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>>フィグロ#516902
ライン ▼ 「……確かに、こうして話聞いてもらって、少し気が軽くなった 気がしますし」 誰彼構わず話せることでもない内容だから。 あなたならきっと、口外しない約束を守ってくれるだろうし。 一人で抱え込むよりも、誰かと共有できた方がきっといいに 決まっている。 「無関係の他人じゃないっすから、彼女。 知らない人でも、『助けて』なんて言葉向けられたら気に なるでしょうし。 ……すみませんが、お願いします。 フィグロさんの方が直接話ができる分、ローダンセも何か 話してくれるかもしれませんし」
>>フィグロ#516898
ライン 「長さだけじゃなくって、本当にお互いをよく知ってる関係…… みたいな? 親友とか、相棒とか、そんな感じをイメージしちゃうっすね」 例えを聞いて思い浮かべた言葉を、そのまま口にする。 "家庭教師"という言葉のイメージよりも、ずっとずっと親密な 関係なんだろうなって。 「永遠の憧れっすよ、これからもずっと。 俺は父ちゃんみたいに、自分の命賭けられないし。 並び立つことなんて絶対にできないから、せめて誇って もらえるような生き方はしたいなって」
>>フィグロ#516902
ライン 「ほら、もしかしたら、今聞いた話を人に売るかもしれないし」 わざわざそう言うってことは、そんなことはしないということ でもあるけれど。 素直にありがとうって言えばいいのに、照れると素直になれない お年頃。 「……侵食……乗っ取り…………。 すげぇ悪趣味っすね。だから悪魔なんでしょうけど」 もしも友人や家族が同じ呪いにかけられたら。 ぎゅっと唇を噛んで、拳を握る。 どこまで呪いが進んで、どこで呪いを解けたのか……なんて。 気にはなっても、問い掛ける気にはなれなかった。 「本当に、呪いが解けてよかったっすよね。 大事な人が、自分が知ってるその人じゃなくなっちゃうの…… 見てるだけでもきっと辛かったでしょうし」 ▼
>>✧⑅ねこ天姫⑅✧#515534
ライン 「ノリ気じゃないっす~~~!」 なんて抵抗も言葉だけで、されるがままにぐいっといった。 †堕天使の甘露†ワインの芳酵な香りと味が口内を満たす……! 「………………」 「…………」 「……、…………おいしい」 58%ほど酔った顔で、ぽつりと。 数字が大きいほどお酒に弱いとされます。 リアルに影響ないから問題ないけど、良い子は真似しないでね。
>>こおり#509307
ローダンセ 「助けてもらった、かぁ。 恩人っていうのもありそうだけど、なんかすごくカッコいい 人だったのかな?」 「……調べて……? ふぅん……、……その人のこと知ったら、もっと好きに なっちゃった、的な?」 言葉のニュアンスに少しの引っかかりを覚えながらも。 好きな人ができたら、どんな人か知りたいって思うのはきっと 普通のことだろうし。 楽しそうに話すあなたに、少女も楽しそうに相槌を返す。 「……ああ、憧れの人に少しでも近付きたい、みたいな? オシャレさんなのかな、その人? まねっこしたいって思わせるくらいの人なんだねぇ」 また、少しの違和感。 ここは理想の姿がとれる世界だから、不思議はないはず なんだけれど。 リアルでも同じ姿じゃなかったかなって。
>>こおり#509307
ローダンセ 「あ、いいねぇ! 空中散歩! 星の綺麗な夜とかだと、気持ちがいいんだろうなぁ」 「ふふ、目指せ友だち100人! だね。 いっそ100人でキャンプにでかけちゃったり」 冗談には冗談を返して、口にするのは空想ばかりで。 「どーせ死ぬなら、後悔ないような最期にしたいよね? もう死んでるから、言ってもしかたないんだけどさ」 「そーだね、そんなことになったら、きっと気にするだろうし。 お互い得しないなら、できないようにした方がいいかなって」 ▼
>>こおり#509307
ローダンセ 「お、こおりさんは後輩だったんだ? ふふ、遠慮なく『先輩』って呼んでいいんだよ~?」 あなたの抱いた違和感なんて何も知らず、冗談めかして無邪気に 笑う。 敬意のある無しなんてどうでもよくって。 だから呼び方が変わろうと変わらなかろうと、少女は態度を 変えることはないだろうな。 「…………」 「……火事、起しちゃってさ」 「気付いたら火の海で、煙で前が見えなくって」 「……避難訓練で『煙を吸わないように』なんて言われる理由、 身に沁みてわかっちゃったなぁって」 ちょっと失敗しちゃった。 そんな軽い口調で、さらりと白状する。 そうして続けるのは、やっぱり軽い色の問い掛け。 「こおりさんは?」 「死んじゃった理由、なにか心当たりがあったり?」 ▼
>>✧⑅ねこ天姫⑅✧#503811
ライン 「うぅ……そりゃあ俺だってもう18だし、 弁えるところは弁えるっすよぅ」 大人しくなでなでを受け入れている。 子ども扱いされてる感はあるけれど、実際あなたよりは年下 みたいだし。 「う……そりゃあ、飲んでみたい気持ちはあるっすよ? 世の理に背いて己が欲求を貫き通す……。 そーいうの、憧れちゃったりはしますけどぅ……」 世の中のルールと好奇心との間で揺れている。 なんならちょっと、気持ちは悪い子ちゃん寄りだ。 そ~っと、あなたの方へと手を差し出したりもしながら。
>>フィグロ#501126
ライン ▼ 「まあ、相手からしたら俺は知らないヤツっすからねぇ。 誰かに助けを求めるって、すげぇ勇気がいることですし」 もし想像通りの"理想"なら、やっぱり自分にはどうにもできないのだけれど。 諦めたくないから、はぐらかされたって構わず対話を試みているわけで。 「……まぁ、そうっすよねぇ。 そんな方法知ってるなら、苦労しなかったでしょうし」 「…………」 「……すいません、なんか話聞いてもらっちゃって。 ついでのお願いで悪いんすけど」 「……ローダンセのこと、少しでいいんで気に掛けてもらえると ありがたいっす。 んで、もし彼女から話が聞けたなら、俺にも内容教えて もらえれば……」 相変わらずの軽い口調に、ほんの少しの真剣みを混ぜて。 とは言え無理強いするつもりはない。 彼女がいつ"現れる"かなんて、自分だってわからないのだし。
>>フィグロ#501119
ライン 「ふふ、昔からの付き合いっていいっすよね~。 誰よりもフィグロさんのことを知っている人、みたいな?」 それこそ幼少期から知っているような人なんだろうなって 想像して。 きっと誰よりも信頼していて、だから憧れちゃう人で。 微笑ましいなって、つい口元も緩んで。 「そりゃあ、もちろん。 身体が大きくて、勇敢で、不器用だけど優しくて、 ……人のために命を張れるひと。 俺、そのひとの背中見て育ったから。 ……永遠の憧れのひと、っすね」 |
>>フィグロ#501126
ライン 「あ~……確かに、新たな出会いがあるって意味では、 いろんな場所を渡り歩くのも楽しそうではあるっすよね。 こうやって信頼できる人に、…………」 共感を示して、ふと言葉を切る。 信頼を向けられる心当たりはないけれど。 どこか照れくさそうに顔を背けて、 「……あんまり初対面の人を信頼するもんじゃないっすよ。 俺が悪い人だったらどうするんすか」 なんて。こちらも人のことは言えないのだけれど。 続いた言葉には、本当にほっとしたように頬を緩めて。 「……そっか。それはよかったっす。 じゃあ今は無事に呪いも解けて、平和な生活って感じっすか」 「……悪魔の、呪い。 フィグロさんが言いたくないなら、深くは聞かないっすけど」 こちらから尋ねたことだから、どんな内容でもこちらは 構わないのだけれど。 言葉にしたくないことを無理に話させるつもりもない。 どうするかはあなたに委ねよう。 ▼
>>フィグロ#488424
ライン ▼ 「……生きられること自体が"理想"ってのは、きっとあると 思います。 もしかしたら、"火事から救い出して欲しい""死にたくない" なのかなって」 「……そう思って、"記録"で問い掛けはしてみたんすよ。 でもなんかはぐらかされちゃって」 意思疎通は試みている。 けれど彼女は、伸ばした手を掴んではくれない。 少年は悔しそうに唇を噛んで。 「……フィグロさんは、いろんな世界旅してきたんすよね? じゃあ、例えば……、」 「過去の世界に飛ぶ方法とか」 「……知ってたりしないっすか?」 知らないならそれでも問題はないし、それが唯一の方法じゃ きっとないだろうし。 それでもここともう一つの世界しか知らない少年よりは、 あなたの方がいろんなことを知っていそうだから。
>>フィグロ#488421
ライン 「よっぽど怒られたんすね、フィグロさん。 そーいう訳なら残念っすけど、別の機会を待つってことで。 ……その人の前でははしゃいでたってことは、けっこう長い 付き合いなんすね」 勝手に次の機会とやらに期待しつつ。 立場の差はあるかもしれないが、互いの信頼関係が あるんだろうなって。 「あ~~~わかるっす。 対等でいたいけど、憧れのままでいてほしいんすよね~! なんか、こう、簡単に対等にはなってほしくないんすよね。 ずっと理想のままでいてほしいっていうか」
>>フィグロ#488424
ライン 「知らない場所で信頼できる人が一緒だと、それだけで安心するっすよねぇ」 軽い相槌。 その後に続いたあなたの話に、じっと耳を傾けて。 「治せない呪いを解くために、世界を……。 "従者"さんがそう言いたくなる気持ちもわかるっすけど…… そんなの放っておけるわけないっすよね」 "従者"さんがあなたを守る立場の人なら、危険かもしれない旅に 同行してほしくないだろう。 今の口調がきっとあなたの素で、見た目よりもどこか幼く 感じるから。なおさら。 けれど大事な人の帰りを待つだけなんて、きっと自分にも できないだろうな。 共感をたっぷり込めた頷きを返して。 「どんな呪いだったんすか? もう、解けたんすよね……?」 ▼
>>こおり#486273
ローダンセ 「……そっかぁ」 どんなに想っても、どんなに言葉を尽くしても、伝わらない ことってきっとあって。 恋なんてまだわからない少女だけれど、無念さを想像することは できるから。 「……ふふ、太陽みたいな人、かぁ。 憧れだろうとなんだろうと、こおりさんにとってはきっと 特別な人だったんだね。 いいなぁ、そーいうの」 「……ね、その子のどんなところでそう思ったの? なにか、特別だって思えるきっかけのできごとがあったり?」 今がどんな状態であっても、根っこは青春を謳歌していた 女子高生で。 あなたが同年代かは疑問だけれど、恋のお話っていつだって 楽しいから。 とは言え、あなたがこの話題に乗り気でなければ無理に 聞き出すつもりもないけれど。
>>こおり#486273
ローダンセ 「確かに、現実だとほんのちょっと飛び跳ねるだけで 精一杯だもんね。 もしもその"理想"が持ち帰れるのなら、空だって 飛べちゃいそう」 「あ~……確かにキャンプのときは、火起こしが楽に なっちゃう。 ふふ、どうしようか? あちこちのキャンプからお誘い受けちゃったら」 気楽な話にしてくれるのならありがたい。 同じような気楽さで乗って、さらりと流して。 「ワンタップで幕引きとか嫌すぎるし。 それに、勝手に弄られてログアウトされても困るしさ。 そーそ、残ってる命は大事にしないと」 ▼
>>こおり#486273
ローダンセ 「あはは、全然大人じゃないよ~。 大人っぽいって言われたこともないし。 実際、まだ18歳で未成年だからね」 あなたの言葉を冗談だと受け取って、少女も冗談めかして笑う。 未来と過去の邂逅。 既に起こっていることなのに、未だに信じられないまま。 「……わたしも『今が一番幸せ!』って、 きっと思ってたんだろうな。 幸せだって考えることもないくらいに、幸せで」 「ずっとこの幸せが続くって、信じて疑わなくって」 最期を迎える少し前まで、信じて疑わなかったから。 そのまま未来が続いて、信じたまま続いて……。 そんな自分を見てしまったら、きっと心まで焼け落ちてしまう。 ▼
>>フィグロ#485366
ライン ▼ 「……謝らなくっていいっすよ。 俺が話すって決めて話してるんで。 ……そ、お察しの通りっす」 あなたが言おうとしたであろう言葉に、ゆったりと頷く。 それから、続いたあなたの言葉には、うーんと考え込んで。 「それは俺にもわかりません。 ……前に知り合いで、似たような状況だった人がいました。 現実世界だと存在しない、この世界でだけ存在できる人……。 たぶんこの世界では、現実世界で生きているかどうかは関係 ないんじゃないかなって」 これはただの、少年の予想で。 そしてきっと、乗っ取りの可否は大きな問題じゃなくって。 「……助けて、って」 「彼女、"記録"にそう書いてたんすよ」 「だから本当は助けてほしくて、今こうして姿を現してるんじゃ ないかって」
>>フィグロ#485365
ライン 「なるほど、入れ替わり。 そりゃあ確かに今やるのは不可能で、けれどやりやすいって 言えるっすね。 自分の姿ではしゃがれたら……真面目な人なら確かにすごく 怒りそう。 ……フィグロさんも、はしゃぐことってあるんすね」 あなたの今の姿からは想像ができないけれど。 現実での姿は、今よりも子どもなのかなって想像して。 「うんうん、わかるっす。 そうなりたいけど、憧れのままでもいてほしいんすよね。 憧れて真似をするけど、本物には到底届かないっていうか」
>>フィグロ#485359
ライン 「つまり、何もかもが本当に偶然……」 突然知らない世界に飛ばされるだなんて、普通なら信じられない ことだろう。 けれど今まさに、少年もあなたも違う世界からここに飛ばされて きているわけで。 あなたの話に目を丸くして、けれど納得したようにこくりと 頷いた。 「いきなり知らない場所って、きっと大変だったっすよね? "従者"さんも一緒だったんすか? それに、探しものって? なにかのお宝みたいなもの、とか?」 あなたの正体を追求しないとは言ったものの、やっぱりあなたの 話は興味深くって。 ふんふんと相槌を打ちながら、つい問いを飛ばしてしまう。 ▼ |
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