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>>ギンカ#523910
Myal 「わたしたちの世界は、大昔にね」 「“本物の神様”に見捨てられてしまったの」 「そんな世界の神に成り代わったのが、意思を得た人工月」 「人工月は、わたしたちの世界を封じ込めて眠った」 「“失いたくない何か”を守るためだと伝わっているわ」 「世界を書き換えるその力は、宇宙を新しいモノにした」 「――誰にも何も奪わせない」 「そんな波動を感じて、わたし、可愛らしいと思ったわ」 「全知全能でもなければ、誰かの願いを叶えたりもしない」 「大好きな玩具を取り上げられたくない幼子のようじゃない?」
>>ギンカ#523910
Myal “ホントの力を隠してる”。秘密めいた笑みを浮かべる。 人差し指を口に当てて、内緒だよって言うみたいに。 「異世界からのラジオ」「壮大な響きで素敵ミャルね」 「本当は同胞にしか届かないものだった……」 本来は出会うはずのない人。届かない声。 知らないメロディを知れたことも、奇跡に想える。 慣れた反応のキミも、色々な出会いがあったのだろうね。 再び星を見上げる顔はどこか誇らしそう。 「わたしの世界の神様は、もっと可愛らしいわ」 そうして徐に語り出すのは、現実味のない童話のような話。 ▽
>>ギンカ#521907
Myal 曲が終わっても、ピアノの音だけは気まぐれに鳴り続いている。 覚えたての音色をなぞるみたいだった。 「そう、物理的に」 きゅっと球体を抱えると、じゃらり、鎖の音が混ざる。 夏場に浜辺で投げていても、違和感のない大きさ。 実際、戦闘中にも投げていたのかも。 「月……ふふ、月はミャルの憧れミャルよ」 「ミャルの世界でいう、神様的な存在ミャル」 「だから、本当にそう見えたなら、とっても素敵ね」 抱えていた球体を、空に浮かべるように頭上に向ける。 見上げる顔は、ほんの少しだけ哀愁を帯びていた。
>>ギンカ#519668
Myal 些細な仕草の変化とか、声の波の震え方とか。 表情が変わらなくても、きっと伝わる波動ものがあった。 そうして目が合う顔は、曇りなく嬉しそうに笑っている。 音に音を重ねながら、ただただ「いい音ね」って言うのだ。 終わりまで、こちらも指先で遊ぶように、音で戯れていた。 「これ? これは、調べ物をしたり音楽を聞いたり……」 「スマホ、みたいなものかもしれないミャル。けど」 「本当はもっともっと、大きいミャルよ」 「それこそ、腰掛けられるくらいに?」
>>ギンカ#517857
Myal 【 ▶再生中:Enigma - Sitting On The Moon 】 流れ始める、ゆったりとした電子音。 揺蕩うような音の中、確かに届く声。 時折、オルゴールのようなピアノの音を自ら足してゆく。 ……そういえば、 「ミャルは」 「キミが戦っている時に奏でる音が大好きミャル」 「少しその音のことを思い出したミャルよ」 音楽を聴いていたら思い出した、キミの音。 戦闘をメロディで着飾るようで、大好きだった。
>>ギンカ#517857
Myal 「ふふ」「ハガキは故郷の方で募集しようかしら」 自分以外にも名残惜しさを感じて貰えているのなら。 それは嬉しいことだな、なんて。冗談っぽく微笑む。 少し考え込むようなキミの言葉を、静かに待って。 「月に腰掛けながら……とっても素敵な名前」 「月、という単語が入っているのが特に」 「どんなメロディなのかしら」 徐に、足元にある薄水色を抱え、操作する。 球体は世界のアーカイブ。 ▽
>>ギンカ#517371
Myal 嬉しそうに笑っていた、かと思えば曖昧に目を逸らす。 存外、大きな背丈の生命体。目線はちょっぴり下を向いて。 お耳がキュートだなあ、なんて関係のないことを思ったりして。 「本当は、ずっと続けているミャルよ」 「ここの電波を借りて届けるのを、やめただけで」 「……」 「キミは、あのラジオを聞いて」 「なにを想ったミャル?」
>>ギンカ#517073
Myal 「キミは……」 なんだか懐かしいようなラジオの話題。 ちょっと照れたようにはにかんだ。 「キミも聞いてくれていたミャル?」「嬉しいミャル!」 「でも、ラジオはもう……ここではやれないミャルよ」 「少し名残惜しいミャルけどね」 |
Myal
ただただ笑って、振り返らずに走って。 道と道を繋げる旅の先。まだまだ穴はあるけれど。 ようやく、おおかみ座の尾を掴んだ。 「どの星々も、美しかったわ」 さあ、もうひと踏ん張り。 自身の力は、それこそ無に等しいけれど。 歩みを止めることはないのでした。
Myal
地面の枯葉に手を付ければ、クラウチングスタートの構え。 呟くような「よーいドン」の合図で、また冒険を始めよう。 「うふふ!」 生い茂る森の、視界の悪さなど気にも留めず。 巨体は楽しそうな笑い声と共に駆けていくのだ。
Myal
夜の霧の中、ぐ、と伸びをする長い影。 くるり廻れば、じゃらり鎖の音。 「――随分と出遅れてしまったミャル!」 この基盤に降り立つのはいつ振りか。 もう随分と先の道が出来てしまっているようだ。 今からでも追い付けるかな。
>>漂着者#231691
「――駄目だわ」 ラジオの主は足元の球体を蹴り上げる。 その後には、電源を落としたような音。 鎖がじゃらりと宙を舞っていて。 「こんなもの、届けるべきではない」 「ここの電波を借りるのは終わりにしましょう」 それが再び無重力の地面に戻る頃には。 暗がりで柔く光るその姿は、消えていた――
>>漂着者#231678
*ラジオ音声 粗いノイズが混ざる。 『あの暗い宙が 落ちきる時 誰も助からない 誰も救えない ██が 亡くなった 日から 決まっていた 人█衛█でさえも 猛威を振るう 飛来物となり ザー …… ―― ―― プツン、』
*ラジオ音声
『こんにちは こんばんは おはよう きこえますか きこえませんか ██が █んだ 暗い宇█ わた█は ここに いるのに どうして █かない █う█て ど█して ████ ザー …… サー …… …… 』
>>フィグロ#226585
Myal くるり、一回転してコクコクと頷く。 調べ物が済めば、その球体をきゅっと抱えて。 「とっても、とーっても、楽しみミャル」 「準備ができたら、また呼んでほしいミャルよ」 「どこからでも、すぐにキミの元へ駆けつけるミャル!」 ふよ……と浮遊を始めた。 どうやら、そろそろ移動するらしい。 「楽しみに待ってるミャル~!」 そうして嬉しそうに、手を振り離れていくのだろう。 |
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