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>>夢掴み#474879
めゆしう 「燃費がいい」 「ええと、それじゃあ、どうぞ?」 よいしょ、とその場に座り込んで。 夢の中で寝るというのもおかしな話だが そのまま目をつむり、意識をふわりとどこかへ放つ、イメージで。 つまりはまあただぼうっとしている。
>>夢掴み#474115
めゆしう 「はあ」 「それは、ううむ」 「ありがとうございます?」 幸せを願われれば、立場が逆で。 ただ喜ばしいと思わぬでもなし、遅れてお礼を。 語尾には疑問の音程の揺れがくっついていたけれど。 「ええ、それはもちろん」 「許されるのならそのくらい、いくらでも」 「ハンバーガーでも食べましょう」
>>夢掴み#474017
めゆしう 「バイトからですかねえ……ケーキ屋さんとか……」 「……」 「いえ、俺を支える必要はないのですが」 「貯金はありますよ、結構」 若い女性(?)に似合う仕事を偏見込々で考えていれば なぜか支えるなどという言葉が聞こえて思わず沈黙を。 大人の男の経済力でいったんわからせておこう。 「食べ歩きもきっと楽しいかと」 「今は、なんというか、いいもの食べてはなさそうですし」
>>夢掴み#473870
めゆしう 「ああ、そういえば」 泣いている理由については、聞いた記憶。 なんとなく涙には触れないように、少し気を付けて。 そうしていればとうに染みすらも消えてしまっていた。 「悲しいときに涙は出るものですが」 「夢つかみさんの場合は、悲しさが形になったもの、と」 「優しい分だけ、たまったまんまなのでしょうか」 「自由になれたら……なれたら、ですけど」 「やりたいことだとか、考えていますか」
>>夢掴み#473793
めゆしう 「気になっちゃいますね」 「良いなら良いですけど」 悲しくって、泣いているわけでないと。 今こうして返事があればわかるのだが。 さておき、甘えにはさほどためらいなく。 ハンカチを目元へ押し当てるように、なぞり。 こすらずに雫を受け止め、そっと離れていく。 「この涙には何か意味があるんですか?」 ふと、今更。 人間でないあなたならば、不思議な涙なのか、しら。
>>夢掴み#473693
めゆしう 「?」 「はい」 言いづらいことや言い間違いであれば追及もなく。 涙あふれてばかりなのを見て、ジャケットからハンカチ一つ。 「拭きますか」 夢なのだけど。 泣いているのをそのままにするのも落ち着かない。 人間の姿であればなおさらそう思われた。
>>夢掴み#473554
めゆしう 「いえ、別に……」 「仕事忙しいので……」 素敵だとか、欲しいだとか、どうこう。 語られて何か頷くよなこともなくって。 「それに俺は別に縛られてもないし注射もされません」 「……とは、前にもお話しましたっけね」 「……」 「欲しがられたい?」 いまいち意味の通じない最後の部分。 もう一度繰り返して、首をかしげた。
>>夢掴み#473363
めゆしう 「いいえ、そういうわけでは」 「ただ、縛られて不自由なのは……『かわいそう』なもので」 「だから、そうじゃない方が素敵というだけ」 かわいそう、だと語るときには苦々し気に。 空白があってから、ほかに選ばれる言葉はなかった。 軽く明るい語り口だろう対面とはやはり反対で。 「まあ、あとは、望みや欲があるというのは」 「やはり素敵なこと、な、気がしますよ」 |
>>夢掴み#473315
めゆしう 「理想の姿、と言いますからね」 「夢掴みさんがそのように願うのなら、そうなれば良いと思います」 「人間に近い姿が良い、とは人間目線になってしまいますが……」 「きっとその方が、様々生きやすくはなる、かと」 自由に焦がれている彼女の語り口を聞きながらも 声色はいつも通り、落ち着きはらって淡々としたもの。 「楽しみだと思えることは」 「素敵なことですよ、今までよりずうっと」 ほしいとも、楽しみとも思わなかった時よりは。
>>夢掴み#473221
めゆしう 「いや、当然の心配な気がしますが……」 拘束と注射を強制されるとは聞いているのだから。 一般人からすれば心配しようというもので。 しばらく好きにさせていた手はいつの間にかするりと引いていく。 「ああ……そんな噂もありますね」 「正直言うと信じられませんが……」 「今更ですね」 目の前に理外の存在があるのだから。 このゲーム自体の異常も真実と、思えなくもない。 「変身できるようになるんでしょうか」
>>夢掴み#473160
めゆしう 「……話を合わせただけか」 「それとも俺が思うよりも寛容なのか……」 今日はもむのではなくもまれているだけ。 男性の骨ばっている手は、室内仕事だからか荒れは少ない。 「いえ」 「それを言ったことでひどい目にあったのかと」 「心配をしました」 杞憂とわかってか、ため息を一つばかり。
>>夢掴み#473029
めゆしう 「う~む」 「その方がありがたいのは事実です」 化け物姿では怯えてしまうのは事実で。 しかし見上げるお顔に、むしろ陰ったよな表情で返す。 「ん、なるほど」 「しまう人……ああ、ええと」 「どうなりましたか」 間があって、声のトーンも落ちる。 握られる手には力は入れずに。
>>夢掴み#472973
めゆしう 「おや」 「はい、はい」 忘れるわけもない感覚と声に返事をして。 しかし怪物でない姿なのははじめて、やも。 「これは」 「夢ですかね」 ややこしい。アバター姿の夢を見ているのか、しら。 まあどちらでも感覚に大きな差はなく、やってくるのを待ち受ける。
>>夢掴み#397914
めゆしう 「ううん」 重いのかどうか、そんな返事はなくって。 眠りたいと語る生き物から離れて、座り。 夢の中で眠るのはやはり変な気持ちではあるものの そのままゆったりと仰向けに、大の字で脱力する。 「よく眠れますように」「あなたが」
>>夢掴み#393139
めゆしう 「……柔らかくはあります」 「嫌ではないですし」 怯えを見せはしたもののそれ以上はない。 鼓動は聞くには少し遠く、温度はじわりと移る。 離れるかと少し腕を緩め、一歩だけ引いて。 「平気ですよ、俺は」 「優しいですね、夢掴みさんは」 淡々とした言葉はいつも通りに。 気の抜けた笑い方をして、目を細める。
>>夢掴み#392179
めゆしう 「ぎゃ」 抱き寄せられて、羽毛の内へ。 跳ねのけたいよな本能と理性の合間で。 ただ悲鳴めいた声だけが漏れて、それから腕を絡め返す。 もふ、とした生き物に体が埋まっていく。 家のベッドよりもよほど柔らかかった。
>>夢掴み#389491
めゆしう 「面倒ではあります」 なんせ化け物なんて居もしない世界。 逃げてきたところで助けられるとは思えない。 「ただ、言った手前もあります」 「それを嘘にはしたくありませんから」 「できる限り、力になります」 その時は。 そんなことがあり得るのならば。
>>夢掴み#388402
めゆしう 「会っているのに不思議ですね」 アバター越しには何度となく。 本来の姿では数回ほど。 そして現実では一回たりとも。 現実味のあるゲームと夢越しの交流はおかしな感覚を呼ぶ。 今は触れている錯覚すらあるのだから、なおさら。 「それくらい本当に自由になれば素敵です」 |
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