遠距離の打ち上げの復活する小さな激情


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STR55MAG0AP131タイプ★平穏

AGI50VIT0CP6星座いて座

DEX60MNT0運勢↑↑↑隊列前列

装備ネームノーツ「激情」



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星を巡るはぐれ者たち



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シグ
「気合でどうにかなる機械。羨ましいな……。」

ここがゲームでなければ相棒も相当な回数のメンテナンスが必要であろうことを想像し。
シグ
「牽引用のフックはこっちにもあるから。
うん、繋げられる部分があれば。」
シグ
「……イカダ、牽引する?こっちで。」

羨まし気といった視線を感じて。
シグ
「ここじゃ専ら移動用と化してるけどコイツのお陰で空以外はなんとかなってる。」

「かんむり座に向かうにもこと座へ向かうにも往復が必要なのが。
他のルートが見つかるのを見越して、こと座経由ではくちょう座を先に目指そうかなこっちは……。」
シグ
「この星、移動しづらい上に広いな……もう暫く足止めを食らいそうだ。」

二本の足を折りたたみ、ボートのように水上を進む機械の背に乗り。


シグ
「あ、良かった。イカダ完成してたんだ。」

さっさと目的地の一つを探索し終えたようでこちらは相棒ですいすいと水上を渡っていた。
帰りにまだ完成していなければ流石に手伝おうかと考えていたところだった。
シグ
なんかまだ渡れてない人たちがいるな。
戻るべきか。
>>鏡花#131340
シグ
「ならよかった。また用が出来たらそれで呼んで。」

ストレイウルフ
『当機はいつでも利用を歓迎しています』

目的地へとたどり着けば、ウルフは乗せた時のように座高を下げ。
シグは車椅子を用意すると、丁寧に降りれるよう手を貸し案内するだろう。

「こんなところか。それじゃ、頑張って。」
>>鏡花#130694
シグ
「確かに。さっきの人達の反応見たら、君なら何とかなるか。」

たまたま声を掛けるタイミングが被った際に自分が選ばれただけだ。
そこまで心配するような理由もない。

「ん、じゃあそこで降ろす。……と、その前に。」

何か思い当たった様子で自分のメニュー画面を開けば、☆印のアイコンをタッチする。

「フレンド登録。……でいいんだよね。
ゲームで出会った人には送るものだと聞いた、間違ってたら返さなくていい。」
>>鏡花#129467
シグ
「そう。……外からは不便そうに見えたけど、その様子なら問題なさそうだ。」

不便そうに見えたというのは、きっとコンテナに積み込んだ車椅子のことだろう。
それから視線は進む先へと戻し、しばらく間を置いてまた口を開く。

「中継……じゃなくてセーブポイントか。
そこから先はどうするの、他に移動の足の宛があるならいいんだけど。」

>>鏡花#128863
シグ
「大したことは。コイツがどこで拾ってきたのかわからない話題に、適当な相槌を返すだけ。」

「どこに何があるだとか、ないだとか。
当たりも外れも混じった情報や、全く関係ない流行りごとまで。
……お陰で退屈しないよ。」

粗雑な回答の割には悪い気分もなさそうで。
本当に他愛のない旅の友として接しているようだ。

「ここにいるとゲームだってことを忘れる。
ゲームの中だから当たり前だけど、何もかも非現実的で……学ぶことも多い。」

周りを見渡す目つきは、景色を楽しむよりも周辺警戒の色が強い。
それでも時折、携えるライフルの先を水面に浸け、無意味に水を切る。
彼なりに探索は楽しんでいるのかもしれない。

「そっちは?純粋にゲーム楽しんでるのか、それとも……クリア報酬目当てか。」
シグ
「祭り。イベントとかいうものだっけ。
ペアが必要ってことはそこそこ難易度が高いエネミーの相手だろうか。」

何か勘違いしている様子。
ゲームというものに全く慣れていないままここまで辿り着いた。
>>鏡花#128299
シグ
「コイツが居てこっちも正解だった。
口うるさいけど楽も出来る。」

彼の文句に右側のコンテナがパカパカと開閉し抗議を唱え。
雑に足で抑え込んで蓋をする。

「……水の中が見たいなら。ウルフ、下のモニター表示してあげて。」

指示を受ければ小気味のいいSEと共に、操縦席正面の画面に水中の様子が映し出された。
丁寧に操作案内のUIまで表示し、タッチパッドの感覚で下の様子を見せてくれるようだ。
>>鏡花#128193
ストレイウルフ
『アシスト機能で問題ありません
円滑なコミュニケーション能力はナビゲーション能力に直結します
また 緊張下に置いては"雑談"を用いることでのリラックス効果も認められます』

「……こんな具合に、俺よりずっと喋るから。
移動中、暇になったら適当に声かけて。」
>>鏡花#128039
シグ
「するする。……ん、名前。」

軽やかに機体の右肩へ飛び乗ると、自分は安全帯のフックで簡単に固定するのみに留め。
さながらタンクデサントの様相だ。

「俺はシグ。それでこっちが……」

『当機は二足歩行型戦闘支援ユニット 形式番号BCSU‐105
個体名はストレイウルフ 以後のお見知り置きを』

彼が答えるよりも早く、機体の方から名乗り出る。
口数の少ない元の搭乗者とは違い、こちらは中々のお喋りのようだった。
>>鏡花#127962
シグ
「え。あぁー。」
「サバイバルゲームとか、やってたから。」

やや間を置き、若干歯切れの悪い回答。

「念のためベルト締めておいて。エネミー出たとき、振り切るようにする。」

席に着いたことを確認し、今度は彼女の荷物をコンテナへ載せ。
準備が整えば、機体は体を揺すらないようゆっくりと入水し船のように浮かび上がった。
>>鏡花#127889
シグ
見かねれば肩を貸そうと傍に寄り。
問題がなければ、救助隊員のように抱き抱え席まで案内を申し出る。
テキパキとこなす姿はアバター姿の通り軍人を思わせる動きだ。

「別に。……ここで会う人とは、協力するものだって教えられたから。」
シグ
「結構乗りたい人、居るんだな。
……他の場所でも移動に困ってた人居たから、近くに居るとき声かけてくれれば、まぁ。」
>>鏡花#127744
シグ
「そ。じゃあ。」

近くまで寄せれば、乗り降りしやすいよう脚を折り畳み座高を下げる。
必要であれば隣の青年も手を貸してくれるだろう。

「荷物は……後ろのコンテナに積めばいいか。
こっちも一先ず中継点を目指してるから、そこまで。」
ストレイウルフ
『当機は高度な自立思考を搭載しているため 乗降の補助も可能です
操縦席(コクピット)の他 巡行速度の設定によっては肩部
又は背部ラッチの展開により複数名の輸送も可能』

センサー部分をチカチカと光らせ、機械的な音声で二足歩行の機械が喋る。

「……とまぁ、必要なければ自力や他の人に頼んで。」



 
 
 
 
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