終わりなき造物の物語の不屈の討伐者
ENo.445 レッドループスランバージャック 記憶を連れて帰ってあたしを生まれさせてあたしを実装してあたしを呼んであたしをガチャで引いて天井まで課金して何枚も引いて限凸させてあたしはあなたの★SSR赤ずきん!

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>>ランバージャック#573163
空の方眼紙 「この世界の、星座盤の、『ステラボードのランバージャック』が終わっていく」 「サービス終了って、消えるってこんな感じだったんだね、みんな。わかってたけど、初めてだからさっ」 「『ランバージャック』は消えないけれど、ここのあたしは」 「あたし、あたしは――」 幻想的な光の差し込む、金属質で人工的で、色鮮やかな終端にて。 静かに夜は明けた。
>>ランバージャック#572977
ランバージャック 「覚えててくれたらいいなあ。くれるよねっ? くれるよ! ねえ、るーちゃん!」 「あとはあたしが現実世界に実装されて、生まれるのを待つだけ!」 「ああ、はやくその時がこないかなあ、また皆に会えるのが楽しみ!」
ランバージャック
星空に向けて、手を伸ばしている。 画面を表示した。持ち帰る物品――のうち、もらったものを読み返している。 ノーツを書き換えたものならば、もともと何のノーツだったかまで。 「『解放』、『旅路』、『再会の』、『未来の』……」 「いいものいっぱいもらっちゃった」 手を振って画面を閉じる。
>>ラギル#572539
ランバージャック もしかしたら今度はクッキーを習ってみたり、また琥珀糖をねだったり。 そんな思い出があったかどうかは、物語の、描写の外に。 少しだけ色を選て、自分で塗ることも覚えた彼女は、このようにあなたを模した色も得て。 少し胡散臭いダークエルフからアップルパイを教わった、という思い出を持ち続けることでしょう。 [こちらこそ大変な中ありがとうございます、そしてお疲れ様でした! ちょうどタイミングよく、返す時間も残っており PL とても うれしかったですよ 感謝……!]
>>ラギル#572539
ランバージャック そして――もちろん! 「いちばん最初の一切れは、作るのを手伝ってくれたラギルおじさまの特権っ! どうぞ召し上がれ!」 はじめて料理したよ! おいしいといいな、と熱々の一切れを差し出して。 後日、りんごの仕入先を教えてくれた青年や、りんごをくれた神様と、アップルパイが好きになったきっかけの人魚さんに渡しに行った……というお話をしたかもしれません。 →
ランバージャック
『でもまあ、最後は寂しい顔より笑顔がいいよね、そうでしょ?』 『ハッピー・エバー・アフター! みんなみんな幸せに、ゲームができる余裕を持った生活で、天井までガチャが引けるくらいの経済状況で、★SSRあたしの実装をお待ちくださーい!』 そんな言葉に笑顔の自撮りを添付して、チャットを送った。 ……とはいえ彼女はゲームキャラ、ログアウトできないのでこのインスタンスが終わる最後の最後までここにいる。
ランバージャック
『……本当に終わりが近いって思うと、なんだかけっこう寂しくなってきた、かもっ』 おおかみ座の美しい空がさらに寂寥感を掻き立てるようで、人がたくさんいて賑やかな全体チャットにメッセージを投げ込んでいる。
>>セレネ#570269
ランバージャック 「のせっ」 送る途中に破損していなければ。 お返しと言わんばかりに送られのは、ネームノーツに自分の歌を記録した動画。 立ち絵一枚撮って出しの、ポップノイズまみれで、パフォーマンスなんか微塵も考えていない素人のカラオケ。 お気に入りだと言っていた歌とは別だが――終わりかけのゲームで、戻る現実がないゲームキャラクターとして歌いたかったのかもしれない。 |
ランバージャック
『全体チャットのみんなー、よかったらいまいるところの風景の写真おくって!』 『おおかみ座4の一個先はこんな感じ!』 森とか川とか古城とか、毒沼とか、星空とか……。 いろんなところに行きましたね。
>>ハク
"あなたの"赤ずきん ……少しして。 もしかしたら、写真だけしか送らないほうがきれいに締まったのかもしれないが、少女はかっこつけることよりもやりたいことを優先させる子どもなので。 『"あなたの"あたしは、あなたのことが好きだよ』 『今のあなただけじゃなくて、未来のあなたもきっと好きになるよ』 『だから、またね』 『たくさんのあたしのうち、ガーデン・ハックルベリーのあたし より』 最後に、文字だけを送った。
>>ハク#566804
おおかみ座の風景 返信に言葉はなく、ただ幻想的な夜空の写真が――この世界の端の風景写真が返された。 遠くで星雲が燃えている。端がほんのわずかに白く明け始めている。 おそらく少女が今見ている風景、少女があなたと見ることを願っていた風景だ。
ランバージャック
「ログアウト先なんてないもんっ」 「まだ生まれてないから現実にもいないし」 「……システム上オフライン版もないだろうし、このまま『あたし』は一旦消えるんだか眠るんだか? どうなるんだろうね?」
ランバージャック
「思い出、非圧縮だと容量大きすぎるかなあ、みんなはいつもどうしてるの?」 「zipとかにしてる?」 「ゆうしきしゃー!」 チャットをぽちぽち。 まだ残っている人がいるといいんだけど、もう皆それぞれの現実に帰ってしまったかな?
ランバージャック
「あたしもご挨拶しておこっかな? まだまだ最後まで、インスタンスが完全に閉じられるまではこの世界にいるけどねっ!」 「みんなありがとう! やぎ座、のんびりに満ち溢れた場所だったな~。 あたしもみんなを覚えてるから、みんなもあたしを覚えててねっ」 彼女の現在地、おおかみ座のきれいな空をバックに、とびきりの笑顔の自撮りを添付したチャットを送った。 |
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