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>>ぐや#524513
アヤノ 「……ふふ、今度はこちらから 手を差し伸べることができましたね」 落ち込んだり、驚き慌てたり、ころころ変わる表情を可笑しそうに眺め。重なった掌を軽く握り返す。 「ええ、例え直接顔を合わせずとも、こうして語らって契り合ったのであれば……友達と呼んで相違ないかと」 自分の『友達観』も、一般的なものに比べれば随分と違うはずだ。だが、そんな己でも、アバターの向こう側に本物の相手がいる以上、こうして結んだ縁は本物であるということはわかっている。 ……優しい友人が、自分を励まそうとしてくれていることも。 「…………ええ。残りの時間、しっかりと楽しんでゆくとしましょう。わたくしはげぇむ初心者ですから。頼りにさせて頂きますね、ぐやさん」
>>ぐや#522693
アヤノ 「…………。」 やはりそうか、と淡い笑みをこぼす。 先日の去り際に口走っていた言葉から、そうなのだろうと予想はしていたけれど。だからこそ先を促すことも聞き直すこともなく、つっかえがちな『お願い』を最後まで聞いて。 「はい。よろこんで」 こくり、と、わかりやすく首肯し。 「こちらこそ、よろしくお願いしますね」 そっと手を差し出しながら、微笑み返した。 まるで、あなたが自然に友人関係を求めたのに対し、自然体で返したかのように。ごく普通に……それが普通であったかのように。
>>ぐや#520714
アヤノ 「…………ええ、わたくしもそんな気分になることが多いもので。そういう時には、よくここを訪れるんです」 こつり、こつり、と石段を上り。 崩れて蔦に覆われた柱の間を抜けて。 古い社のようにも見える軒下に腰を下ろした。 「どうぞ、こちらに。 この辺りでは比較的綺麗な建物ですので」 果たして、この辺りはかつて古い日本のような街並みだったのか。それを知る術はない。ただの瓦礫に無理やり意味を見出だそうとしているだけかも知れない。 ただ……なんとなく、ここにいると懐かしい気分になるのだけは確かだ。 「ふふ……ありがとうございます。 わたくしもお気に入りの場を共有できて嬉しい限り。ここまでお付き合いして頂いた甲斐があって良かった。 ……して、何やらお話があると」
>>ぐや#519721
アヤノ 「来させてくださって……ふふ、ぐやさんは面白い方ですね。良いのですよ、もっと気楽にして頂いて。わたくしの作法は、染み付いてしまって抜けないだけですから」 もはやこれが自然体なのでいつでも畏まってしまうが。それを他人に強要したり、目くじらを立てるつもりはない。 なんとなくそちらも素で丁寧な気がしてはいるが。 見通しの悪い森をすいすいと進み。 やがて、彼女は崩れかけた……といっても、それ以上は崩れそうもない頑丈そうな石段を上がって行く。近くには朽ちた木造建築も見え、どことなく和の残り香を感じる一帯。 「ああ、良かった。りゅう座はわたくしのお気に入りでして。 静謐で、広く、木々が人の姿を隠してくれて……人目を気にせずゆっくりと過ごすには良いところなんです。 ……不気味、とおっしゃる方もいるので、少々安心しました」
>>アル#519702
アヤノ 「………………。 ……ふふ、それは……楽しみです。とっても」 ここが閉じてしまえば、きっとお互いの住む世界はとても遠い。けれど、あなたの言葉を聞けば……いつか遊びに来てくれるのだろう、と。自然とそう思えた。 「? ひねくれもの……ですか? ふぅむ、天界の基準はこちらの世界とはずいぶん違うようですね……わたくしは大好きですよ、あるさんのこと。きっと、他のみなさんもそうおっしゃると思います」 以前にも規律が厳しい、とは聞いた気がする。 もしかすると多くの世界の中でも特に厳格なところなのかも。 「ふふ……慣れないと歩きずらいですよね。 もし足が痛くなった時は、無理せず浮いてくださって構いませんから。……では、ゆきましょうか。どこか少し開けた場所があると良いのですが……」 店を出て、2人の和服天使が通りを歩く。 なんだか不思議な気分……片方に光輪はないけれど。
>>アル#518768
アヤノ 「…………ええ、是非に。 きっとそれもお似合いになります」 おそろいのアクセサリーの話しもしていたし、どうせなら今でも、と思ったけれど。ゲーム内の物はあまり多く持ち帰れない。それなら実際に現実で見付けてもらおう、と思い直し。 「そうでしょうか……? 元気で温かくて、いつも勇気づけてくださるあるさんは、まさにお姉さん……といった印象でしたが。もっとも、わたくしも一人っ子ですけど」 なので『お姉ちゃんっぽさ』はイメージである。 割りと本音ではあったが、こちらも可笑しそうに笑みをこぼし。 「ああ……近頃はどこも赤と黄で染まっていますものね。星図も埋め切り、戦う機会も随分と減ってしまいましたが。 ……それでは、折角のおそろいですし、このままもう少し歩きましょうか。お約束も、あと1つ残っておりますしね」 あなたの用事も済んだようであれば、服飾店もそろそろ退店の頃合いだろうか。
>>ぐや#518575
アヤノ 「………………。」 再びメッセージを送るまでもなく、その姿が目に入る。コネクターが目視できる位置を選んだのだろう。転移してすぐ近くの瓦礫に腰掛け、一人静かに佇んでいた。 こちらも現れたあなたに気付き、立ち上がって腰を折る。 「ごきげんよう、ぐやさん。 ご足労をお掛けして申し訳ありませんでした。 ……ここは往来もありますし、もう少し先まで参りましょうか」
>>ぐや#515725
アヤノ 「ええ、ごきげんよう。お気を付けて」 慌ただしく去っていく後ろ姿が見えなくなるまで。 じっと見送り。 「……やはり、あの申請はそういう意味にならないのですねぇ」 以前にも話題に挙がったことはあるが。 フレンドともだち申請を承認されても、友達になったわけではないらしい。ネットゲームの文化は、やはり難しい。 小さく息をつくと、やがて彼女もその場を後にした。
>>ぐや#514693
アヤノ 「…………少し意地悪を言ってしまいましたね」 こちらの失言で和やかな会談の雰囲気を壊してしまった。 やはり話すべきではなかったか、と自省しつつ。 あなたの反応に申し訳なさそうな苦笑を浮かべる。 「ええ、わたくしもお話しできて嬉しかったですよ。 このような空気でのお別れになってしまい、本当に申し訳ありません。……次の機会があれば、もっと楽しいお話を致しましょう。お待ちしておりますので」 去ろうとするあなたを引き留めることはせず。 深々と腰を折って見送るのだろう。 |
>>アル#513700
アヤノ 「あるさんならきっといつか見られますよ。 立派な翼をお持ちなのですから」 髪を染めるなら、別のお店だろうか。 そちらは今度探してみよう……なんて思いつつ。 明るい笑顔を嬉しそうに見つめ。 「わたくしの翼もたくさん褒めて頂きましたから。 ……ああ、もちろんその御礼、というわけではありませんよ。純粋に綺麗だと思いましたから。こちらも勧めた側として冥利に尽きるというもの」 元からいくつかのリクエストはもらっていたし、幸いそれに合ったデザインも知識にあった。当然のように学ばされた文化ではあったけれど、役立ったなら学んだ価値はあったというもの。 「ええ、こうして見ると遠い異国の方とは思えません。 まるでお姉さんができたような……ふふ、それは流石に言い過ぎでしょうか」 照れ隠しに自分の翼の先を弄り。 「……この翼、折角ですので買って行こうと思います。 あるさんは……何か買って行かれるのですか?」
>>ぐや#513268
アヤノ 「………………。」 手が、柔らかい掌に包まれる。 ゲームの中だというのに、温かい。……けれど。 「……あなたは優しく、善良な方ですね。ぐやさん。 あなたは自分の意思で前に進むことができている。上手く話せずとも、より良くあろうとする勇気と志しを持っている。 …………わたくしとは、違います」 嫌ではない。だが、忍びない。 明かした気持ちはほんの上部だけ。 本心はもっと醜く、浅ましい。 「苦しみはわかる……そう言って頂けるだけで、十分以上です。ありがとうございますね」
>>ぐや#513074
アヤノ 「もちろん、現実は違いました。 夏祭りの日……わたくしはかつての祭事の時と同じように、楽しそうにする人々の波を、遠くから眺めていることしかできなかった。 結局のところ、げぇむの中も現実と地続きの世界。 あの日わたくしが眺めていることしかできなかったのは、己のせいで。現実でできぬことを、げぇむの中だからできるようになるわけではない……。 ……まるで水の中で息をしているように、苦しいのです。 そんな、単純で、救いようのないオチの話ですよ」 そこまで話すと、疲れたように再び息を吐き出す。 他人に明かしたのは初めてだったが、胸の内は晴れない。 むしろ、罪悪感と羞恥で押し潰されそうな気分だった。
>>ぐや#513074
アヤノ 「……ふふ、ぐやさんも人が悪いですね。 わたくしにあえて恥を晒して欲しいと申しますなんて」 あえて揶揄うようにくつくつ笑い。 「…………何も楽しいところはない話ですから。 少しだけ、ですよ」 小さく息をつき、ぽつりぽつりと言葉を溢す。 「幼い頃から、楽しそうに遊ぶ方々を遠くから眺めておりました。彼らと自分は立場が違うのだと、自分には難しいのだと、己に言い聞かせながら」 「けれど知人に、誰もが平等に遊べる『ねとげ』なるものがあると聞いて……そこでなら、わたくしもあの輪の中に入れるのではないかと、思ってしまったんです。身勝手にも」 ▽
>>アル#512200
アヤノ 「わたくしの故郷では、逆にあるさんの髪はとても馴染み深い色ですよ。空色が混じっているのは珍しいですが……いっそのこと、そこもおそろいにしてしまいましょうか」 なんて、こちらも冗談交じりにくすりと笑う。 前髪を少しつまみ、くるくる弄る。この一房を空色に染めたら、どんな風に見えるだろう……そんな姿を想像するのもなんだか楽しい。 そうして、あなたが紺地の和服を選び、操作を終えれば。 装いを新たにした天使の姿に、ぱぁっと笑みをさらに明るくし。 「…………! とっても素敵です……! 紺地に桔梗は決して珍しい組み合わせではないのですが……まるで、あるさんのために仕立てたかのような……。 ……なるほど、星空に、青い花。お似合いになるはずです」 髪や翼、光輪と近しい配色。初めての和服を完全に着こなして見せた天使に、掌を合わせて感嘆の声を漏らす。 近くの大きな姿見を示して見せる。 2人並んでみても、きっと大きな違和感はないはず。
>>ぐや#511982
アヤノ 「はい。残り短い期間ではありますが、ぐやさんとお友達になれてわたくしも嬉しいですよ。 ……そうですね。ぐやさんがそう言いかけたのではないかと思い、こちらから申請させて頂きました。自惚れでなかったことに、内心胸を撫で下ろしていたところです」 特段引く様子もなく、こくりと頷く。 むしろ、余計なお世話ではないかと心配していたところ。 ステラボードに来た当初の自分であれば、同じように躊躇って申請を送らずにいたことだろう。 「元から武道を少々嗜んでおりましたから。 戦うことにはあまり難儀しなかったのは確かです。 ですが……なんと言いましょう。この世界はまるで、遠い世界を硝子越しに眺めているようで……、…………いえ、やめておきましょう。これはわたくしの心の、醜くはしたない部分。これ以上はどうか、ご容赦ください」 残りの時間を、楽しく過ごすためにも。 そう、困ったように微笑んだ。
>>アル#511943
アヤノ 「確かに、ここには元の世界では見掛けないような、明るい髪色の方が多いのですよね。そういえば、ほろさんの髪も色素が薄くふわふわでした。 ……ふふ、不思議なものですね。これまで髪には特に思い入れはなかったはずなのですが。今は少しだけ、特別な気がします」 共通の友人のことを思い出し、くすりと微笑む。 故郷では一番ありふれた色で、気にしたこともなかったけれど。友達と近い色というだけで、『この髪で良かった』と思える。 「空、花、星……ふむ、となると『桔梗』でしょうか」 挙げられた要素から想起した、伝統的なモチーフの1つ。 手に取ったのは空色の生地に青や紫の桔梗があしらわれた物。五枚の花弁を広げた姿が星のようにも見える。 「ああ、星空というのであれば、このような染めもありますね」 一方、深い紺の地に空色の桔梗が咲く物もある。夜空に瞬く星のように見えるかも。他にも菫や朝顔、紫陽花など、青い花の柄は多い。
アヤノ
「お疲れさまでした」
>>ぐや#510929
アヤノ 「……ええ、おっしゃる通り、げぇむをしたのは『すてらぼぉど』が初めてです。お褒め頂き感謝しますね、ぐやさん。 もっとも、わたくしにげぇむはやはり向いていなかったのだとは思っておりますが……良い経験になったことは、確かですから」 言動からして、あなたの方はおそらくゲームに慣れているのだろう。そんな相手からの称賛に、少し困ったような笑みを浮かべつつ。 一方で、自分がゲームと相性が良いとは思えなかった。戦闘は確かに、武術の経験でどうにかなっている。けれど、もっと根本的な部分が。 「はい、折角お近付きになれましたので。 ご迷惑でしたでしょうか? であれば、遠慮なく拒否して頂いて構いませんので」 送った動機は『あなたがフレンドになりたそうだったから』だが、少女はそれを最後まで言葉にせず撤回した。なので、あくまでこちらから、という体。 ウィンドウの下部に表示されるのは『受諾』と『拒否』の2択。 |
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