華やかな永劫の恋の福音
ENo.480 四十三度の死返  ୨୧嘘つき意地悪人でなし୨୧


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STR20MAG0AP0タイプ★根性

AGI20VIT185CP29星座てんびん座

DEX0MNT130運勢↑↑↑隊列後列

装備ラピスラズリの指輪

獲得佐藤幸希也

  ドッグタグネックレス

  花束とクッキー缶

  『めでたし、めでたし!』のページ

  【★平穏】マークの栞

  『ユキヤと過ごした思い出』

  『あなたを愛している』

  特選!恋愛小説



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「思いのほか楽しめたな」 ⋈黒ずきんちゃんは嘘つきおおかみのおなかの中!


No.2173 ■■■

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>>ユキヤ#572789
エル
「はあい」
「もう閉まっちゃうみたいだからね」

一方、こちらは掃除もなんにもせずにほっつき歩いただけ。
それでも一応お世話になった相手への感謝の気持ちはあって、この場所をよくよく覚えておこうとしてのこと。

隣り合うきみの手を握る。「そんなことだろうと思った」。なんて。
軽い調子でケラケラ笑うのは、きみだけはこれからも続いてゆく日常の上にあるからだった。
エル
そろそろ本当の本当に閉店らしい。
ゲームもじきに終わると言うし、愉快なショッピングモールの探検ももはやこれまで。

引きずるほどの三つ編みを揺らして歩く長躯は、そのうちに。
窓拭きを終えたうちの子、、、、を連れ、現実へ帰るのだろう。
>>シンキ#569012
エル
「いーえ、こちらこそ」
「いつも処分に困ってるから、唐揚げ引き取ってくれるのもありがたいよ」

どうにも保護者じみた言い草になる。
掃除が好きらしいので、窓拭きも好きでやっていることなんだろうけど。
それをアルバイトと扱うのも、きみの感謝の表れなんだろう。

「貴重な体験だったと思うことにしまあす」
「最後だから、もうちょっとぶらぶら見て行かせてね」

これはと言えば、特に清掃の手伝いもせず。
ひらと手を振り、またぶらぶらと静かな店内を闊歩する。
選んでもらった小説は、持って帰ってきちんと読みます——
>>シンキ#567218
エル
ちょっとタイトルが怪しいな……。
しかし愛好家のお墨付きもあるとなれば、そんな先入観で避けるのももったいない。
折角選んでもらったので、参考にします——

「そう」「あの子は寂しがりやだからね」
「じゃあ、通販で我慢するかあ。
 わーってフロアが組み替わる様子が見られないのは残念だけど」

同僚クソ女——?がどうこうとも以前聞いたし、こんな不可思議に行き合うこともそうそうあるまい。
折角縁ができたなら今後とも贔屓にできたらと思ったけれど、インターネット越しにでも叶うなら上等か。
あの子はインターネットが下手なので、一人では通販の利用も儘ならないだろう。恐らく一通りエルが教えることになる。
>>シンキ#566825
エル
「じゃあ何か、おすすめがあれば」。本を読むのも好きなので、そう応じつつ。
きみの中で話が繋がってゆくさまを見守る。

「そう、ユキヤ」
「花束をもらったときにモールに選んでもらったって言ってたから、きみのことかな〜と思って、私もきみをアテにしてやってきた……という流れ」

なので本当に、きみのおかげで相互消費が捗っている。
やはりいつの世も、評判は人の口を介して広がってゆくものだ。

「ステラボードが終わってもまた来たいぐらいだけど、そういうのってやっぱり難しい?」
>>シンキ#565775
PLより
お世話になっております、480PLです。
ご連絡ありがとうございます、了解いたしました。
お話いただけてとても嬉しいです!

(以下、折角なのでファンレター)
戦闘セリフなどの演出によるキャラクター表現がたいへんたいへんよく、本当に大好きです。
好きすぎるあまりに本当にめちゃくちゃに連れ出しさせていただき、お世話になりっぱなしでした。
コネクトセリフをいただけたことも、ロールにお付き合いいただけていることも、とても嬉しいです。ありがとうございます。
>>シンキ#565778
エル
「やっぱりお店は繁盛してなくちゃね」

これは以前訪れた際に見た、フロアの組み替えが特に気に入っている面白ポイント。
赤いブローチのきらめきに、穏やかに瞳を細めて。

「プレゼント選びには相手との関係性を加味する必要があるのもそうだけど」
「私はあんまり情緒豊かなタイプでもないから、それこそ恋愛小説とか読んだ方がいいかも」

参考になるかも。人間的情緒の……。

「顔、見たことあるんじゃないかな。
 そのへん走り回ってる唐揚げの子にあげたよ〜」
>>シンキ#565224
エル
「ゲーム側に寄り添った発言だ」

人間の身からすると、ちょっと面白い。
けれど、ゲームは遊ばれてこそのもの。モールも利用されてこそのもの。
通じるところはあるのかも、という納得感はある。

「きみも楽しいことやいいことがあったなら、よかったね」
「よりよくなれば、どんどん繁盛しちゃうかも」

というわけで、今後の営業のためになるようお客様の声もフィードバック。

「あ」「そうそう、プレゼントね」
「とっても喜んでもらえました。
 きみのアドバイスのお陰だと思うから、改めてありがとうね」
>>シンキ#565224
エル
「そ、病気ですからね。
 病名は好奇心」

ケラケラと軽快に吐息が踊る。
とは言え、不治の好奇心もだれかを困らせない程度に。
釘を刺されて大人しく、「はあい」。

「悪戯は笑い事で済む範囲まで」「ね」

>>シンキ#564967
エル
「リスクを冒して勝手に入って得るものがあるわくわくする——と考えるなら、買い物と似てると思わない?」

今は特に怒られてもいないのでリスクもへったくれもないが、一般的には、閉店後の立ち入りは従業員に限るもの。
禁じられると覗きたくなるのは人の性だ。

「陳腐な表現だけど、得られたものと言えば……ゲームで遊んで楽しかったなあっていう思い出、かな」
「きみみたいなひと……施設か。
 とにかく、こんなところでもないとお目にかかれないようなことが色々あったから」

>>シンキ#564020
エル
あ! 唐揚げカーの鮮やかなドラテク!
あちらでは華麗に峠を攻めているものもありますね。
モールの峠ってどこ? さておき。

「やあ、お邪魔しています」
「営業の終わったお店ってわくわくするから入ってきちゃった」

どうやらただの侵入者らしい。

「あるいは、きみに挨拶するためかも。
 大変お世話になりました」

深々とお辞儀。
きみと自分とでアタッカーを挟んでおけば概ね何とかなると、散々連れ回したものだから。
一般侵入客
蛍の光さえ鳴り止むような、静まり返る店内を平気な顔で闊歩する。合わせて揺れるのは長い三つ編み。
足元をやたらと四輪の唐揚げが走っている気がするが、さておき。

閉店後、あるいは開店前の店内には、常とは別の趣があってわくわくしますからね——
>>ユキヤ#556902
エル
フード越しに頭を撫でくり回す。
特に声をかけるでもなく、べつにそれだけ。
長躯は垂れ下がる長いみつあみを揺らして通り過ぎてゆく。
>>ランバージャック#546847
エル
「それじゃあまたね」と会話を切り上げた、そのしばらくあと。
ステラボードのエピローグも公開されたころのこと。

きみに送られるのは、
トレードマークの頭巾によく似た赤い宝石レッドダイヤ。
いつかのその日に向けて、ダイヤの先払いをしておくことにしたのだった。

さて、赤ずきんちゃんの期待には応えられるといいけど。
>>ランバージャック#546847
エル
「まあね、ありがとうね」

99、100と最後の最後に連続で引いたのはいっそ嘘のような偶然。
98回分の乱数調整が活きたかも。ほんと?
Lの運がよくないのはリスナーにも周知の事実なので、いつかのその日の『ランバージャックPU出るまで引く配信』は、親の顔より見た爆死と盛り上がるか。
はたまたきみの無邪気な善意によって、Lが運営の弱みを握っている説でざわつくことになるか。
何にせよ、折角なら案件まで漕ぎ着けたいところ。

>>ユキヤ#546850
エル
タンクがいるとヘイトを寄せられていたり、かばうが発動したりで余計に味方に当たるのかもしれない。
ヒーラーなので知らんけど——


拍手を受けて、「ありがと」とひと言。

「人もいけるとは言われてたな」

エピローグで語られた内容を思い返しつつ、一通り選んだものを再確認。
忘れ物はない、と思う。

「うん、大丈夫」
「もしあっても、ゲームが閉じるまでは取りに来られるんじゃないかな。
 Wi-Fiに繋げばきみのスマホも使えるでしょ、多分」

ひとまず今日のところは遊びの時間もこれでおしまい。
きみの手を取り、「それじゃ、帰ろうか」。
いつもと変わらぬ調子でログアウトボタンを押すだろう。
>>ユキヤ
エル
ブランコもシーソーもなければ、スプリング遊具もグローブジャングルもないベンチだけの公園から、きみを伴いおおかみ座へ。
4の更にひとつ先の星を踏む。
しばし棒立ち。
戦闘したり、イベントシーンを見たりしている……。

「……はい、おしまーい」
「忘れ物はないですか」

それが済んだら、きみを振り返り首を傾ぐ。
片手でスマホをたぷたぷ、持ち帰るものを選んでゆく。
>>ユキヤ#546662
エル
「知ってる」

こがねの月が弧を描き、機嫌よく咲う。
知っているけど、わざわざ聞きたいときもある。

「私もユキヤがいちばん大事で、大好き」
「愛してるよ」

おうむ返しの愛の言葉は、おんなじ気持ちだからだ。
満足したので体を起こして立ち上がる。
今度こそ、向かう先はおおかみ座。

「続きはあとでね」
>>ユキヤ#546662
エル
そういう風に教えてきたから、成長は素直に喜ぶべき。
それでもしょうもない駄々を捏ねて困らせてしまうのが恋の厄介さ。あるいは、親離れを見る寂寞感か。

くすんくすん。ちら……。
そろそろどつかれそうなので、心構えをしている。
と、きみの手が触れる。
上げられた顔は、当然の如く少しも泣いていないけど。
どうやらどつかれることはなさそう? 何を言ってくれるのか、内心わくわくしながら待つ。

「ん」

なんと行動で示された。
人の気配はないにしたって、ここは人のこないところとは言えない。
それなのに随分長いな……。
思うだけで、されるがまま。やわらかくあたたかな舌が何度も触れる。
これもエルが教えたことのひとつ。

>>ユキヤ#546480
エル
楽しいことがたくさんあってよかったね。
選ぶことが怖くなくなったなら、練習させてきた甲斐もあるけれど。
あんまり手がかからなくなると、それはそれで寂しくなるかも。
順位をつけるものではないにしても、そうすると“いちばんの特別”も欺瞞になってしまうのが難しいところだ。

しどろもどろの声が落ちてくるのを聞き、ちらときみを見上げる。
困っている。
こんなことばかりしていると、いつか本当に愛想が尽きるのかもしれない。うーん、悪癖。
顔を伏せる。くすんくすん。嘘泣き。

「……すきなこが、」
「私のことどんなに好きか教えてくれないと、安心しておおかみ座に行けない……」

自覚があってやめないバカタレ。
もちろんどついて行かせてもいい。



 
 
 
 
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