夜明けの希望
ENo.577 ラトゥール・ノスタルジア  フォローフリー交流歓迎オールフリー


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STR0MAG70AP0タイプ★慈愛

AGI0VIT20CP6星座みずがめ座

DEX10MNT223運勢↑↑↑隊列後列

装備夜明けへの希望

獲得ブローチ【梅結び】

  青龍の碧宝玉

  バニラオランジュのクグロフ

  いちご味の飴

  極光のリボン

  つやつやの丸いドングリ型の石

  ペットボトル(むぎ茶)

  金剛石の星眼鏡

  ダイヤモンド



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静かに佇んでいる。


No.272 _
No.545 記録1
No.730 記録2
No.868 記録3
No.929 記録4
No.1066 記録5
No.1390 記録6
No.1466 記録7
No.1671 記録8
No.1867 記録9
No.2028 記録10
No.2059 /
No.2109
No.2179 記録11
No.2298 記録12
No.2504 記録13
No.2642 記録14
No.2706 記録15
No.2723 ある朝
No.2815 ある昼
No.2908 記録16
No.2914 ある夜
No.2924 ある夜
No.2947 ある夜
No.2963 ある夜
No.2965 ある夜
No.2976 ある日々
No.3040 ある日
No.3120 ある日
No.3178 ある日
No.3188 ある日
No.3432 ある朝
No.3438 夜明け

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目に焼き付けるように空を眺めていた。

それから、端末を起動して。


長い間惜しんで、「ログアウト」のボタンを押した。
>>ブランシュ#570669
ラトゥ
映像メッセージが届いた。
男が手を振り返している、短い映像。

「あなたも、お元気で」
ラトゥ
美しい星々の夜です。
…またこの景色が見られますように。
ラトゥ
皆様、大変お世話になりました。
またどこかでお会いしましょう。
ラトゥ
チャットも寂しくなりましたね。
ラトゥ
静かに佇んでいる。

…この世界に来てからの記憶を振り返りながら。
ラトゥ
美しい星々の夜ですね。
もうすぐ見納めです。
>>エイル#566851
ラトゥ
「ふふっ、そうかもしれませんね。
 ただ、私があまり機械が得意ではなく…時間が掛かってしまうかもしれません」

悩む仕草。
既に帰った人もいるし、もっと早く思いついていれば…

「いい縁に巡り合えたのですね。
 お互い、やり残したことの無いようにしましょう。
 私も…もう少しだけ、ここに残る予定があるので。
 それでは、エイル様。またお会いしましょう」

明日にでも会う約束を取り付けるような気軽さで、片手を上げて挨拶。
用がなければ、そのまま立ち去るだろう。
ラトゥ
「私には難しい話ですが、事が上手く運ぶ流れのようでよかったです。
 …私はそろそろ、お暇しようと思います」

その辺に座り込んでいた男は、ぐっと伸びをして立ち上がる。

「それでは、お二人とも、お元気で。
 …次の機会があれば、またお会いしましょう」

穏やかに流れる空気に、安心したように笑う。
つらい思い出を解決するのは、いつだって信頼できる人なのだから。

男は軽く手を振って、いつものように、のんびりと去っていく。
居心地の良さを惜しみながらも、振り返らず。
>>エイル#565993
ラトゥ
「あっ、写真…ありがとうございます。
 よく撮れていますね。
 …私も写真を撮っておけばよかったかもしれません」

転送されてきた写真を見て、あなたに比べてやっぱりぎこちない自分を見て、苦笑い。

「そう…ですね。
 やることも、まだたくさん残してきました。
 次にこのゲームに参加できたら…あなたやみずがめ座の皆様とも、またお会いしたいですね。
 エイル様は、もうしばらくここに?」

ラトゥ
「ふふ、私の心配は無用です。
 それに、いつか私の世界に会いに来ると約束した人もいますから、私はあの世界にいなくてはいけません」

自分の想像を遥かに超える壮大な話に、正直理解は追い付いてはいないのだが、できると口々に言うのだから、きっと心配はないのだろう。

「もふ様にツヅキ様…でしたか。
 現実に残してきたものと、ようやく向き合うことができたのですね。
 もふ様は、これからたくさんのことを経験して、まだまだ成長していけるでしょう。
 ツヅキ様。もふ様のことを、よろしくお願いいたしますね。
 もふ様は…自分一人で、何でも抱え込む癖がありますから」

ログアウトした先の厳しい現実に、友人が再び自己嫌悪に苛まれることのないように。
あなたたちとはここで別れるプレイヤーの、心からの願いだった。
>>エイル#565657
ラトゥ
「ふふ、ありがとうございます。
 私の家族が愛してくれた、大切な私ですので。
 …このゲームに参加して、人間としての私を取り戻せて、本当によかった。
 この姿を持ち帰る事こそが、あなたや他の方と知り合ったり、苦楽を共にした、今回のゲームでの思い出そのものになるでしょう」

一枚だけかと思いきや、結構な枚数を撮られている?
男の表情とポーズは、シャッター音が鳴るごとにぎこちなさを増していった。

「あ、あの…これは、いつまで続けていれば……?」

終わりがないように感じて、つい口にする。
ラトゥ
「ほお、別の世界に渡るのですか。
 実際にそういう選択肢があることは知っていましたが、本当にそれを選ぶ方がいるとは…」

上手く行くのだろうかとか、ちゃんと馴染めるのだろうかとか、色々と懸念はある。
この世界はいい意味でも悪い意味でも常識外れではあったが故に。

「しかし、それもこの世界だからこそ、与えられたチャンスの一つですね。
 あなた方の選択が良い方向に向かう事、応援しております。
 それに、友人と一緒なら心強いでしょうね」
ラトゥ
「ですから、あなたたちとお話できて嬉しいです。
 お誘いどうもありがとうございます」

にこ。
男は己の思考の薄暗さを払拭するように微笑んだ。

「はい、私は元の世界に帰りますよ。
 色々あったし、色々待っていますが…愛すべき私の居場所があった世界です。
 やりたいことも、見つけましたし…
 皆さんはどうされるのですか?」
ラトゥ
「想い出巡りもいいですね。
 私は、もっと人と関わっておくべきだったとか、ああすればよかったとか、後ろ向きな考えばかり浮かんでしまいます。
 それでも、持って帰るべきものだけはきちんと整理しましたけれど」

終わりが近付くにつれて、自身の選択への後悔はやって来るのだ。
それは現実でもゲームでも変わらない。
ラトゥ
「こんばんは。今日も星が美しいですね」

どこからか、男がのんびりやってきて、呑気な口調で挨拶する。
>>エイル#564418
ラトゥ
「私も前回参加者ですが、随分とルールが変わっていたように思います。
 …作り物の世界に、現実離れした自分。
 今回は運よく前回の知り合いに会えましたが、次回もそうであるとは限りませんね」

何人ものプレイヤーと、再会の約束を取り付けてしまったけれど、と照れ臭そうに笑う。

「そうですね。ようやく取り戻せた人の姿と名前です。
 皆様の考える理想とはかけ離れているかもしれませんが、私にとっては本来の姿こそが何よりも理想的で大切なのです」

ここにいるのは、ロールプレイをすることもせず、何の身体的特徴も能力も持たない、ただの一人の人間だ。

「写真…構いませんよ。
 あまり得意ではありませんが、あなたの思い出の一つになれるのなら、とても光栄です」

そう言ってカメラを向けられれば、撮られ慣れていないことが丸わかりの、ぎこちない笑顔とピースで応える。
>>MAO#564062
ラトゥ
あなたの姿が見えなくなるまで見送る。
あなたの事情も何も知らないけれど、どうか平穏に過ごせますように。

一人になった男は、ぼんやりと空を見上げて、少ししてから星を立ち去った。
>>エイル#563855
ラトゥ
「みずがめ座の皆様には、大変お世話になりましたね。
 こうして直接お話できていない方も、たくさんいます。
 …次の機会があればよいのですが」

あなたから視線を外して、夕陽を眺める。
自分の人付き合いの消極さに、恥を感じて。

「そう、この世界に来た時の私は吸血鬼で、元の世界では陽の光の下での活動ができませんでした。
 作り物のこの世界に来て、久しぶりに太陽の下に出て、明るい景色を見ることができたんです」

目を細める。
沈みかけた太陽ですら、目を焼かんとするほどに眩しい。

「そうでしたか…それは良い考えですね。
 写真があれば、この世界での出来事を鮮明に思い出せますね。
 記憶というのは、案外すぐにどこかへ流れて行ってしまうものですから…」
>>MAO#563697
ラトゥ
「…また、一緒に遊びましょうね」

世界は違えど、あなたの息災を願っている存在がここにいるのだと、あなたの未来が続くことを願っている人間・・がここにいたのだと、付け足した。
明日に遊ぶ約束を取り付けて、それぞれの帰路に向かう子供のように。

男は寂しそうに笑って、手を振ってあなたを見送る。



 
 
 
 
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