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>>ユキヤ#526854
エル 掃除の王座は揺るがないようなので、遠慮なくぴかぴかにしてもらおうかな……。 エルも手間を惜しむばかりでなく、すこしは料理に取り組む気持ちになった、かも。 きんぴらを口に入れてもらって、しゃきしゃきと咀嚼。ごま油の風味に甘辛い味付け。 感想を述べる前にアスパラの肉巻きも放り込まれた。肉と野菜が一度に摂れるのはアド。 食べているので、不明瞭な音で返事する。“大丈夫”のイントネーション。 「出来立てを熱いと思いながら食べるぐらいがおいしいよ」 飲み込んだあとで改めておへんじ。 RTA走者ってやっぱり止まると死? 既に卵焼き作りに入ろうとしているきみを見、弁当箱を引っ張り出す人になった。
>>ユキヤ#526771
エル 味噌汁は具材を何にするかも多種多様。 ふたりで色々試していけたらきっと楽しい。 たとえ失敗したって、これでは失敗するということがわかるわけだし。 ひとまず豚汁の濃さはこれでいいようなので完成とする。 どうやらきんぴらとアスパラも出来上がったところらしい。 RTA走者の作だけあって、なんだかあっという間だった。 「食べます」 指し箸はマナー違反だが、そう行儀にうるさい方ではない。 応えて口を開けた。食べさせてもらうつもり。
>>ユキヤ#526718
エル こちらもまさかこんなに懐かれるとは思いもよらず……。 手際がいいのはもちろんいいことだけれど、生活のために手早く済ませるばかりではなく、楽しみや何やにすこし目を向ける余裕ができるといいなと思う。 エルは考えることが好きだから。きみにも考えていてほしい。 「うん」 「面倒じゃないから、一緒に色々試してみたい」 RTA的にはタイムロスかもしれないが。 人生はRTAするより、寄り道した方が楽しいと思うし。 ふたつのフライパンで手一杯のきみを横目に、「はいはい」。 豚汁をちょっぴり味見。 気持ち少なめの味噌を溶き入れ、もう一度味見。 豚汁って、おいしい……。近頃はさすがに気温も下がってきたし、あたたかさが嬉しい。 出汁もきいているしこんなものだと思うけど。 小皿を探してきて豚汁を少しよそい、きみに差し出す。 「はい」「どうですか」
>>ユキヤ#526658
エル なんと、本当にできる。 料理は科学で、実験のようなものなので。 しかし普段は準備や後片付けなどの手間を考えてほとんどしない。料理ってたいへん。 横から別のいい匂いがしてくるのを見ながら鍋の番。 ゆらゆらと水面が波立つころに火を止め、大根やにんじんをつついてやわらかくなっているか確かめる。 「煮えたから残りの味噌入れる、で大丈夫?」 慣れていない分、やはりきみのように目分量でとはいかない。 そこはやはり経験がものを言うところ。 「ん〜」 「邪魔になるのは不慣れな私の方だろうから、きみがいいならいいよ」
>>ユキヤ#526658
エル 踏破を先延ばしにしていたエルからすればまだそうでもないが、早々に終えた者たちからすればそれなりに音沙汰がないはず。 それが事実だからと口にしはしたが、ゲームシステムに干渉できるでもなし、この話を深く掘り下げることはない。 あれこれ推測しても仕方がないから、どうにかなるのを待つしかないのだ。 元は獲得できる報酬とはどこまでを指すのか興味本位だったのに、今やそれを当てにしているのだから不思議だな。 「確かに」 「普通の味噌汁は直接煮ると思ってたけど……それもレシピの違いなのか……?」 世に存在するレシピだって先人の試行錯誤が残されたもの。 理屈を知らずとも、おいしいという結果を元にそうすることに何ら問題はない。 エルは料理を再現実験と思っている節があるので気になるだけ……。 もしかしたら、大根のお味噌汁なんかも炒めてから作ると風合いが変わっておいしいのかもしれない。 ▼
>>ユキヤ#526396
エル 「なんかおいしく変わる……?」 「油に香りが移るとか、食感がよくなるとか?」 料理は科学。おいしくなることには理由があるはずだが……。 気になってきたので、あとで調べることにする。 まだ完成ではないにしろ、味噌が溶き入れられると見た目はすっかり豚汁。 思えばこれも理由を知らないが、味噌汁は沸騰させるとよくないらしいので、しばらく弱火でことこと……。 「しないだけなんだよね、ちゃんとできます」 「でも一緒に料理するのって、広くないとできないよねえ」
>>ユキヤ#526396
エル 「ね〜」 「本当に大丈夫なのかなあ」 変なことの多いゲームで、何やら調子の悪いゲームでもあるのですこし心配。 とは言え、そう深刻な声音でもない。 エルは嘘と真を使い分けるから一層たちが悪い。 でも、それがきみの好きなエルだから悪びれもしない。 それなりに綺麗にしているつもりではあれど、ぬめり取り知識は浅い。 見えないところなんかは行き届いていないかも。掃除好きに任せよう。 ▼
>>ユキヤ#525736
エル 「大好きだから、ユキヤがいてくれると嬉しい」 言葉にすることに意味がある、のは、口にする側だけではない。 聞かされることにも意味があるから、頷くだけでなく言葉に変えて並べる。 掃除、好きなんだ……。排水溝のぬめり取りとか言ってたもんな。 ひとの家でなく、きみの家にもなるんですけど……。 「ふうん」 「どうして変わるの?」 横から様々が追加され、どんどんそれっぽくなってきた。 煮立つと灰汁が出るのでお玉で掬う。 エルは好奇心の権化だが、調理の過程に妙なことはあんまりしない。 レシピから外れると再現性が低下するのは自明だからだ。 「ふふん……」 「きみほど手際良くはいかないけど、まあ、見たことあるし」 家の手伝いもまあまあそれなりにはしてきたし、一人で暮らしているので基本的なことは一通りできる。はず。 豚汁の具材がどんな形をしているかは、食べたことがあれば知っていて当然だろうし……。
>>ユキヤ#525114
エル これは確認ですらない。ただきみに言わせたいだけ。 言葉にすることには意味があるから。 「ステラボードがクリアできて、ずっと一緒にいられるようになったら」 「毎日そうなるから、毎日嬉しいね」 一人暮らしの部屋ではキッチンはこんなに広くはなく、一緒に料理をするのは難しいかもしれないけれど。 箸が口元へ差し出されて、ひととき手を止める。 「あ」。ぱくり。出来立てのあたたかいポテトサラダもこれはこれで良さがある。 マヨネーズと塩胡椒のシンプルな味付け。でも芋ってそれだけでおいしいからな……。 「おいしい」 再び手を動かし始める。 きみがわざわざ玉ねぎを切っているところに寄ってくるので、すこし笑った。 切った具材は鍋に投入。炒めているといいにおいがする。 「豚汁って具材炒めるんだ〜」
>>ユキヤ#524968
エル 確かにもう括ってしまったものは仕方がない……。 きみはいつもそうやって人のことばっかり。 なので、きみのことはエルが気にしてあげようと思いました。 「…………」「そお」 「私のことが大好きだから、一緒においしいご飯が食べられると嬉しいってこと?」 調理RTAを走り慣れているだけあって手際が良く、概ね切る工程は終わっているらしい。 味付けはレシピがないと分量がわからないなあと思っていると、 「ああ、はい」 「いいよ、わかった」 指示を受けて頷く。 皮を剥いたら、大根はいちょう切り。玉ねぎは芯を取り除いて薄切り。 調理をRTAと思っていないのでややのんびりしているぐらいで、包丁を扱う手つきにも危うさはない。 「ゲームだから玉ねぎ切っても目が痛くない」 |
>>ユキヤ#524840
エル 「落ちないんじゃない?」 それを言ったらエルの服装もかなり調理に不向きだ。 主に袖が。ゲームだからいいかと思って脱いでいない。 現実ではそういうわけにいかないから、ヘアゴムを買っておいてあげようと思った。 前髪を留めるピンはあるのだが……。 「楽しいならよかった」 「材料も色々あって、結構なんでも作れそうだし」 きみは料理が好きと言うよりは、必要に駆られてせざるを得ない身の上。 しかもこれは生活に必須の行動でもない。 となると、せめて楽しくないと大変な思いをさせるだけになってしまうから。 「はい」「私のタスク終わりました」 「ほかには何をしたらいい?」 ポテトサラダになるじゃがいもだ〜。 それならきゅうりなど切るといいんだろうか。 もう済んでる? 周囲の状況を確認。
>>ユキヤ#524741
エル 「あとで痛いと思ってるのに……?」 人の服の心配はするのに……? ゲームなのだから括るものがなければ括らなくてもいいのに。 けれど、ついそうするのもわかる。エルもつい手を洗ったし。 水を張ったボウルに米を入れる。軽くかき混ぜたら水を捨て、しょきしょきと研ぐ……。 「ああ……一般家庭だと家電を一気に使うと大変なことになるもんね」 世界観がファンタジーなので、動力は魔法かも。魔法にもブレーカーみたいなものってあるのかな……などと、しょうもないことを考えている。 レンチンは正規のショートカット。またの名を文明の利器。 二回ぐらい研ぎ汁を捨てたところで洗米もばっちり。 米と水、ほかほかの鮭、しめじ、調味料を合わせて、あとは炊飯器の仕事。 「飲む」 ひと仕事終え、きみの手元を覗き込む。邪魔……。
>>ユキヤ#524554
エル それはその通りかも……。 「うん」。調理中にエプロンが邪魔になることはなかろうが、一応、返事としての相槌。 こちらがエプロンを結んでいる間に、きみは輪ゴムで髪を括っている。……輪ゴムで? 「痛そう」 言っている間に手洗いが済んだらしく、調理へ向かっていく姿を見る。 料理ってRTAだったんだ……。現実にショートカットになるようなバグはないので、カテゴリは強制的にグリッチレス。 「はあい」と間延びした返事と共にエルも手を洗い、しめじを裂く。石づきを切って、更に裂く。ヨシ。 横からめちゃくちゃレンチンの音が聞こえてくるのを聞きながら、今度は米をはかる……。
>>ユキヤ#524285
エル 人のこと何だと思ってるんですか? 旬のものを見ていると、夏もすっかり終わったなあとしみじみした気分。 きみを見遣れば、作業スペースには既に材料が並べられている。ますます楽しみ。 「じゃあ、普通のきんぴら」 きみが普通の味と言うので、普通のきんぴらをリクエスト。 ゲームと言えど毒沼から来たので一応手を洗うかと思ったところで見つめられ、じっと視線を返す。 エプロン。 「ん」「ありがとう」。着た。
>>ユキヤ#524080
エル 今のは悪戯でもなんでもないやろがい—— 忙しなく手を引かれてポラリスへ。 きみの後をついて歩けば、普段目にするほとんど使われないそれよりずっと広く上等なキッチンスペースにたどり着く。 揚げ物だってファストフードだって、食べたければそう言うし、出されれば食べるし、無理にきみに合わせているわけではない。 本当に好き嫌いがなく、その場の気分で決めているだけ。 だから、「お〜」。 おんなじように感嘆の声を上げながら用意された食材を眺めていたかと思えば、ふと、 「きんぴら」 「作れますか」 きみに訊ねる。 根菜の類が目についたらしい。
>>ユキヤ#523846
エル 料理って、たいへんですからね。 準備も調理そのものも後片付けも、何もかも……。 その点、ゲームなら簡略化された部分もあろう。やったあ。 「でもきみは食べないでしょ」 「私も苦手じゃないだけで、ものすごく好きなわけでもないし」 まさか好き嫌いがなくて困ることになろうとは。 実家にいた頃は出されたものを素直に食べ、一人になってからはあるものか目についたものを食べてきたので本当にこだわりが少ない。 ほかに何を入れるかは、材料を見ればいくらか思いつきやすいかも。 「あ〜、仕舞っておけばいいもんね」 「ちょっとつまみ食いする」 きみの腰に回した手をぽすぽす。 暇になるといつまた遊び出すとも知れない。
>>ユキヤ#523689
エル 抵抗された……。 素直に引っ張られて、唇がふれる。 けれどやはり嫌とは言わないのだから、やめてほしいことではないんだろうなあと思っている。 「ポテトサラダ」 「…………」 確かに唐揚げはお弁当っぽい気がする。あとはコロッケとか? これも揚げ物だが。 改めて考えると揚げ物は身の回りにありふれている。ハンバーガーショップのサイドメニューってほぼ揚げ物では? なんて思ったのは、昨日の夕飯だったから。 明後日の方向に逸れた思考を引き戻す。 何が入っていたら嬉しいかどころか、何が入っているかもわからない。お弁当の記憶が遠すぎる……。 「ん?」「うん」 「多少なら」 ファンタジー的に考えるなら、スーパーマーケットよりも市場とかになるのかも。 きみの問いかけに頷いた。
>>ユキヤ#523648
エル ほら。よく考えずに遊ばれてもいいなんて言ってしまうから。 「わかってたことでしょ」。エルは嘘つき、意地悪、人でなし。 散々見てきただろうに、今更なにを言っているのやら。 「よかった、一緒だ」 「お弁当って他に何入ってる? サラダ?」 唐揚げにレモンをかけるかどうかや、目玉焼きに何をかけるか。 いろんな流派があるものだけれど、大体は皿に分けて各々好きにすればいい。 しかし卵焼きは味付けを別々にするのも面倒だろうから、一緒でよかった。 「折角だから、一緒の方が楽しそうじゃない?」 作らせるばかりというのも、さすがに気が引けるし。 仮に料理音痴なら任せた方が邪魔にならないが、エルも一通りのことはできるし。
>>ユキヤ#523583
エル 純粋にピクニックを楽しみにしているだけですけど! うそ。ピクニックも楽しみだし、きみで遊んでいるのも楽しい。 寄りかかるきみを支える。睨まれたので、「どうかしましたか」。小首を傾ぐ。 「じゃあ、や座にしよう」 こんな風にワープできない場所に行きたくなるかもしれないから、エルはいくらか残してあるタイプ。 お弁当に入っていて嬉しいもの。考える間がすこし空く。 好き嫌いがないので、こういう質問はむずかしい。 「なんでも大丈夫だけど……」 「あ」「卵焼きはしょっぱい方が慣れてる」 甘い卵焼きも苦手ではない。 本当にただ馴染み深さの話。
>>ユキヤ#523425
エル くすぐったがっているのは見ればわかるのに、きみは身動ぐばかりで離れもしないしなんにも言わない。 だからずっと、きみで遊んでいる。 「ほんと?」「嬉しい」 「ピクニックなら、や座とかとかげ座がいいかなあ。 アクセスが悪いけど、今となってはAPは余っているし」 エルもそうやって、なんでもないように別の話をするばかり。 下る手が再度、腰に収まったところでようやくやめた。 「楽しみだね」。声は笑息を伴い、機嫌よく言う。 |
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