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>>モニカ#520904
角のある子 「えぇ、少し前に。 ……あぁ、いえ。教師が嫌になったわけではないのです。 好きでしたし、今も好きですよ。 子供に何かを教えるというのは。」 だから君との時間だって楽しかったのだと、 柔らかい声で告げて。 「ただ、僕が少し弱くて…それで。 …でも生きていくうえで仕事はしないといけませんからね。 頑張らないといけません。」 教師とは全く関係ない精神的な問題で退職していた身。 やりたいから、とはまた少し別ですが…… 生きるために一番手に取りやすい仕事なのは確かでした。
>>ブランシュ#521324
角のある子 「……生きる活力になるでしょうからね。 沢山見つけていきましょう、これから。」 帰る理由、生きる理由。 色んなものが、未来を支えてくれる杖になってくれるでしょう。 そのうちの大きな杖が、君の存在で。 ふんふん、と書き記された番号をポチポチ。 少しすれば、君の携帯がぴぴぴと音を鳴らすか震えるはず。 開けば、きっちり11桁の電話番号が表示されています。 「えーと……薬袋……一………よし。」 「登録出来ました。ふふ……久々に連絡帳の中身が増えたな。」 なんだか嬉しい気持ち。 そちらも無事登録できたなら、あらためて食べましょうか、と 魚を手に持ち、頂きますを告げるのでした。
>>ブランシュ#519524
角のある子 「うーん…こんな事で現実が恋しくなるとは……」 寝にくかろうが体を痛めようがどうでもいい……と 考えていたから気になっていなかったものが今は気になるのは。 まぁ、どうでもよくなくなったということでして。 勿論帰れば枕はあります。もうしばらく使ってないから 洗濯からやったほうが良いのかも…… 「窓の近くに置いておこうかな……見つけやすいでしょう。」 「あぁ、そうですね、連絡先。…えーっと」 「君はスマホは持っているのでしたっけ?」 流石にそれくらいは渡されているかな? 機械に疎い鬼ではありますが、スマホは仕事でも使うので かろうじて…そう、かろうじて使えます。 「電話番号を教えてもらえればワン切りしますよ。」 古の連絡先交換をしようとしている……
>>ブランシュ#518483
角のある子 一緒に歌うって、なんだか他の一緒にやる事よりも 一層楽しさを感じる気がします。 同じものを、同じようにリズムを取って歌うことが、 二人の心を近くさせるからかな。 「してないです。おかげで最近は首が痛くて。」 この子を見る度君の姿を想起するのです。 さすがに枕にするのも申し訳なくて。 お詫びに枕でも買ってくれないかしら、なんてじとりとした視線。 ぬいぐるみは暖かくも無ければにゃぁと鳴いたりもしませんが。 それでも撫でたら、生地の毛並みが整って綺麗に見えるのでしょう。 「……そうですよ、はじめくんを持って帰ります。 ……なんか、言わせようとしていませんか?」 僕の方がずっと大人なのに……不服。 この子は持ち帰って…一君は自分から来てくれるから。 ……結局、どっちの"一君"も、我が家に持ち帰ることになるのです。 …してやられてる……ぐぬぬ……
>>モニカ#512073
角のある子 「そうですか…… 会えたらいいですね。元気な声と姿、また見たいです。」 世界を渡るような技術、こちらにはありませんから、 このゲームが無くなったら会える機会はないかも。 君がどう思うかは別にして……戦争、なければいいなぁなんて 心の中でそっと願うのでした。 「うーん……どうしましょうね、ちょっと未定です。 …先生ね、今はやってないんですよ。 もうやらなくてもいいかと思っていたんですが……」 しかし、今後も生きていくなら仕事はやらねばならなくて。 復帰するかもしれませんねと、曖昧な展望を語るのでした。
>>ブランシュ#516713
角のある子 歌のうまさで言えば同じくらいなもの。 だから一緒に歌うには丁度いいかもしれませんね。 ひそやかな合唱会、その間にも調理は進み。 僕は魚を捌いたことないですからと、手際よく下処理 されていく魚にパチパチと拍手も送ったりして。 串を焚火の近くに立てれば、あとは焼くのを待つだけかな? 「……毎日寝る時一緒ですよ。 誰かのせいで、雑に扱うのも憚られるようになりました。」 "はじめくん"の話題にはちょっぴり恨めしそうに。 インベントリを操作すれば、白い猫のぬいぐるみを手の中に出して。 さほど汚れても潰れてもない綺麗な状態です。 きっと丁寧に扱っているのでしょう。 「…ほんとは、他の誰かに渡そうかなと思ってたんです。」 「最期に付き合わせるのもなと思ってたから。」 「だというのに"はじめくん"ときたら。 ……おかげで今も大事にしてますよ。」 ぬいぐるみの話、ですよ。
>>ブランシュ#514830
角のある子 「生き物を育てるのはとてもいい勉強になります。 きちんとお名前もつけてあげてくださいね。 名前をつけると愛着が湧きますから。」 ゲーム内の魚ですから、そう簡単に死ぬことも無いでしょう。 釣具を返して、調理しやすいように岩場の上を綺麗にしておきましょう。 「お、色々お料理されているんですね。 シチューも美味しかったですし、楽しみです。」 シスターさん経由で貰ったシチューの味を思い出しつつ。 火を求められればぽ、と指先に緑が灯り。 「…よし、こちらをお使いください。」 予め集めていた枝葉に着火すれば、焚き火の完成です。 緑から赤に変わった炎が、パチパチと音を立てて魚の投入を待つのでした。
>>ブランシュ#514822
角のある子 間違いなく鬼にとっては、君がこのゲーム内で1番 仲のいい人ですから……似てしまうのも納得です。 好きな人なのもそう。我が子のように思っていますとも。 紡がれるメロディにはふふ、と微笑んで。 透明感のある歌声、冬のカニみたいな印象になったそれ。 外れた音も、むしろ親しみを感じやすいものでした。 「そうそう、そんな感じです。 えぇっと、続きが確か…」 思い出すように、今度はこちらが口遊み。 Bメロは、静かに眠りを誘う、子守唄のような穏やかさで歌われます。 やっぱり元気な原曲とは違って聞こえてしまうかも。 歌のうまさは…38くらい。どんなに高くても一般人の域はでませんが。 ▼
>>ブランシュ#513603
角のある子 二人合わせて9匹の釣果。中々の成果です。 こちらもバケツにお魚を入れて…… 「運よく入れ食いでした。とはいえ素人に 捌けるのかはちょっと怪しそうな…… 毒とかないと良いんですが。」 まぁゲームの世界、何とでもなるでしょう、多分。 「薬袋くんの子達は綺麗ですね。 熱帯魚を食べるイメージはあんまりないですが……」 「ゲームを終わるまでの間だけでも飼ってみてはどうですか? 生き物を育てるのはいい経験になりますよ。」 食自分はこちらが釣ったお魚で足りそうですしね。
>>ブランシュ#513602
角のある子 「ふふ、君から学んだ手法ですよ。」 寄り添って、隣に立って一緒に歩もうと手を引くやり方。 鬼も随分それに辛酸をなめさせられたものです。 上がってきた視線にはにこりとしてやったりな微笑みを返して。 「知ってる曲ですか?えーっと、彼女の歌だと…… …カニカニのやつですかね。そんな題名だったはず。」 カニカニキャンサートです。戦闘中もよく歌ってられるはず! ▼ |
>>ブランシュ#512164
角のある子 「おや、それならちょうどいいですね? 素人同士、気兼ねすることなく歌えそうです。」 こちらだって歌うのは恥ずかしいのです。 人にだけ恥ずかしい思いをさせる気ですか?なんて。 君にとっては究極の二択かもしれませんね。 レポートには何を書こうかな、そんなことを考えながら、 貰った釣竿を構えて魚釣り。 同じことをしてるのに、以前よりずっと楽しい気がしますね。 さてこちらの釣果は…… 大きな[4] 鋭い[4]魚が 6匹釣れた!
>>ブランシュ#511827
角のある子 「そ、そんな人に聞かせるほどではないですよ… 鼻歌くらいです。でも、一君も歌ってくれるなら?」 それなら気恥ずかしさも少し薄れるかも。 一緒に歌うと楽しいですしね。 「評価のために書かれたレポートよりよほど、 素敵なものでしたよ。花丸をあげちゃうくらい。」 「おや……ふふ、それならお互いに書いてみましょうか。 次はお互いが生徒で、お互いが先生役ですね。」 レポートなんて自分で書くのは何年ぶりかな、と目を細めて。 ここでの出来事をすべて綴ったら、 巻物くらい長いレポートになるかも。 「…お、しっかりした釣り竿。 どっちが多く釣れるか楽しみですね。」 差し出されたそれを受け取ったらば、餌を針につけて。 そしたらえい、と水に投げ込みましょうか。 随分懐かしい光景に、また笑みがこぼれる鬼なのでした。
>>ブランシュ#509728
角のある子 穏やかな笑み、前も一度、笑みを見せたことがありますが。 その時に比べれば見違えるほど血の通った、暖かな ものであることでしょう。 もし口に出されたら恥じらって引っ込めてしまっていたかも。 「へぇ!良かったですね。僕も彼女の歌は好きです。 ちょっとだけ覚えてしまいました。」 タイトルも知らないけど、たまに鼻歌で歌っています。 「ふふ、そうでしたね。 まさか本当に律儀に書いてくるとは思っていませんでした。 また書きたいと言ってくれたけど、 結局書かせず仕舞いでしたね。」 以前座った岩場がまだ残っているはずです。 今の君の身長だとちょっぴり低いかもですが。 「ゲームを終える前に、何か書いてみますか? ここで学んだことと、将来の展望とか。」
>>ブランシュ#508415
角のある子 同じ様に手を取って。 今ならきっと、紳士的に扱われて神妙な顔をしてることも きっちり見て取れるはずでしょうね。 「あそこの会話はなんだかこう……不思議!という感じでしたね。 全員頭にハテナを浮かべてたような……」 なんて思いだしてたら、後日談を聞かされて。 「……ふふ、そうなんだ。 きっとあんこ居るが凄い印象に残ってたんですね。 優しい人なんだなぁ。」 何とも微笑ましいやり取り。 …くすくす、八重歯を覗かせながら、柔らかな微笑を浮かべました。
>>ブランシュ#508173
角のある子 表情の変化が豊かに見えるのは、 幼めのアバターということもあるのでしょう。 実際の男はこんなにくりくり表情の起伏に富んだり していませんけども…それでもきっと、 柔らかくはなったはずです。現実でも。 すぐそこには以前降り立った島。 大人の力だとやはり早いですね。 「あぁ、多分あったことがあると思います。あの……」 「……薬袋くんがあんこを要求していた方ですか?」 変な覚え方をしている。 水場で歌う方というとその人のイメージだ。
>>ブランシュ#506875
角のある子 今までの石のような表情筋が随分解けていって。 喋るたびに上がる頬、動く眉、目を細めたり開いたり。 …言うなれば、絵画に命が吹き込まれたような。 そんな感じに見えるかも。 「……なんか……気を遣われてる気がします……」 小学校の先生が通知表に悪い事を書かないようにする、的な。 心配させない笑みのつもりだったのに…… 「そうですね、寝覚めは良くなったかもしれません。 ……うーん、一くん、なにか……… ……僕が自然と笑顔になれる事を言ってくれませんか?」 笑顔を浮かべるぞ!と意気込んだからなんか変な感じになったのだ、 笑わせてくれるならきっともっと自然に……と、 無茶振りをしています。
>>ブランシュ#503387
角のある子 鬼が本当の女の子なら、美丈夫な君にエスコートされて 恋にだって落ちてしまったのかもしれません。 実際はただのおじさんですから、こんな丁寧な扱いに くすぐったい思いをするばかり。 その場をくるくる回ってた船も今は昔。 君にオールを任せて、船から手を出して水面を撫でて。 「うっ………そう言われる気がしました。」 「…うぅ……なんかこう、恥ずかしいと言いますか……」 「………笑わないでくださいね……?」 今まで見せていなかったものを見せるのは、 何とも勇気がいるもので。 まっすぐ見つめられた視線を避けるには、この船は 随分小さいものですから、ぐぬぬと唸り…… …そして俯きながら、観念の声。 少しの深呼吸……そして。 ▼
>>ブランシュ#503060
角のある子 「うーん、なんだかんだ初めて女の子扱いを受けた気がする…」 何とも微妙な気分になるものです。おじさんだからね… 差し出された手を取って乗り込んで。 随分様になりますね。手慣れた感じすら感じます。 される側でたくさん経験したりしたのかしら、なんて笑って。 「綺麗なお姿なのですから、もっと見せたらいいのに。」 「僕は……君みたいに自在に変えられるアバターではなくて。 現実の姿を見せられたら、会いやすかったのですが。」 「…あぁでも、ちゃんと笑う練習はしたりしてます。 今までは……浮かべるだけの笑いでしたから。」 だから表情機能もオフにしていた。 せめて現実で会う時までには、心配させない笑みを 浮かべられたらいいのだけれど。
>>ブランシュ#502539
角のある子 30cmはあろうかという背丈の差。 いつもは気にならない角の切っ先も、 今は君の喉元をつついてしまいそうでちょっぴり気にしつつ。 「お、今回は君が漕いでくれるんですか? ふふ、それじゃあ楽させてもらおうかな。」 「そうですねぇ、僕にはまだ見慣れない姿です。 …もう結構自由に、現実の姿になれるようになったのですね。」 最初の頃を思い出します。 初めてここに来た時なんかは、姿を変えようと思っても出来なかったなんて言っていた君が、今はこの通りになって。 人生は分からないものですね、たった数か月のことなのに。 「前と同じ離島にいきますか。」 丁度水辺の近く。小舟を出そうかな。 |
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