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>>リナ#526937
シオン 「正直わかんないことだらけだし、 ゲーム世界って言われなかったら、 私はここが現実だって信じちゃう」 むしろ今でもゲーム世界というのを疑ってる。 とはいえ自身には血が通っておらず、 心臓の鼓動もないので現実ではないと理解もしていた。 「ほかにも現実世界にあるゲームなら、 人間しかいないはずなのに…… どう聞いても人間じゃない人たちまでいるから、 ゲーム世界と称した箱庭世界なのかなって。 なんて思ったりしたけど確かめようがないねー」 言い出したらきりがないのでここまでにする少女。
>>リナ#526893
シオン 「うん、ここはまるで"現実のような"ゲーム世界だし、 とても精巧に作られてるとも言える」 頷きを返す。 「だから……このゲーム世界の力を借りて、 私は私をリナねえたちの世界に持ち帰ってみようかなって」 指定する人物には本人自身はいけない、 そういう縛りはなかったと記憶している。 「ある意味ではこのゲーム世界が、 ひとつの魔法かもしれないねって」 偽物のはずの星空を見上げる。
>>リナ#526855
シオン 「世界が歪みを修正しようとするんだ。 でも世界の常識って……なんだろう。 その地に住む人々の意識が影響してるの?」 技術などの発展が神秘の衰退を招くのならば、 やはり魔法とは大なり小なり人の意識へと強く作用する、 そういうものだろうかと少女は考えた。 「……そうだよね、無理なお話だよね。 いなかった人間をいたかのように見せるなんて、 バグを隠すような真似じゃないと……」 ふとそこまでを口にして、 何かに気づいた顔となる少女。
>>リナ#526588
シオン 「れんきんじゅつ……」 聞こえた単語を検索する。 「金を生み出すための術、 どれもこれも迷信と妄想の産物…… けれど命にたいするアプローチには参考の価値がある」 表示されたテキストを読む少女はふと疑問に思う。 だれがこの情報をまとめたのだろうかと。 「……じゅにくとかはわからないけれど、 現実を上書きすることが魔法で可能なら、 "最初からそうであった"とすることはできるのかな」 リナの言葉を聞いてから、しばし思考してからそう口にする。
シオン
「なんだか賑わってる?」
>>リナ#524335
シオン 「それでいいの?魔法って」 あまりにも単純な仕組みに、 返って疑念を抱いてしまう少女だった。 「私、ね……本音は現実でも、 リナねえやシデンに会いたいの。 でも、それだけじゃなくて」 両手の指を胸の前で絡める。 「……シデンはずっと辛い目に会っていたから、 私少しでもなんとかしたくて」 ジーデンのことをシデンと呼ぶ少女に、 貴女は彼の本名がシデンと気づいていい。 |
>>リナ#524328
シオン 「そうなんだ。 それでも私はすごいと思ったよ」 ジンにもねーって言いながら微笑む。 「その一歩を踏み出せる回復のリナは、 きっと意思が強い人なんだって私思うから」 やるべきことをやると決めたのは、 きっとその人の意思だから。 「私は……自分のためだけに、 魔法を使いたいって思ってる。 回復のリナみたいにこころざしって言うのかな、 そこまでのものがあるわけじゃないの」 ただ、 「大事な人たちの手助けをしたい、 それぐらいの気持ちなの」
>>リナ#524314
シオン 「そうなんだ。 誰かにお礼言われるのって嬉しいよね」 思い起こされるのは、 彼女がいつかのレースで勝利よりも、 人々の救助に向かっていた様子。 「でも、義務感だけじゃ人を救おうなんて、 続けていられないと思う」 あの時の貴女はかっこよかったなと思って。
>>リナ#524307
シオン 「無菌室……」 聞こえた単語を検索してみれば、 出てくるのは病院などの用途で、 使用されるものだとわかる。 「ねえ、回復のリナは、 どうして魔法使いになろうと思ったの?」 ドヤッてるマッチョマンを、 首を傾げながら見守りつつ問いかける。
>>リナ#524299
シオン ポーズをとってるジンを、 ちょっとかわいいなと思いながらいう。 「妖精さんを呼ぶ魔法なんだ、 そういうのもあるんだねー」 ジンに微笑みかけながら、 繋げて言うのは。 「じゃあ現実だったら大嵐を起こしたりとか、 そんなことができちゃうんだ。 すごいねー」
>>リナ#524269
シオン 「そっかー…… それならしょうがないね」 あっさりと引き下がる少女。 と思えば、ハッとした顔で言葉を続ける。 「でもでも、回復のリナも魔法は使えるんだよね? 一度だけでいいから見せて欲しいなって。 だめかなー」 せめて本物の魔法というのを一度だけでいいから、 見てみたいその気持ちを込めて言葉を口にした。
>>リナ#524250
シオン 知らない単語を羅列されて少女は慌てるものの、 冷静に要点をとらえて咀嚼する。 「だいうちゅうにしょううちゅうは、 よくわからないけれど…… 実際は現実を上書きすること、でいいんだよね」 演算にリソースを割いて理解しようと努める。 「弟子入り…… ねえ、回復のリナ。 回復のリナに弟子入りってできない?」 ほかに師匠となりそうな人物に心当たりはなく、 目の前の人物しか浮かんでこなかった。
>>リナ#524230
シオン 「わっ あれ、回復のリナいたんだ」 呼びかけられてびっくりの少女。 「呼んだし探してたー うんとね、聞きたいことがあるの」 岩場から降りて、 貴女に近づいて小声で。 「魔法ってどうやって使うの?」 |
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