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>>ツワバミ#483123
ポム 「……!」 自身の瞳にあなたの姿が映り 掌の、青い輝きが消え失せる。 元々、"それ"負けましたを青いハンカチの力で 言わせようとしたから青く光らせていた訳で でも"それ"を相手が言ったのだから、消えるのは当然──。 あなたを危険な目に合わせたくないから。 私は悪であり、それに巻き込む訳には行かないから。 渡した悪意ハンカチを──悪意のために使いたくは無いから。 幾重にも重ねる想いは言葉として出ない。 代わりに出るのは── 「──最後の恋……だなんて そんなのを、私に向けないで下さい。 そこら辺にいる女の子にでも 私へ対して言ったみたいにすれば良いでしょう!! だから……」 背負う罪も圧し掛かり、声が段々と、段々と 弱弱しく。
>>ツワバミ#483061
ポム 「──、私の願望だって "おまえ"は居て欲しくは無いッ! から……」 自身の掌をギュっと握り 身を焦がすように胸を抑える。 「"おまえ"は本当に……意味のわからないことばかり……言う。 ──今のは……さっきの戦いの負けの宣言でも言った……のか?」
>>ツワバミ#482131
ポム 「……私はあなたのことが嫌いです。 ──、と何度も言ってきたじゃないですか。 だのに、何故。 ──何故。そんなことを言うんですか」 魔力を帯びた手が──止まる。 以前渡したハンカチのように、青い色のまま揺らぐ。
>>ツワバミ#473416
ポム ベッドからギッと音がする。 立ち上がったポムが頭を押さえながら 振り返らぬあなたへふらりと近づく。 右手の指先に魔力を宿し、青く輝く── 「……」 あなたに至近距離まで近づいたため その小さな声は聞こえた。 「──意味のわからないものを目指して……」
>>ツワバミ#466518
ポム 「当たり前でしょ。 一般人の“おまえ"が私に勝てる訳が無い」 自嘲的に笑うあなたに追い打ちするように 言い放ち、ふんと鼻を鳴らす。 「──“おまえの戦い"は引き分けで終わり。 “あれ"……観客がいるのは……私の誤算だった」 誰に言う訳でもない、独り言のように語る。 ぐっ、ぐっ、と掌に開いたり閉じたり。 ──血の巡りを感じる。
>>ツワバミ#464631
ポム 「……ああ、そう」 他にも言いたい言葉があった、が握り潰し、出ない。 どんどんと、深みにハマっていくように 自分が弱くなってしまう気がしたから。 小さく、縮めるように 自身の体をぎゅっと、より丸くなる。 「──急に決闘だの言い出したり 今も……強情な奴」
>>ツワバミ#462070
ポム 今、あなたの言葉で響くことは無かった。 責任だの言っているが その原理は自身のため。だと思ったから。 文句や泣き言の一つや二つを言いたくなった。 或いは、まだ勝負がついていないことを訴えるか、と。 ──だが、あなたの疲れた様子を見て 横になりながら膝を抱えて丸くなる。 自分も、彼が空から落ちた時に助けたじゃないか、と。 「……」 「……悪かったわね」 小さく舌打ちした。
>>ツワバミ#461541
ポム 「……」 目を瞑り、黙って話を聞きながら 素直にベッドに寝かされる。 「……恥ずかしいならっ、他の人に任せれば良いでしょ! 戦ってる時に周りにいた奴等! ……私だって恥ずかしいっ! から……」
>>ツワバミ#455255
ポム 平手はへにゃりと落とす。 まだ血の気が戻っておらず、身体が上手く動かせない。 そのことに落ち込んだかのように視線も落とす。 ケガが治っていることを知る。 「何で、運んでいるですか。 ほっといても良いのに……。 ケガも……」
>>ツワバミ#448330
ポム 「──な……な、な、な……」 声にならない声をあげながら 顔を真っ赤にしながら 「何をしているの──!!」 あなたの鼻を触っていた手はパーになり 声量の割に、ぺちと小さく音のする平手。 疲れは残っているのか、態勢が良くないのか 力は全く入ってない。 (2/2) |
>>ツワバミ#448330
ポム 「……ん」 寝ぼけ眼でぼんやりとした視線を 音──声がした方に向ける。 目覚まし時計があるであろう、手の先に。 「……」 褐色肌の彼であることに気付くのに 時間はかからなかった。 (1/2)>
>>ツワバミ#437030
ポム 「……ん」 背負われながら、寝惚けて手があなたの顔に伸びる。 目覚ましを探すように指先が あなたの頭、鼻に伸びる。 「……ちゃ……ん……」 もごもごと誰かの名を呼ぶ寝言。
>>ネカセ&ヒーラ#432144
ポム ステラボードのスキルにより、ケガが治療されていく。 気絶しているので文句を言ったり 離れろと言うことはない。 「……」 もう目立った外傷は無いが、しばらく気絶したままである。
>>ツワバミ#422049
ポム ふらふらとした脚を崩すように屈む。 酸素を取り込もうと肩で息をする。 恥も外見も取り繕わない。 糸もいつのまにか消えた。 「……"おまえ"が諦めればそうなる、と言っている……だろう! 私に近づくと、危険。だから、諦めろ……!」 倒れそうになる前に言葉を絞り出す。 それを吐き切れば、前のめりに倒れそうになる。
>>ツワバミ#415921
ポム ──血の消費が激しい。一瞬の放心。 苦痛で喘ぐあなたの声と顔で 醒めたかのように眸に光が戻る。 こちら側も限界が近い。 蒼白な顔がどんどんと青く変わる。 今すぐにでも気絶しそうなくらい。次に発言するくらいには倒れるくらい 「……何故"おまえ"が……降参、しない? ──そこで……終わる、のに。 そうすれば"おまえ"は私と会わずに、済むッ!」 徐々に、あなたへの糸の力が緩んでいく。
>>ツワバミ#415483
ポム もがきを止めようと 抵抗を抑えようと、さらなる糸を、血を出す。 ふらりとポムは揺れるが あなたを睨んだ視線は外さない。 互いに脂汗をかきながらはぁはぁと、息が荒い。 「──marionnette」 さらなる呪文を呟き、あなたに絡まった糸は あなたを宙吊りにせんと 無力化しようと縛り上げようとする。 縛ろうとする力と自身の血の量:スケール5【 1d100 : 69 】 「……降参しなさい」
>>ツワバミ#409596
ポム 頭痛かのように頭を抑える。 「……話を聞いても、意味がわからない。 ──それに無理」 血の塊として指先を絡まる──否 まるでボビンに糸が巻かれてる。 それは意思を持っているかのように蠢く。 あたかも獲物を前にお預けされている犬。 この世界ステラボードには存在しえない力悪の魔法 「"おまえ"は負けるからそうはならない。 "おまえ"の目的を邪魔するつもりは無いが── 『あなたが欲しい』という願いは気に食わない。 ──broderie」 呪文のように呟けば 血の糸はあなたに向かって、刹那の速さで飛ぶ。 もう飛んで逃げないように捕えようと 縫い付けるように、鋭く。 broderie:スケール5 命中率【 1d100 : 13 】
>>ツワバミ#396877
ポム 一瞬ふらりと揺れる。 血が減った影響か、と考えると同時に反撃を受ける。 「……うるさい。私が知ったことか」 流れ続ける血を摘む。 細く、長く、赤い糸と化す。 技の準備か、だらんと脱力し迎え撃とうとする。 「改めて問う。 何故、戦う必要がある? ……私に勝って、何の意味がある?」 こちらから問い掛けたほしいもの、に対して 再度問う。次の技への時間稼ぎの意もある。 |
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