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>>ブランシュ#566853
角のある子 「おわっ」 水面に着地……の前に掬われて。 すぽり、小さな体は君の手の中に収まります。 きょとん、とした顔。いえ無表情ですけども。 「……えっ!」 「ちょ……こ、このままなんですか? は、恥ずかしい………」 40代にもなってお姫様みたいに抱えられるなんて… 前も似たようなことがあった気もしますが、 なんにしても……こ、これは恥ずかしい…… 「……帰ったら何かで仕返ししますからね…」 今はそんな毒にもならない脅迫をして、 大人しく抱えられるばかりの鬼なのでした。
>>ブランシュ#566345
角のある子 「……あれ?」 しかし君の姿が沈まず健在な事に、足を止めます。 無表情のアバターも、なんだか唖然としている様子。 「……そ」 「そういうのは、先に言っておいてください!」 びしっ!指差し!びっくりした…… そんな不思議なアイテムもあるんですねぇ、と、 足と水の接地面をしげしげ眺め。 「……ちょっと怖いですが……はい。」 「君との水上散歩を、最後の思い出にしましょうか。」 そっと爪の尖った小さな手を差し出して。 ……ぴょん!思い切って水上に飛び込んで。 ここじゃないとできなかった出会いで。 ここじゃないとできない事を。 ここでの最後の思い出にするのでしょうね。
>>ブランシュ#566345
角のある子 「えぇ、長い道を歩く途中の、ちょっとした………そう」 「"寄り道"が、人には必要なんでしょうね。」 この年になってやっと、それに気づきました。 是非挨拶してください、なんて言っていたら、 君が取り出すのは謎の板。何やら呟いて…… 「……え!?ちょっと……!」 水に向けて足を動かす君。 最初の頃、水に飛び込んだ姿を想起して慌てて後を追おうとして── ▼
>>モニカ#563050
角のある子 「ふふ、とても楽しみです。」 「僕も負けないくらいパワーアップしてみせますよ。」 ひらり、手を挙げて。 踵を返し。 「モニカさんも、同じくらい良い人生でありますのうに。」 「……では!」 そうして、少しの名残惜しさを感じながら。 鬼は、去っていくのでした。
>>ブランシュ#560750
角のある子 「えぇ、お揃いで作ったとのことでした。」 双子コーデだとかなんとか。 2人、揃うことは無かったけれど。 きっとこれも、娘が残してくれた愛、なのでしょうね。 「ふふ、そうですね。本当にそうだと思います。」 「摩訶不思議なここだからこそ……こうして出逢えたのでしょう。」 上辺だけをなぞるよりも、もう少し深く。 そんな関わりができたからこそ、こうして。 運命も変わったのでしょう。 「あなたと同じくらいには。」 こちらも、レポートをお返ししたなら。 まぁ、現実に帰ってもしばらくは息抜きみたいなものですけどね、と くすくす笑って。 お互い頑張りましょう。随分遅い、スタートです。ここから。
>>モニカ#556240
角のある子 「へぇ、桃と茶では随分印象も違いましょうね。」 聞き覚えのある声に振り向いて、手探りで確かめるような。 そんな再会になるのかも。 「ふふ、では変身魔法を覚えることを宿題にしましょう。」 「先生から君に送る、最後の宿題です。」 いつかどこかで、また出会えたなら。 その宿題を見せてもらいますから、と笑う声。 「…そろそろ、僕もゲームを終わらせないと。」 「…モニカさん、さよう……いえ」 「…また。」 立ち上がれば最後の挨拶は、再会を願うもので締めくくろうかな。
>>ブランシュ#557189
角のある子 きっとこの二月は、このゲームに参加した多くの人にとって 忘れられない時間になるのでしょうね。 少なくとも、鬼はそうなるはずです。 質問にこちらも顔をあげて。 「あぁ、話したことはなかったでしたっけ。 昔、娘から誘われたんですよ。 このアバターも、その時に娘に用意してもらったものなんです。」 「『お父さんは働きすぎだから、ちょっとは遊んだほうが良いよ』なんて 言われて一緒に遊ぼうよって言ってくれてたんですけどね。 どうにもこういうものには疎くて敬遠してて…… …いい機会だからと最期にやってみることにしたのです。」 こんな事なら、誘われたときにちゃんとやればよかったです、と 苦笑する声。実際操作もタイピングもボロボロだったものだ。
>>ブランシュ#554471
角のある子 「こちらもあまりちゃんとしたものではありませんから」 あはは、と苦笑の声。 レポートとは名ばかりの日記のようなものです。 せーので目を滑らせていき…… 「…ふふ、君は色んな事をやったのですね。 フォークダンスかぁ、もう随分昔の記憶だなぁ」 ちょうど君くらいの年だった頃にやったきり。 体験できるイベントが行われていたんだな、と読んでいき。 「……単調じゃない日々にしていきたいですね、これからは。」 「まぁ、しばらくは…否が応でも慌ただしいでしょうけれど。」 合流して、引っ越しをして、生活に慣れて。 …それより前にまずはリハビリからかな。 現実に帰るのがちょっと怖い鬼です。体調面が……
>>ブランシュ#553592
角のある子 手を振り返しながら傍まで。 もう君を見上げるのも慣れてきましたね。 「えぇ、水面に落ちる水滴の音すら聞こえそうです。」 「ちょうどいいというのは確かに。 それでは……さっそく、提出しますか?」 お互いせーので見せ合う形が良いでしょうか。 端末を手に持って。 |
>>ブランシュ#549533
角のある子 こんばんは、と映る顔はいつもの無表情。 「こちらも……はい、ちょうど今。 久々に書いたらちょっとごちゃごちゃしちゃいましたね。」 君の方が上手かも、なんて言いながら。 どこかで待ち合わせましょうか、と添えるのでした。
>>モニカ#549338
角のある子 「それならよかったです。……あぁ、そっか。 元は違う姿ですものね。」 「ホムンクルスというのは……外見は変えられたりしないんですか?」 確かに、鬼も君を思い出す時、そのユニコーンの姿を 思い浮かべることでしょう。 逆に君の方も、鬼のこの姿を浮かべるはずで。 ずっと過ごしてた姿が偽りの姿だということに、 今更ながら不思議な感覚を感じています。 「いやぁ……僕は撮ってないですね。 あまりに本当の自分と違いすぎるし……」 自分のスマホに今の姿の画像が入ってたとしたら、 ふと見られたときに何だか気まずいし……
>>モニカ#537391
角のある子 「ふふ、素敵な心意気です。 君が沢山の事を学べますように。」 本当に真っ直ぐな子、とくすくす笑って。 「…はい、とても心の支えになります。 いつか、しっかりとした先生に戻ってみせますよ。」 次会える時があれば、立派な教師に! 人生の目標が一つ増えた気分。 頑張るぞ!とガッツポーズを返して。 「そうですね、後悔なく帰れそうですか?」 見るべき景色、持って帰るもの。 こちらはおおむね片付いています。君は大丈夫かな?
>>モニカ#532745
角のある子 「ふふ、それならよかったです。 生徒がやる気を持って学ぶ事が、教師は一番嬉しいです。 だから君は、とっても"いい生徒"ですね。」 花丸をあげちゃいます!優等生! 「はい、沢山休んで……それで。 …少しずつ、少しずつまた頑張りたいと思います。 君がとってもいい子だったから、また頑張りたいなと 思った所もあるのですよ、だから」 「…ありがとうございます、モニカさん。」 「君が沢山の事を学べますように。」 勿論、ここにいる間は。 鬼が沢山の事を教えますけどね!
>>モニカ#520904
角のある子 「えぇ、少し前に。 ……あぁ、いえ。教師が嫌になったわけではないのです。 好きでしたし、今も好きですよ。 子供に何かを教えるというのは。」 だから君との時間だって楽しかったのだと、 柔らかい声で告げて。 「ただ、僕が少し弱くて…それで。 …でも生きていくうえで仕事はしないといけませんからね。 頑張らないといけません。」 教師とは全く関係ない精神的な問題で退職していた身。 やりたいから、とはまた少し別ですが…… 生きるために一番手に取りやすい仕事なのは確かでした。
>>ブランシュ#521324
角のある子 「……生きる活力になるでしょうからね。 沢山見つけていきましょう、これから。」 帰る理由、生きる理由。 色んなものが、未来を支えてくれる杖になってくれるでしょう。 そのうちの大きな杖が、君の存在で。 ふんふん、と書き記された番号をポチポチ。 少しすれば、君の携帯がぴぴぴと音を鳴らすか震えるはず。 開けば、きっちり11桁の電話番号が表示されています。 「えーと……薬袋……一………よし。」 「登録出来ました。ふふ……久々に連絡帳の中身が増えたな。」 なんだか嬉しい気持ち。 そちらも無事登録できたなら、あらためて食べましょうか、と 魚を手に持ち、頂きますを告げるのでした。
>>ブランシュ#519524
角のある子 「うーん…こんな事で現実が恋しくなるとは……」 寝にくかろうが体を痛めようがどうでもいい……と 考えていたから気になっていなかったものが今は気になるのは。 まぁ、どうでもよくなくなったということでして。 勿論帰れば枕はあります。もうしばらく使ってないから 洗濯からやったほうが良いのかも…… 「窓の近くに置いておこうかな……見つけやすいでしょう。」 「あぁ、そうですね、連絡先。…えーっと」 「君はスマホは持っているのでしたっけ?」 流石にそれくらいは渡されているかな? 機械に疎い鬼ではありますが、スマホは仕事でも使うので かろうじて…そう、かろうじて使えます。 「電話番号を教えてもらえればワン切りしますよ。」 古の連絡先交換をしようとしている…… |
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