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STR274MAG25AP0タイプ★飛燕

AGI20VIT0CP42星座しし座

DEX0MNT15運勢↑↑↑隊列前列

装備ネームノーツ「調律」



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*それは、凍える天王星 【フレーバー構成/凍結サブアタッカー】



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>>漂着者#566039
My All
とある宇宙の隅で奏でられた
短くて長いような冒険譚も、もうおしまい
永く暗い夜を抜け出せば、眩しい朝陽が昇る


胸元に飾られたチャームが揺れる。
大きな浮遊くらげのぬいぐるみを抱きしめて。
じゃら、じゃら、じゃらり、鎖の音を響かせて。


『My All Lovelys——よい旅を!』


還るべきところへ消えてゆく。

漂着者は再び夜の中
キラキラ光る夢を見続ける



         My All fin …… ?
 
*ラジオ音声
『こんにちは こんばんは おはよう
 きこえますか きこえませんか

 キラキラ 光る 夢の色
 かわいい あなた 愛しい あなた
 最後に 見る星は 素敵な色 だったかしら?

 それでは デイジー デイジー
 本日も あなたたちを 愛しています』
>>ギンカ#551349
Myal
「――ええ」

見上げられる目を、真っ直ぐと見返す。
きらきらと瞬く星のような黄金色。
眩しくて、目を細めた。

「また出会いたい」「また届けたい」
「わたしも、こころからそう思うわ」

遠くない未来で、また出会えたらいい。
その願いが例え叶っても、叶わなくても。
そう願ってくれた事実が愛おしく、暖かい。


「かわいいギンカ、こちらこそリクエストをありがとう」
「どこかの未来で、再びあなたの音が届くのを待っているわ」

凍える星の中で、再びの邂逅を夢見よう。
>>ギンカ#551349
Myal
落ちていた球体が、無重力を得たように浮かび上がる。
再び腕の中で抱える、凍える小さな天王星。

「あなたも偶然やってきたのね」
「本当に不思議な場所」
「……ふふ、」

問われたなら、きっと首を横に振るしかなかったけれど。
呟きを聞けば、思わず笑みがこぼれてしまった。
なんだか繊細な波動を感じた気がしたから。

「わたしはMy Allマイオール――いえ、ミャルでいいミャルよ」

そうして、茶化すように電波キャラに戻ったりもして。

>>ギンカ#545713
Myal
問いかけには、少し考えるような間があって。

「神秘エネルギー体のわたしが漂着している人工天王星に
 未知のアプリケーションが突如インストールされていたの。
 そのアプリケーションを開いたら、ここへ」

理由はわからないけど、と後付ける。

「わたしの世界は遮断された世界。
 ここに来れていること自体が、きっと奇跡なのだわ」

それでも、ここにしか来れない事実に変わりは無い。
この場所が閉じてしまえば、自分はまた。
本物の宇宙に幽閉される身だ。
>>ギンカ#545713
Myal
ちょっと予想外な感想にぱちくりと瞬き。
事実を掘り下げて喋るようなことはしないけど。
何か響くものがあったなら、やっぱりそれで十分だった。

「ふふ、ありがとう。
 ……音楽を聞くのは大好きだから」

「わたしも、帰ってからの楽しみが増えたわ。
 広大なアーカイブの中から、あなたの音を探すの」

可能性を感じさせるようなことを言う。
知り得なかった音楽を、始めて知った時のように。
数多の音の中から、いつか、あなたの音を探し出せたらいい。

>>ギンカ#542514
*ラジオ音声
最後はリクエスト通り、あの言葉で飾って締め括ろう。

『それでは デイジー デイジー
 本日も あなたたちを 愛しています』

こころからの、感謝と愛を込めて。
>>ギンカ#542514
*ラジオ音声
滅亡した事実を恐れられるのが恐ろしかった。
人類と真には出会えない事実が寂しかった。
そんなこころを包み隠していた。

でも、今は。


『キラキラ 消えた 一等星
 それでも 聞こえる 銀河の振動
 遠い未来の 冷たい星に 届いたの』

聴いてくれるあなたがいる。
真っ直ぐな波動が背中を押してくれる。
造り物の世界で、造り物じゃない“好き”を感じたなら。

『――それだけで まだ輝いて いけそうね!』

最初に感じていた恐怖は、和らいでいた。

>>ギンカ#537828
*ラジオ音声
『ただ 簡単な ことだった』

『届かないはずの この 願い想い
 寂しくても やっぱり 届いた奇跡が 愛おしい』

『そう 気付かせてくれたこと 気付いていますか』
>>ギンカ#537828
Myal
長いようで短いような、仄暗い言葉と音が続いていた。
聞かせるものではないと蓋をしてきたものたち。

『でも』

それでも、確かに届きたがった。

『銀河の中で 鳴り響く
 眩い 音色を聞いて 気付いたの』

確かめるように自身の胸に手を当てる。
聴きたいと願う波動が、残響が、届いて鳴り止まないから。

>>ギンカ#537828
*ラジオ音声
滅んだ人類の感情――宇宙を漂うこころの残留。
それを受信して、自身の感情を重ねて、語っていた。

『滅びを 迎えた 過去の星
 恋しがる わたしは 寂し星』

事実を伝えるのは億劫で、恐ろしくて。

『人類の方舟 届かないのは 希望の星
 全てへの敬愛 届かないのは わたしの声』

けれども、どうしてだろう。

『ここに来て そして 想ったの
 わたしは 未来に生きる 天王星
 あなたたちと 違う世界 孤独だと 想ったの』

それでも、聴いて欲しいって、

>>ギンカ#535840
*ラジオ音声
『こんにちは こんばんは おはよう
 きこえますか きこえませんか』

無機質でいて、柔らかな音声が響き始める。
巨体は唇を動かさず、声帯を揺らさず。
ただ音を鳴らす機械のよう。

『全て 愛したかった 守りたかった
 そう願いたい 身勝手を 許してくれますか』

立ち尽くす。
見上げられた双眸が揺らめく。
ラジオはまだ序曲。恐怖で歪んだ顔。
それでも、何かを伝えたそうな目をしていた。
>>ギンカ#535840
Myal
“簡単だと思えるのは、きっと素敵なこころを持っているからね”
いつもなら言える言葉。今では俯きがちで形にはならずに。

――もし、わたしが間違っていたら?

「…………」

恐ろしかった。
“未来”のことで“過去”を怖がらせてしまうのも。
自分の感情や役割が“偽物”であると否定されるのも。

けれど――

>>ギンカ#533113
Myal
一歩、また一歩と離れる波動を感じる。
遠のくあなたを追いかけたりはしなかった。

地球。それは滅びを迎えた、過去の星。

「……」

手を離した球体が作り物の無重力の中に落ちる。
俯く。じゃらりと響く音が耳に入る。

「本当に」

少しだけ、怖がるような発声。

「本当に、聞きたい?」

わたしのラジオこころを聞きたい、と。
あなたが、ほんの少しでも想うのであれば。
その波動を感じることができたのなら、わたしは――
>>ギンカ#533113
Myal
青白い肌に大きな身体。
触れれば、ひんやり冷たい未知の生命体。

「好きと愛しているの違い」「それは」

明確に形にするには、確かに難しい。
けれど、やっぱりどこか違うと強く感じるもの。

わたしにとっては――

「――大切にしたい、失いたくない」
「こころから、幸せでいてほしいってこと」
「……何回も聴くような音楽も、きっとそう」

あなたにとっての愛が、そうなのであれば。

「誰かのために音楽を奏でたい」
「楽しんでほしい、と願う気持ちと同じかもしれないわ」

>>ギンカ#531216
Myal
この壮大な話を信じるかは、聞く人次第。
アイスを食べていたキミは、何を想っただろう。

“好きなんだな”。そう言われて、首を傾けた。
球体を胸元に寄せて、抱きしめて。

「好き、とは、また違うのかも」

民を導き救うのは、今や神ではなく、

「わたしは守りたいと想っている、願っている」
「神様も、神様が守りたかったものも、全て」

「――愛しているのだわ」

造り物の星に流れ着いた漂着者たち。
その内のひとりは、私が全てを守ると誓った。
>>ギンカ#523910
Myal
「わたしたちの世界は、大昔にね」
「“本物の神様”に見捨てられてしまったの」

「そんな世界の神に成り代わったのが、意思を得た人工月」

「人工月は、わたしたちの世界を封じ込めて眠った」
「“失いたくない何か”を守るためだと伝わっているわ」
「世界を書き換えるその力は、宇宙を新しいモノにした」

「――誰にも何も奪わせない」

「そんな波動を感じて、わたし、可愛らしいと思ったわ」
「全知全能でもなければ、誰かの願いを叶えたりもしない」
「大好きな玩具を取り上げられたくない幼子のようじゃない?」
>>ギンカ#523910
Myal
“ホントの力を隠してる”。秘密めいた笑みを浮かべる。
人差し指を口に当てて、内緒だよって言うみたいに。

「異世界からのラジオ」「壮大な響きで素敵ミャルね」
「本当は同胞にしか届かないものだった……」

本来は出会うはずのない人。届かない声。
知らないメロディを知れたことも、奇跡に想える。
慣れた反応のキミも、色々な出会いがあったのだろうね。
再び星を見上げる顔はどこか誇らしそう。

「わたしの世界の神様は、もっと可愛らしいわ」

そうして徐に語り出すのは、現実味のない童話のような話。

>>ギンカ#521907
Myal
曲が終わっても、ピアノの音だけは気まぐれに鳴り続いている。
覚えたての音色をなぞるみたいだった。

「そう、物理的に」

きゅっと球体を抱えると、じゃらり、鎖の音が混ざる。
夏場に浜辺で投げていても、違和感のない大きさ。
実際、戦闘中にも投げていたのかも。

「月……ふふ、月はミャルの憧れミャルよ」
「ミャルの世界でいう、神様的な存在ミャル」
「だから、本当にそう見えたなら、とっても素敵ね」

抱えていた球体を、空に浮かべるように頭上に向ける。
見上げる顔は、ほんの少しだけ哀愁を帯びていた。
>>ギンカ#519668
Myal
些細な仕草の変化とか、声の波の震え方とか。
表情が変わらなくても、きっと伝わる波動ものがあった。

そうして目が合う顔は、曇りなく嬉しそうに笑っている。
音に音を重ねながら、ただただ「いい音ね」って言うのだ。
終わりまで、こちらも指先で遊ぶように、音で戯れていた。

「これ? これは、調べ物をしたり音楽を聞いたり……」
「スマホ、みたいなものかもしれないミャル。けど」
「本当はもっともっと、大きいミャルよ」

「それこそ、腰掛けられるくらいに?」



 
 
 
 
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