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クラーラ
「…そろそろお時間でしょうか。 みなさま、たいへんお世話になりました。 特に戦闘でご一緒してくださった方々には ずっとお助けいただき感謝しております」 「異なる世界が繋がることがあるのですもの、 きっとまた会うこともございましょう。 その時にはどうぞよろしくお願いいたします」 「この場も名残り惜しいですけれど、 そろそろわたくしも失礼いたします。 …本当に、ありがとうございました」
>>フー#572489
クラーラ 「…これでいつでも発てるよう準備は済みましたし、 もうしばらくは此処にいましょう」 そうして続くあなたの言葉には、 端末を通じて届くステラコードの喧騒を 同じく名残惜しそうに眺めて首肯した。 「…はい。これからもずっと、あなたのおそばに」
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クラーラ 「そうですね…。人間の世に出るのですから、 この姿のままでない方がよろしいでしょうし」 猫の耳を人のものに変え、尻尾の無くなった姿を シャルの姿のイメージを借りて造りだす。 耳や尻尾を任意に出し入れできるような機構で 残せるかは分からないものの、 ひとまずそのように試みておくとして。 →
>>フー#568400
クラーラ 「…この先はどうにも不案内ですので、しばらくは きっとご迷惑をおかけしますけれど…」 鯖と言われておさかなを想像するレベルで…。 「この世界にいる間に、わたくしの方でできる 準備がありましたらお申し付けください」 できるだけあなたに負担をかけたくなくて。 アバター見た目も能力も持ち物も、今だからこそ 変えられる、得られるものもあるだろうから。 「他には…行く前にステラコードのみなさまに 一言ご挨拶するくらいでしょうか。 そうしましたら、後はいつでも…」 新天地への不安を打ち消すように晴れやかに微笑む。 どんな場所でも、あなたがいるのならきっと大丈夫。 「どうかお連れ下さい。あなたの世界へ」
>>フー#568400
クラーラ 伸べた自分の手を握るあなたの手に もう一方の手を添えて包み込んだ。 伝わる暖かさと頼もしさに胸が熱くなる。 もう孤独ではないという、願いが叶えられた証。 「はい。ずっとあなたと、共に参ります」 見上げる目は潤み、頬にはほんのりと赤みが差す。 それでも声ははっきりと、自らの意思でそう応えた。 →
>>フー#568400
クラーラ 「…まあ、黙っていた方がよろしかったですか?」 照れて余所を向くあなたにそう声をかける。 とぼけた言葉を発するその表情は笑い含み、 見つめる瞳には映る姿への愛おしさを表して。 恨めしげな呟きは礼儀正しく聞き流し、 その戸惑うさまを少しばかり意地悪く楽しみつつ、 続く言葉を待っていた。 →
クラーラ
「…改めまして。 みなさま、たいへんお世話になりました。 こちらの良きご縁に支えられながら、 星空の世界を楽しく過ごせましたこと… 深く感謝しております」 2人n脚レースは盛り上がって良かったなとか。 タイプ色当てクイズに乗ってもらえたり ノーツを融通してもらえたりありがたかったなとか。 あとは突然のエビフライとか博学さんとか。 そんな色々を思い出しつつ。 「これから元の場所に戻られる方も、 新たな世界に踏み出される方も… どちらに向かわれるにしましても、 どうかその先に幸いのありますように」 「それではみなさま…またいつか」 |
>>フー#564802
クラーラ 「……そして」 「千秋さんにも…ずっとわたくしの そばにいていただきたいと思っております」 ほんの少しの躊躇いの後、 これまで望むことのできなかった望みと、 言うことの叶わなかった心をあなたに告げる。 「たくさんの人々の集うこの星空の世界で出会い、 今日までわたくしと共に物語を紡いでくださった あなたを…」 そして新たな約束のもと、この先もずっと一緒に 生涯を分かち合っていくだろうあなたを。 そう言って月色の瞳を真っ直ぐに見つめると、 あなたに向けて手を差し伸べた。 「わたくしも…お慕い申し上げております」
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クラーラ 「それでは…千秋さん」 改めて正面からあなたに向き合い、 ひとつ大きく呼吸してから声を発する。 「わたくしは…"クラーラ"は、 あなたに望んでいただけるのなら、 この命の限りずっとおそばにおりますことを お約束いたします」 かつて人の言葉で伝えられなかった約束を、 『死』の概念を得た個の生命として、 彼女シャルの意思を受け継いでくれたあなたへと。 →
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クラーラ 「…? その…素敵なお名前と思いますが…?」 中空に描かれた文字を確認するのもそこそこに、 狼狽えたり怒ったりのあなたを不思議そうに眺めた。 聞く限りでは何もおかしいところがないし、 おはぎだって(きっと)美味しいものだし…。 「荻野千秋さん…この形式のお名前でしたら、 お呼びする際には千秋さん、でしょうか」 この4か月ほどで呼び慣わした名前フーさんに代わり、 教えられた名前を馴染ませるように 自らの口で繰り返し、その響きに耳を澄ませた。 →
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クラーラ 「…此処にいる時点で普通でいられないのは 確かにおっしゃるとおりですけれど…」 さらに一段、難しい顔になった。 別世界Stella Boardの記憶と経験を覚えていられるだけでも 普通の存在と言い難いことには違いなく。 「…………そうですね、分かりました。 たとえ普通ではなくとも 穏やかに生きられる道はありましょう」 その上で、別世界の存在クラーラを己の現実に"持ち帰る" つもりのあなたなのだから、今更と言われれば そうであって。 あなた自身が理解し、覚悟をしているなら尚更に。 笑ってみせるあなたとは対照的に、 どこかやるせない表情のまましぶしぶと首肯した。 →
>>フー#564802
クラーラ 「……ありがとうございます」 それからまずは、約束を受け継いでくれることに 感謝の意を示した。 たった一言ながら、そこに万感の思いを込めて。 「この姿は…ある意味でわたくしの理想を 反映したのだろうと、今なら思います」 人間の彼女シャルの姿と白猫の化身クラーラの姿を合わせたような。 共に在りたいと願ったもの同士の、ひとつの形。 「無自覚なそれを汲んで顕現させられるのですから、 この仮想世界Stella Boardが別の世界にまで影響を及ぼせる… 『ゲーム体験を現実にフィードバックする』 ことが可能なのも頷けます」 仮にも『神』として在った者の視座からでさえ、 ありえないほどの強大な力を感じざるを得ず。 今からその力を利用するつもりでありながらなお、 その表情を曇らせた。 →
>>フー#564802
クラーラ 「…ふふ、先回りしてしまって申し訳ありません」 残念そうな様子のあなたを見て口元を緩ませる。 時間の都合故の不義理を心苦しく思う一方で、 拘るあなたが可愛くも見えた気持ちを隠し切れず。 「そうですね…もしも実際に同数でしたら、 『より少ないAPで』というお約束である以上、 異なる結論を申し上げたでしょう」 あくまで約束の文言に忠実に判断したであろうと、 仮定の話にも杓子定規に答えてみせた。 →
>>フー#558066
クラーラ 「それでも聞き届けていただけるのなら… 改めて"あなた"のお名前を頂戴できますか?」 こぐま座で、そして先の通信で、 あなたが"クラーラ"に伝えてくれた想いは、 狐月亮P Cとしての気持ちロールプレイなのか、 別の場所にいる"生身"PLの抱いたもの本心なのか。 生身の来訪者ならそこにズレがないのが普通でも、 あなたのようにアバターを纏う人々にとっては 両者は区別されるものと理解しているから。 「わたくしの未来を望んでくださった"あなた"と… "クラーラ"は約束を交わしたく思います」 その時にこそ伝えられるだろう。 果たすべき約束に縛られて言えずにいた、 自分自身の心からの言葉を。
>>フー#558066
クラーラ 「わたくしは…姿かたちはともかく、 自身の在り方約束を自ら変えることはできません」 それは天の理、太陽本体と月化身の約束。 天空の白い月と共に在ろうとするならば、 地平の黒い狐は即ち夜空と成る他はなく。 「他の世界の理は詳しく存じませんけれども、 どうあれわたくしは"異物"になりますので、 受け入れられるものかは分かりかねますが…」 月を呑んだ報いは狐自身が被るもの。 その帰結を予見して尚どうするかは狐次第。 「仮想世界ならいざ知らず、例えば端末… スマートフォンのあるような場所文明でしたら、 きっと社会的に難しいこともあるでしょう。 わたくしのみならず、あなたの人生さえも、 『普通の生命のように穏やかに』とは容易に いかないかもしれません」 → |
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