終わりなき討伐者
全体 タイムライン リスト 返信 自分 秘密 所属星座 募集ボード
イクサ
身体をぶるぶるして水分を振り払っている。
>>シュティ#566327
イクサ 「…うん、沢山話したい」 自分のことも、これからもことも。 うまく伝えられるかどうか分からないけど。 伝えたいことは全部伝えきりたい。 何も伝えられなくなってしまう可能性だってあるから。 そうやってたくさんの話をしながら 時間の許す限りまで寄り添っているだろう。
>>シュティ#565202
イクサ 「…うん、きっと実感出来ると思う」 それが実感出来るのは戻ってからかもしれない。 少し無謀にも思えるほど事を急いでいるかもしれないが 自分達に残された時間は多くはないだろう。 「…もう、ここにいれる残りの時間も少ない。 ……だから、帰る最後まで…色んな話をしたいな」 「戻ってからのことや、脱出した後のこと。 それに…シュティのことももっと聞きたい」 戻る最後の瞬間まで、可能な限りあなたと共に。
>>シュティ#564440
イクサ 「痛くなかった?…それなら良かった」 確かに手に残る感覚と 視界を埋める赤、酷く耳障りな音。 どれもはこれからずっと残り続けるものだ。 それでも引き換えに手に入れたものは大きい。 「…うん。もう、何も縛るものはないはず。 これが僕らが出来る…精一杯の準備だと思う」 |
>>シュティ#563963
イクサ 「…シュティも…頑張ってくれてありがとう」 小さい耳をぴこぴこ動かして 尻尾はゆらゆら揺れている。 先ほどまでのことが遠い昔のように感じて 日常に戻ってきたと言う実感が湧いてくる。 この日常を当たり前にするためにも 必ず成し遂げなければならない。 時間はそう長く待ってはくれないのだから。
>>シュティ#562654
イクサ 「…それなら良かった」 あなたの様子に安堵しながら 頭を撫でる手が気持ち良くて、その手に擦り寄る。 「うん…もう少しだけ…このまま…」 思い出したくない事は深く深く奥底へと押し込んで 今だけはこの温かさだけを感じていたかった。
>>シュティ#559801
イクサ 深い深い暗闇の中にいた。 そこに佇む自分の姿も、周りも、黒で塗りつぶされているのに 手だけは赤く染まっている。 そして、目の前には真っ赤な何かが横たわっていて――。 それを見て、自分達が何をしたのかを思い出す。 これはただの夢だと直感が告げる。 それなのに自分の鼓動は嫌にうるさく聞こえ 不安と焦りに押しつぶされそうになる。 これは現実"だった"ものだ。 それが夢で出て来たに過ぎない。現実はもう変わっている。 夢なら早く目覚めないと。 きっと待っているはずだから。 何か温かなものに包まれている感覚がして 少しずつ暗闇が晴れていき、意識も浮かび上がっていく。 ⇒
>>シュティ#557524
イクサ 「…うん」 もう一度、手を握り直す。 きっと乗り越えられると信じて。 ─2人の姿はどんどん見えなくなっていき 誰の目も届かない場所へと進んで行く。 星空だけがその行く先を見守り、照らし続けている。 しんと静まり返った星空の下で 何かが 潰れるような 音がした
>>シュティ#557020
イクサ 「…痛みを感じないように、するから」 握った手に力をこめて、 手を引いてさらに先の方へと進んで行く。 「少し眠るだけ。だから、怖くないよ」 自分自身にも、そう言い聞かせる。 目が醒めたらスティモシーバがない、世界は変わって見えるのだろうか。 「僕はずっと傍にいるから」 どうなるかなんて分からない。 それでも、この先どんなことになっても。 それだけはずっと変わらないから。
>>シュティ#557020
イクサ 「…うん、ありがとう」 揺らいでいた覚悟が固まっていく。 蘇生出来るとは言え、一度はあなたを殺すのだ。 そのことは、きっと一生忘れられないだろう。 感情がなければ苦しむことも悩むこともなかった。 でも、感情がなければあなたを愛することも出来なかった。 あなたが呼び起こしてくれた感情を 沈めることなんて出来ない。 どんな思いをしようが全て抱えて生きていくしかない。 ―それで良い。 そうやって全て抱えて、感じて、あなたと共に生きていく。 それが、自分の理想の姿だ。 ⇒
>>シュティ#556618
イクサ なんてことないように言えているだろうか。 声は震えてないだろうか。 不安にさせないように、心配をかけないように。 それだけを意識する。 今だけは感情が希薄だった頃に戻りたいとも思った。 あの頃だったかきっと迷わず出来ただろうから。 …でも、あの頃の自分だったら この場所には1人で来ていただろう。
>>シュティ#556618
イクサ 「…もしかしたら施設の人間に気づかれてしまうかもしれない。 それはリスクとしてあるけれど… あの人達もここでの全てを分かるわけではないだろうから」 全て見られているのであればとっくの昔に 強制ログアウトされているだろうから。 「…うん、準備出来てる」 「……もちろん、やりたくないよ。 でも…後悔はしたくないから。 失敗出来ないことだからこそ、 『あの時やっておけば良かった』…なんて思いたくないもの」 ⇒ |
(C) 2024 Hisagi & CloveR Steps.