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>>ディーヴェル#565256
アル 「ふふふ~、喜んで貰えてよかったのです!」 嬉しさに満ちる宝石のように輝く瞳。きっと彼女はもう大丈夫。 もし迷って苦しくなっても、頼れる騎士様もいるのだから。 友人としての一押しを、渡して。 「はいなのです!私もディーヴェルもたくさん咲かせていくのです! 次めぐりあった時、お互いの咲かせたものが語り合えること、願っているです!」 そろそろ帰りの時間。今は一度の別れ。 コンパスと「ニホン」への縁を手に、再会は遠くない。 「また会いましょう、ディーヴェル! そらは──どこまでも、繋がっているのですから」 踵を返す友へ手を振りながら、天使も翼を広げ。 くるりふわり、羽ばたいていく。 新たな蕾を、新たな花を。今日も咲かせに行くために──
>>ユル#564269
アル 「……ふふふ。やっぱりずるくて悪いひとですね」 今は。 それがどうにも、嬉しくて仕方がないのはどうしてだろう。 緩く縛られた鎖、宝石を空く片手で優しく撫でる。 「綺麗なのです。とっても。ありがとう、なのです」 しゃら。天楔が鳴る。 絆そうとする悪いひとの手を、掴んで。 代理があると逃げないように。 「『代わり』は受け付けませんけど」 ちっとも開かない金色。閉ざす長い睫毛を見つめて。 頑張ってつくってくれたから、多めに見ようか。なんて。 「──ユルもちゃんと一緒なら、好きなのです」 銀鎖も、夕焼けも。代わりなんて片方だけではなく。 両方欲しいから、両方貰ってしまおうとするのだ。
>>ユル#564269
アル 腕を解かれ、手に乗るは銀鎖。クリップの先に見えるものは、金星の輝き。 「……ユル、これは」 目を見開く。呆然と腕に巻かれる中、伝わる感触。 金属類とは違う質感。似ているけれど違う何か。 それと。捻じれたデザインであるけれど、間違いなくひとつひとつが均一でないことくらいは、均等にできない少女からすれば。わかること。 「……キミ。つくれないと……言っていたのにです」 違うものが出来てしまう、だとか。危ないだとか。 苦手なのにつくってくれたのかと、天色は切なげに細められ。 鎖に落とされる視線。 ──かつて、『我』が手足に首に、封をされ繋がれていたものの種である。虚の星海、底で。じゃらじゃらり。引きずり苛ついていたもの。 何も無い。無の奥底で縛り付けてきたもの。 あれだけ大嫌いだったそれが、彼の手ずから巻かれて、緩く囲われて── →
>>ディーヴェル#554803
蕾翼のチャーム 片手の指先、天使と同じ色の光──魔力が集い、かたちづくる。 「私からも、友情の記念とコンパスなのです」 片手に舞い降りたチャームを差し出す。 彼女と同じく、翼をモチーフにしているそれは。 黒に染色されたシルバーに象られ、内側を花畑のようなグラデーションで彩る硝子装飾だ。 色彩の変わるその中には、歌天使の瞳の色とよく似た花と、多くの蕾。 「金属のチェーンや紐を通したり、何かにひっかけて飾るもよいなのです。 ディーヴェルはおしゃれさんのようですし。ふふふ!」 こころの翼を見失わないように。多くの蕾を育めるように。 歌姫様にひとつ、贈り物を。
>>ディーヴェル#554797
アル 「え!チキュウのニホンなのです!? 私のもうひとりの……妹のような友達と同じところにキミも居るですね!?」 こんなことがあるものなのかと嬉しい計算外。 「ふふふ~!それならディーヴェルにも同時に会いにいけるかもしれないのです! 再会を楽しみにするひとたちが同じ場所にいる、すごいのです~! ふんふん……ディーヴェルはニホンに戻ると髪が黒くなるですね。 私と似た色なのです。仲間なのです」 ペンダントと黒い髪を頼りに、そして。 「わあ、わあ!音符に翼が生えたみたいなのです。 綺麗なのです~!ディーヴェルらしいのです。 コンパスなのでしたら、私も目印をお渡しするです」 貰った、歌姫からのきらめきを目指して。 自分からも、導となるものを。 →
>>アヤノ#553189
アル 「ふふふ~!姉なのですから!」 妹からのプレゼントを、姉も両手で包み込んで。 きっと、星と花を通して世界を繋げてくれる。 大丈夫だと、遠くでも声を贈ったなら。伝わる気がする。 「アヤノから探しに来てくれるですか! それはそれで嬉しいのです。 ふふふ、かくれんぼするのはどちらでしょうね」 彼女から、とその言葉が出るのは驚きで。 先程まで不安げにしていたのに、もう前を向けている。 探し出せるのはどちらが先か。冗談めかして。 「──はい」 妹のまなざしに、穏やかに応えて。 これは自慢話は随分たっぷりになりそうだと予感して、笑い。 「ごきげんようです、私の妹。 ……マジックアワー魔法の時間は、日ごと廻ります。 また、めぐりあいましょう、アヤノ!」 妹が見えなくなるまで、ずっと。 姉は手を振っていたことだろう。魔法色の翼を、揺らして──
>>ユル#557059
アル 「むっ。 だーめーなのでーすー!」 呟く声に頬を膨らませた。強調の声はじっくりと。 「ユルの金色はユルのなので、担当はユルしかできないのです! 夕焼けは夕焼け、ユルはユルなのですー。 お任せはできません、なのです!」 後任没収回収!とばかりに軽く腕組み。 長い背をぺしっと──ふわっと叩くは抗議の翼。 ぷち不満な天色が見上げるも、捻くれの金色は隠れたままで。
>>アヤノ#548590
アル あっという間に過ぎていった約束のお出かけ。 願いあう再会を光に、今は少し。進む道が分かれる時。 「こちらこそありがとうなのです、アヤノ! 大丈夫なのです。夢のようでも本物なのです。 魔法の時間は毎日、繰り返し廻るのです。 小さな時間でも、交差する時は来るものです。 私はそうして探して見付けたひとがいるのですから、ふふふ~!」 そう、世界が違っても。時が違っても。 出会えた前例はほかにもある。──この話は、再会した時にとっておこうか。 一礼する妹に微笑みながら。さくら色の思い出に籠められたもの。 その返礼を、お守りに想いを籠める。 「──アヤノは、歩いて行けるです。前に進んでいけるですよ。 小さくても少しずつ、今日みたいにです。 姉の私が保証するですよ」 この星盤での時を、糧に。 妹が強かに一歩ずつ、地を踏みしめられるように、と。 渡したお守りが、姉の眼の色に輝いた。 |
>>アヤノ#548585
アル 「ふふふ~、小さくて可愛いのです。アヤノの色なのです。 キミがさくらと舞う様子を、遠くでも見守れる気がするのです」 袋を開く、なんてことはしないけれど。 外側からなぞりつついた感触と形状が、花のように思えたから。 きっとこの中身も、彼女のつけている髪飾りのようなそれだと。 そんな期待、いや確信めいた何かがあった。 「……ひとりで歩くのも不安がっていた妹ですけど。 ポラリスで散策して、いつの間にか随分強かになったようなのです」 出逢った時よりも、彼女は随分と肩のちからが抜けているように感じる。きっと良い傾向だと笑み返す。姉として妹の成長は喜ばしいことだ。 ▽
>>ユル#549285
アル 逆さまは存分に面白がって遊んでいた天使だ。 確かに落ち着いて第二の拠点とするには向かないなと頷きつつ。 小さな間。図星かとにまり、笑んでいたが。 「ふふふ~!私がユルの賑やか担当なのです?」 少しの恋しさを埋める、その空白を満たすものであることが。 くすぐったくて、どうにも嬉しいのは表情に溢れ出て。 「賑やかにするです! わ~!わ~!わあ~!わあ~っ!! 夕焼け、綺麗なのです~!金色も少しあるのです!!」 ぱったぱった翼を揺らしながら、夕暮れという時を台無しにしかかるテンションでぷち騒ぎをする少女。 彼の開いた瞳は、沈まない陽の光と似ている気もして。
>>アヤノ#547844
アル 「ニホンのものは詳しくないので、私はつくれなかったのですけど……ふふふ。ずるいですね、妹は」 本当は何かつくりたかったと言外に。 けれど、彼女の国文化は馴染みがないから。 知識が薄いものはつくりにくい。 彼女を縛るものにばれにくいよう、不自然でないもの。かつ小さいものをと購入したのだ。 どこか揶揄いまじりの声は、嬉々と。 「ありがとうなのです、アヤノ。大事に持って帰るですから。 この袋も、このワフクも。 ……私もこれ、つくってみたいのです。可愛いのです!」 彼女の国で、あるいは別の場所で。 また会ったなら教えを乞いたいところ。 次という希望を、歩みの交差をと。もうひとつ重ねて笑う。
>>アヤノ#547843
アル 「ふふふ~!お姉さんですから!」 服選びの時にも妙な間があったりしたのもそうだが。 これまでもひとり歩くことに戸惑いが窺えていたから。 姉とされたからには心配にもなる。 安堵混じりの妹の微笑みにほっとしつつ。 疑問符を浮かべながら待つこと少し。 「……さくらの袋、なのです……? アヤノ、つくれるですか。こういうもの」 きょとんとしながら手のひらに乗った桜色を見つめてから。 そっと淡いその色に触れ撫でて。 ▽
>>ユル#547194
アル 「第二拠点とするには攻めたところばかりなのです。 そらと地がひっくり返っているところ、面白かったですけど」 茜差す道を進みながら、ここまでの星々を思い出す。 この星盤のつくり手はなかなか挑戦的だという印象。 ポラリスにひとが集うのも不思議ではなかったと笑みつつ。 「何かが居なくなった跡と、この時間……もの悲しいような、変な感じになるですね」 あまりそういう場を見たことがない、そんな暇もなかったから。 彼の後ろからひょいと身を乗り出すと、看板だったものを労わるように触れてから。銀色を見上げ。 「ふふふ~、ユルはそろそろ惑星むこうが恋しいです?」 ここには彼が好きなひとびとも、喧騒もないから。 揶揄混じりに首傾げ。
>>ディーヴェル#542496
アル 「ふふふ~、追いかけられたり捕まったりしそうになると、ち、ちょっとびっくりしたりするですよね。押したり引いたり、そういう関係もきっと楽しいのです!」 どうやら天使も少しばかり身に覚えがあるらしい。 苦笑しつつの、楽しげでもあり。 「いつか時が経った時、ずるかったか聞いてみるのも楽しみかもしれないのです。ふふふ~!」 今はきっと互いに恥ずかしいだろうから。なんて。 「私は捻くれ者ですけど、これでも天使ですから。 世界を渡る術はあるですよ! これまでは遠方を旅していたです。だからディーヴェルともまた会えると思うのです! 私もキミたちのその後、聞きたいのです」 ひそひそ。最後はちょっと悪戯っぽく。 だから、この星の旅を終えても。この縁は終わらない。
>>アヤノ#536333
空色桜のお守り 彼女が手を差し出したなら、そっと。 その上に置かれるのは、手のひらに収まる小さな何か。 アル 「舞のお礼と、アヤノが寂しそうだったので! こっそりワフクと一緒に、さっきのお店で買っておきました」 それは、薄桜色から紫に変わる地の色に、空を思わす桜が散りばめられたお守り。 「また見せてくれますようにと、私からもお願いを籠めておきました。あと……アヤノがこれから歩く時、標になるように」 次の時は。内緒の名前で妹を呼べるように。 星空のような服と、星空のようなお守りで。 違うそらの下でも、いつか必ず。会える鍵になればいい。 そう笑って、贈るだろうか。
>>アヤノ#536333
アル 「ふふふ~、アヤノでもそんな時期があったのですね。 武器も衣装も長いのです。たくさん練習した成果なのです!」 それはもう特別なひとつの技だ。きっと胸を張っていいのだと、くすぐりを追加しておく。 「またやってくれるです!? 次が楽しみなのです!今度は違う場所で、違う服かもしれないのです。さくらが一緒の頃がいいのです、きっと」 彼女の舞の印象に加えて、髪飾りと共に揺れるピンク色の花びらの中で。 そんな想像をめぐらせて、微笑んで。 「アヤノ、ちょっと手を出してくださいです」 自身の袖をごそごそ、何かを掴んで── →
>>ディーヴェル#535043
アル 「そうなのです、ずるいのです! いつ目を開いてくれるか追いかけっこしているのです。 待ってって言うと待たないってにこにこしているのですし。 何も言わないとくれるのに欲しいって言うと隠すです」 むうむう。目が開く開かない以外でもあちこちで追いかけっこが行われているらしい。 「ふふふ、ディーヴェルもきっと追いかけたのでしょうね」 この前の彼女の様子と今とを比べれば、なんとなく。 「私の色と悪魔さんの色の交換、なのです? ……ふんふん。いい案かもしれないのです! 何かとずるくて捻くれなので、こっそり仕組むです! その色を何に預けて交換するかも……楽しい悩ましいところなのです! ポラリスの街でアイデアを探すのも良さそうなのです」 彼女らは石を主、紐にそれぞれの色を。 自分たちなら何が合うだろう。 わくわくしつつ、悪戯を考えているような感覚に。にまりと。
>>アヤノ#533733
アル ──彼女との "約束" が始まった。 見慣れない武器は今だけは、美だけをひたすらに描きつくる。 演武のようにもとれる、静かで力強い動き。 長物に合わせて風に揺れる袖もまた、舞のために長くあったのだろうかと思わせる。 彼女の背後にさくらが咲き乱れているような、そう在るのがとても自然なことのよう。 小さく口を開けたまま観客ひとり、見続けて。 舞の終了を感じ取れば、立ち上がって拍手を。 「綺麗なのでした、とても! キミの武器と洋服……わふく? 一緒に踊っているみたいなのです。このひらひらが良いのです」 きゃっきゃと夢中であれがこれがと感想を述べながら。 様子を見て近寄ったなら、こそりと。 「美しい舞でしたよ、コトノ・・・」 本来のその名で、妹を褒め称えよう。 |
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