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>>いなりや#528720
月代 てこてこと地を歩いて、楽し気に歩いてあなたのところまできた。 飛ぶという手段を使わないことすら、楽し気であるかのよう。 「いいの?じゃあせっかくだし直接! お金は──持ってねえから──」 代わりに、と一羽の胡蝶のようなものを差し出した。 生きてはいない。それは、夢や思い出のようなものを結晶にしたモノ。 半透明の乳白の翼に、紅で文様を描かれたようなクリスタル風の其れはその正体の分からぬ世界であれば天然石の装飾品のように受け取られることだろう。 「文字通り思い出の品、ってのは御代になるかな?」
>>いなりや#528653
月代 ニコニコと笑顔で手を振った。 それから、うん、っと悩んでから。考えて。 「いなりやさん、いなりやさん 御神像アクスタください、ってのはいなりやさんにお願いしちゃっていいの?」 若しかしたらそれを通じていく先が分かれても、想いは繋がっていられるかもしれない。 そんな気持ちに思いを馳せた。
月代
「……」 折角なので夢の中へ/自分の世界へ戻る前にちょっと顔を出してみた夢魔少年。 実の処夢魔は少年の世界においては神聖な場は場違いよりの存在ではあるので──若干の気まずさのようなナニカはあるのだが、此処は少年の世界ではない。 少年の世界の神ではないのだから、神に祝福されないとされる妖精だって神様のご加護を受けたっていいのだ。 長々とそう自分に言い聞かせた。 妖精の常識くらいは分かるので、かえって気になってしまったのだ。 (にしても御神像アクスタかあ) 星盤は永遠に開かれた場所ではない。そう思うと、世話になった人の絵姿を持ち帰れることにはちょっと、いや結構、気持ちが揺らぐ。
>>アスター#523473
月代 「……あれは、話にしか聞いてないが ほんとすっげーところと仲良ししてきたもんだと驚いたよ ウィル・オー・ウィスプの勘か何かかと思ったくらいに」 シェトゥの物語、そしてモストロの物語。実は少年は結構つぶさに聞かされている。 何故なら── 「その戦利品代わりにアイツらが貰ってきたもので生き繋いだ先に、こんな未来があって。一生を抗いに過ごすのでもなく、ただ普通に生まれてくることが出来る未来があって──」 シェトゥが、あの戦いの報酬に求めた夢の残骸は──。夢を糧に喰わねば餓えてしまう、この仔の命となっていた。 そして、巡り巡ってその命はクリスフィアの力になったわけで。 「何か改めて感慨深くなっちゃった。 うん、俺はやっぱりこの力と一緒に生きていきたい 俺の力で出来ることで、切り拓いてみようと思う」 その為に必要な訓練や理解がなにかは、たくさん教えてもらったと思う。
>>アスター#523451
月代 幼き赤子には、きっとそれは簡単なことではない。 実際ことのスケールの大きさに、半ば呆然と頷きながら──それでも、理解しようとすることを放棄しようとはしなかった。 「軽々しくわかった、なんて言えねえことなんだろうな。 でもうん、努力、してみる」 ことの重大さは理解していた。 もともと一度は生まれない事を望むほどに、責任感のつよいこどもだ。 それが夢魔という種族であることだけがあなたからすると気がかりかもしれないが──少なくとも、善意への祈りが伝わっていないわけではないだろう。
>>アスター#523340
月代 「余りにも多くの理想を望み過ぎた為に、 最後には弾けて消えてしまったんだって──そう言ってた」 その後どうなったか、其処まですべては語らなかった。 其処から先は書き手さんではない、この力を分けてくれた愛しい師の物語だから。 「俺の世界には創造主なんてものないから……」 ……。この力に対抗するような定義の存在はいないだろう、少年の世界には。今更、書き手として在り続けることを選ぶことの、少年の世界におけることの重大さを理解した。 あなたがいう、責任と誇りの、その意味も、きっと。 「正しいこと……」 だから、静かに言葉を噛みしめた。
>>アスター#523096
月代 「うん。いられる場所、いられる世界はこれまで限られてきたから。 此処は大きなチャンスだし、色々聞いて、知って、学んで…… 試して。いけたら、いいなあ」 此処が開かれている時間も限られていることは知っているけれど、それでも。 「そうだよ。 これ以上世界を書き綴れないと知った書き手さんが それでも、自分の愛した世界に、末永く生きて欲しいと望んで生まれた。 そんな力だって言ってたから──これは未来を掴む力なんだ」 少年はわがことのように誇らしげに言った。 「そしてそれを、受け継いで、いきたい」
>>アスター#522930
月代 「それは俺の──語彙力の問題もあるかもなあ」 少年、まだ世界を広く知らない。読み解く側も、書き込む側も、適切な言葉、表現を選ぶのに確かに時間がかかる。 それに原因がはっきりあるとしたら、少年の言葉の辞書の問題か。 「色々学んだり、旅していくうちにさらさら描けるようになるのかな?」 後は、やはり『その性質に似合うもの』になるとしたら、何処迄隠し玉に出来るかはやってみないとわからない──というところもあるだろうか。先の小石が、冷たいことの多い熱伝導率の高い石英になったことを考えても。 「元は多分、そうだな。 世界の書き手の力だったんだと思う。 世界の書き手さんが、自分の書いていた世界に── そのまま、自分亡き後も書き続けて貰う為の」 それを、分けて貰ったのだ。諦めないために、あと少しを掴むための力として。 |
>>アスター#522870
月代 「あ。やっぱりただの石のまま冷たくはならなかったのか」 クレフィオルトの手の内の中の石を一緒に覗き込む。 「術の蝶は冷やす燃やす程度のことで別物にはならないだろうけど みんなと共有される物質はやっぱりそれっぽいものになるんだなあ」 受け取って、その冷たさを確認しつつ。 透かしてみて、その石が何なのか見たり、改めて定義の文章を確かめたりもしてみた。 小石は小石だが、元の石とは言えないよね。
月代
「自分の味を定義した訳ではない創造物がひとの馳走になってる現実 なんか、なんだ、困惑するな……???」 ぐうぜんのさんぶつ。 「美味しいからいいのか???いやまあ恵みって定義したし害はないんだろうけど??????」
>>アスター#522818
月代 「……」 冷たい石、何があるだろう。少年は考える。 誰が見ても『ひんやり冷たい石』であるものでなければ、『ひんやり冷たい石』にならないかもしれない──と少年は懸念した。懸念はしたのだが……如何せん、冷たいのが当たり前な石が分からない。 (失敗したらそのときはそのとき、言われたとおりにやるか) 見える定義は『ポラリスの小石』とかそんなところだろう。 それに書き加えて、ポラリスの冷たい小石。とかにする。 ──ひとが触れて冷たいと感じる石は天然石などが主なので、材質を指定しなかった此れは若しかしたら水晶片クリスタルとか御影石の欠片とかになるかもしれない。
>>アスター#522771
月代 「可食の定義してなかったけど……まあ恵みをもたらすって定義したヤツが毒なわけねえからいいか……!」 美味しいかどうかは定義してなかったからちょっと焦っちゃった少年だった。 まあでもいきものにとって恵みであるべきものは大概美味しいように出来ている。 そうでないのは薬だけだ。なんなら薬は過ぎれば毒だからね。 「無力化という課題なら達成してるだろ?」 それはそれとしてにっこり笑った。
>>アスター#522737
月代 「抵抗の意思のある相手には基本的に効かないって言ってた。 祝福のろいも、魂の定義も、書き込まれた記述だからこそ手を出し易かった処はあるんだと思う」 クレフィオルトの描き出した雲を見遣り、街灯の杖を翳す。 なぞった上に描かれる記述の中身を読み──その意味する言葉を確かめる。 他者の生み出したものの記述だ、やや理解には時間を要してはいるようだ。 「えーっと、うん、わかった。やってみる」 空白を残すのは曲解を産むから望ましくない、と言っていたように今回も『ただの雨』と書くのは躊躇われたようだった。そもそも、ただの雨とは何か、というのもあるのかもしれないが。 (──『ものに恵みもたらす蜜の雨』、……蜜は流石にマズかったかなあ?) でも甘い、とかだと何でできている雨になるかわかんないし雨じゃなくて飴が降ってきそうだものなあ……などと雑念を考えながらも。
>>アスター#522718
月代 「うん、貰った『インク』の機能は──」 記述を読み出すエンコードする。自分の文字で書き表されるようになった其れを書き換える。そして、適用すればデコードすれば。 その行為を通じて、対象の持つ定義や意味のようなものを書き換えることが出来る。 「定義や意味に空白Nullだけを書き入れれば、何もないが残るし…… そうすると『何もない』が生まれるってことは、たぶん何もないところに描いて変換すれば……たぶんいちから何かを描くことも出来る、んじゃないか……?」 其処は試したことが無いみたいだ。疑問形でことを言う。 「後はまあ、いま戦闘/スキルで出してる夢見蝶は夢魔の幻術とか精神作用とか、そっちの方面を使ってはいるよ」
>>アスター#522438
月代 「好きな事、やりたいこと……」 ならば、と少年は半ば呟くように答えた。 「それなら、やっぱりこの武器で戦いたい やっぱり自分で何かを切り拓けたら一番いいけれど その手法までは浮かばないや」 抱くは街灯の杖。なかにインクのまじないの込められた、あの、書き換えの杖だ。 少年にとってはじめて不可能を可能に書き換えたものであり、そしてきっと、これからも…… しかし、杖は道具に過ぎない。それをもって何をするかだって、少年には自由で。 自由だからこそ、定まらない。選択肢が、イメージが未だないのだろう。
>>ツヅキ#522265
月代 少年もその言葉に、陰りのない笑顔で応えた。 「うん、またね!」 地を蹴り、宙からもう少しだけこの星盤の終端を眺めてから、少年は特に理由もない旅に戻る。 余暇であり、纏めの時間であるいまを、もう少し楽しむために。
>>アスター#522256
月代 「うん。 それに、しても」 支援、か。考えたこともなかった。と言った風で唸り、考え込む。はじめの少年が妨害タイプを選択したように、夢魔という種族としては誰かを支えるより誰かや場に干渉することに長ける。芯のなかった少年は、種族らしさに頼ったとも言え── 「味方だけが動ける戦場は、割と楽しい?」 そんな感情から来る[鳴り響く][麻痺]。 一方でBSに拘らず[トワイライト]等で味方の爆発力を高めたり、自分自身高会心を好むのも……たぶんきっと、少年自身が楽しいからだ。 純デバッファーとか、デバアタというよりはバフもデバフも扱う構成になりつつあるのは現状ではある。 「そんな感じで良いのかなあ……?」 |
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