>>ルシシュ#564795
スピカ
「アイちゃん。
 ルシシュ…ラララルラ。」

トゥルスとスピカ
「「また会おう。
 君達に夫婦星の祝福を!」」

二人はめいっぱいの笑顔で、大きく何度も手を振って。
ドアから溢れる光に包まれていくだろう。
>>ルシシュ#564795
 
風が草原を吹き抜ける。
肌を撫でる空気は少し冷たくて。この星にも四季があるならば、そのうちあっという間に秋が過ぎて冬になるのだろう。
生きている限り、時は流れる。
時折足を止めて振り返って、思い出を愛おしんで、名残惜しくともまた歩き出すのだ。

男と少女は手を繋ぐ。
少女の薬指に光るシルバーリングに空いた手を重ねる。
ホログラムのドアが背後に現れた。自主的なログアウト処理だ。
>>ルシシュ#564795
トゥルス
「お互いに日々を送ろう。
 平凡でも困難でも、精一杯。星々を渡り歩くように。
 そして再び繋がることができたときには、たくさん話そう。
 楽しみにしているよ、きっとその日は来るさ」

スピカ
「そうだね、そうだよ!
 さよならじゃなくて『またね』だもんね!
 君がほうき星の絵筆を持って君が見た色を見せてくれたように、あたしたちもたくさんの色を知って君に伝えよう!
 楽しみにしててね、一夏じゃ足りないくらい用意してるから!」
>>ルシシュ#564795
スピカ
「うん、うん、いっぱい、いろんなことしたもんね…!
 ほんとなら、叶わなかったことばっかり…!
 あたしだって楽しかったし、忘れないよ…!!」

震えた声で応え、
ぐしぐしと顔を拭って、
なんとか笑おうとする。

「三度この世界を訪れた君が、数多の星から彼とあたしを見つけてくれたから。出会いと別れは繋がって、二人は揃うことができたんだ。
 ありがとう、星を見守る天使。星は流れて地へ降りて、この世界を駆け回ったように、あたしたちの世界を生きていくよ!」
>>トゥルス#564882
 
通信を終えて。

「この世界に来た人は、帰ってもゲーム遊びたくなるのかなぁ?
 ダッフィーもゲーム機買ってみようって言ってたし」

「ダッフィー?
 この世界でお世話になった人だって言ってたっけ」

「うん!ほんとはイットウギ…おっと、ネットリテラシーは守らなきゃ!
 知らないこといっぱい教えてもらったんだ。きっと今も、子供たちを導いてるさ。……」
>>クイニー#564787
トゥルス
ありがと〜と笑う少女。
照れつつ褒められたことは満更でもない。
その横で男のほうが自慢気に鼻を鳴らした。

「あはは。程々にしないといけないらしいね?
 でも子どもも大人も楽しむものらしいから、理解してもらえるよきっと!」

自分達の世界にゲーム機はない。その知識は、前に教えて貰ったものだ。
帰る場所は違うのだと分かっていても、自分達も返す言葉は同じだ。
またこんな偶然が、人を出会わせることがあるかもしれないから。

「うん、またね!」
「未来が明るいものであるように祈っているよ、クイニー」
>>ルシシュ#564722
トゥルス
その様子を見た男は、
静かに背を向け顔を隠した。
僕だって別れが惜しいさ。
>>ルシシュ#564722
スピカ
「ルシシュ、アイちゃん!
 あたしも、えっと、えっとね……!
 いっぱいお話ししてくれて、一緒に歩いてくれて、戦ってくれて、連れ帰ろうとしてくれて。
 救い出してくれて、踊ってくれて、願い合ってくれて、思い出させてくれて。
 祝福してくれて、祝福させてくれて、ありがとね、ありがとね……っ!!
 帰っても…元気で…ルシシュぅぅぅ~……!!」

顔を上げて笑っていたけど。
たくさんありすぎて、
だんだん俯いて、
堪えきれずに抱きついた。

トゥルス
「それじゃ、そろそろ行くとしよう。
 良いお土産をありがとう。
 ……誰もが痛みにも病にも苛まれない未来を祈っているよ」

じゃあねー!とスピカがパタパタ手を振った。
>>ルシシュ#564722
トゥルス
「……それじゃ、そろそろ帰ろうか。
 生活は続く。帰ってからもやることはたくさんだ。
 だって、僕達は生きているんだから。

 ルシシュ、アイ。何度でも言わせてほしい。
 僕達に祝福をもたらしてくれてありがとう。
 君も達者で、幸せにね」
>>ルシシュ#564722
スピカ
ほうき星の絵筆をぎゅっと握る。
ダイヤモンドを手に入れたときのような、
星の重みを感じた気がした。
それはきっと、等しく鏡と大地にも与えられ、同調し、
繋がりをもたらしてくれるだろう…と信じたい。

「希望があるっていいね!
 またいつか、あたしたちは通じ合えるかもしれない。
 その未来を心待ちにして、今を生きよう!」
>>ルシシュ#564704
AI_mirror
鏡面に宝石の粒子が触れ、溶けるように消えていく。
筆の穂先もまた、欠片を含んでいっそうに輝いた。

「いい感じね♪
 あとは残りをこの地に撒いちゃって!
 ダイヤモンドが私達を繋いでくれることを願いましょう」
トゥルス
「薬の出番が無いのが一番、間違いないね。
 医者が暇になるぐらいが良い。
 ……おや、ありがとう。林檎か、とびきり良いものに見える。
 これは持ち帰って分析を「ありがとカプリーっ!二人で食べるね!
 うさぎの形にしようか?パイにしようか?」

スピカがキャッキャと遮った。
>>ルシシュ#564661
トゥルス
「ダイヤモンドすら砕けるのか…」

その様子を興味深く見ていた男。
少女はさっすがー!と飛び跳ねていた。

AI_mirror

「ふふ、ルシシュにかかればダイヤモンドも砂糖菓子ね!
 どちらでも構わないけど、そうね、
 なら先にやってもらおうかしら?」

ばさっと翼を広げて
受け入れる態勢だ。
>>クイニー#564602
スピカ
「えへへ、賑やかなあたしもお世話になりました!
 君も気をつけて帰るんだよーっ。
 ゲームもいっぱい遊んじゃえ!」

ひょこっと横から出てきた少女がぱたぱたと手を振った。
>>クイニー#564602
トゥルス
ありがとう、と微笑む。
経緯を話せば長いけど、それを知らない者からも良いと感じられているならば、自分にとっても良かったと思える。

「ちゃんとしてる。そうかもね。
 この世界での戦いは、誰かを傷つけたり主張を通したりするための暴力じゃなく。
 先へ進むために必要なことであり、誰かとの協力が必要なものだった。
 現実でもそういった戦いができればいいけど、うん、ゲームなら手軽にそれが得られて良さそうだ」
>>ルシシュ#564554
AI_mirror
「それはね…これよ!
 アナタも持ってるでしょ?」

鏡がインベントリから取り出したのはダイヤモンド。
スピカはそれを見て、自分のも取り出した。

「ダイヤモンド。この地の成分や歴史が圧縮された、星の一部のような物質。
 これを、私とアナタの絵筆にインストールしておきましょう!
 そうすればこの地を介して、何かしらの通信ができるかもしれないわ!この世界が再び開くときなら特に、可能性はあると思うわよ?」

スピカ
「そうなの?やりたいやりたいっ!
 でもインストールって、どうやるの?」

AI_mirror
「簡単よ。
 ダイヤはひとつでいいわ?
 粉々に割って、私と筆とこの地に振りかけるの!」
>>ルシシュ#564538
トゥルス
「………………」

仮面って便利だな。
ついでにフードも深く被った。



 
 
 
 
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