鯉の転生の刃のわだつみの奏者


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STR124MAG128AP0タイプ★覚醒

AGI0VIT20CP4星座おとめ座

DEX60MNT20運勢↑↑↑隊列前列

装備ネームノーツ「奏者」



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「DPSが正義ですわ!!!!!!!!!」


No.855 浮上

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>>P.Line.#483291
ユーシカ
「行き場に困ったら…お願いするかもしれません」

蟻地獄のようなその世界を無意識で避けたのか、それとも、あの世界の性質がそうさせたのか。
是、とは言わなかった。

「ええ、また」
「次があれば今度はちゃんとしたお店にお誘いしますわね」

そういって別れを告げるのであった。
>>MAO#478464
ユーシカ
「二度あることは三度あるっていいましてよ?」

「…なんてね」

「でも、祈るだけならただですもの」

最後にもう一度だけ、手が届けばあなたの頬のあたりをそっと撫でるんだろう。

「あなたの献身が身を結ぶことも」
「祈っています」

それだけ言い残して席を立った。
>>MAO#477212
ユーシカ
あなたの言葉にニコ! と笑みを浮かべる。

「いつかその成果が見られればいいのですが」
「それには星の巡りに祈りを賭けることになってしまうかしら」
>>P.Line.#476788
ユーシカ
「難しいお話も嫌いではありませんわ」
「特にお茶請けとしては」

答えは是。

「どんな形であれ」
「ぴーちゃんが納得と共にこのゲームを終えられればなって」

自分は、もう行く先は決めている故、絶望しようがないのだし。

「楽しかった」

お茶会も。ゲームも。
>>MAO#476078
ユーシカ
突出するものがないということは、目につくものがないと同義。
不快と無感動の断絶はあまりに深い。

「調子に乗らないところは美徳だと思いますが…」
「今の姿のMAO様がプレイボーイになる様を見たくもありましてよ」

将来への期待。
>>MAO#475442
ユーシカ
普通・・がいいなんて言ったって、大抵その普通は偏差値60くらいの標準よりちょっと上あたりを差しているものだ。
より善きを望む人の善は、それ以外を悪とすることに近しい。

「全くも~、慣れないこと」
「虐めるのは良くないって分かってるのにいじくりまわしたくなっちゃいますわ」
>>MAO#474726
ユーシカ
「型に嵌められるような状況では、もうないと思っているから」

幼ささえあるルッキズム。
そして、望むがまま動く身体・・・・・・・・・への依存。
否定は、出来まい。

「ワタクシ、ノマド気質ですから」
「VR界隈でも長く同じグループと姿でいることってなくって」

肩をすくめる。

ワタクシは気になりませんわよ?

あ、チェリーをおちょくってる!
>>P.Line.#474626
ユーシカ
「なら確かに」
「シンプル」

それ以上は追求せず、湯気立つ紅茶カップを空にするとソーサーに置いた。

「分かり易いのは…ワタクシも好きですわ」
>>MAO#474119
ユーシカ
「ま、いざとなれば記憶喪失ってことにしちゃう手もありますから!」

楽観的。皮算用。
終活をする人間のテンションの高さに似ていた。

「ワタクシ、結構奥手でぇ…」
「ワタクシの心は未だワタクシだけのものですわ」
>>P.Line.#472838
ユーシカ
「どうでしょう」
「それこそバイナリではなくグラデーションのようなものですから」

明言はしなかった。

「ともかくとして」
「ぴーちゃんはその方になにかをしてあげたいのかしら?」

>>MAO#472521
ユーシカ
指先が己の口元を辿る。
婀娜めいた動きもすっかり板についてきた。

「あまりこだわりはないのですが」
「何かにえにしがあるわけでもなし、そうなりましょうや」
「戸籍とかに少し困るかもしれませんが…ま、どうにでもなりますわ」
>>MAO#472475
ユーシカ
一番には、あなたが満足することを願っている。
二番には、あなたが後悔することを願っている。


軽く頬を揉んでからにこりと笑って手放した。
ややあってたおやかな動きで立ち上がる。

「さて、と」
「偉そうなこと宣ってるワタクシも自分の為にすべきことをするべきですわね」
>>P.Line.#471274
ユーシカ
「月並みなことしか言えませんわ」
「恋は欲しがる心、他者が他者であるが故の欲動」
「愛は”在る”ことの肯定、存在の心からの受容」

「ひとは愛の反対を無関心と言いますが」
「ワタクシからすれば愛と無関心はとても似ている」

「特に、アガペーなるものは」
>>MAO
ユーシカ
一種カリカチュアされた堕落。
ネタにできる範囲しか口にしないのが空気を読むコツだ。

隣の芝は青く、妬ましい。例えそれが欠点の類だったとしても。


「後悔しないように、とは言いませんわ」
「それでも、あなたのしたことが無意味にならないことだけは祈っています」

共感を持ち得るからこそ。
>>MAO#470127
ユーシカ
何処かの誰かは、そんなユーシカを幸福だと、羨ましいと宣った。
あなたにも、そう見えているだろうか。


「女の子ですから」
「専売特許ですわ」

小狡さ。

「積んでるかも」
「……それはそうかもしれませんわね」
「でも、どちらにせよそう間はないのでしょう?」
>>P.Line.#470047
ユーシカ
「とても素晴らしいことではありませんか!」
「恋の熱量は何事にもかえがたくってよ!!」

「ナマ言ってる場合じゃないじゃありませんか!!!」
>>MAO#469851
ユーシカ
多分あなたが思うよりも、これはやけっぱち・・・・・だった。
この世界という得難い奇跡を前に、その喪失を忌避しているだけだ。

失敗したら?

失意のまま、死んでしまえばいい。

手に届く位置にある葡萄を目の前に、刺した魔に抗えない。
平熱のまま、覚めていく日常への回帰。
その無彩度が可能性上の失意と比べたとしても酷く怖ろしかった。


「したいことをしましょう」
「望みたいことを望みましょう」

「未来のあなたが、状況が、それを責め立てたとして…それは今はまだただの夢想」
「今のあなたが嘆く必要などないのではなくって?」
>>MAO#469741
ユーシカ
「ノリと勢いでもなきゃできたもんじゃないし」
「しあわせな話と同じくらいに後悔する人の嘆きが聞こえてくる」
「それでも、やっぱりちょっとばっかし憧れる気持ちは捨てきれない」

「っていう意味ですわ」

結婚。

「あるかも」

否定はするまい。

「でも、ワタクシはやっぱり」
「自分がいた意味が欲しいって思ってしまうから」

何もない人生を無為に生きるより、
例え失意に溺れる可能性があったとしても、何かがしたい。

「少なくともワタクシは、そう思いますわ」
>>P.Line.#469706
ユーシカ
「あら」
「あらあらあらあら」

「乙女じゃありませんの!!!」

テンションがぶちあがった。

「この世界のお話です?」
「それとも帰る先??」
>>MAO#469483
ユーシカ
そんなものは此処にはない。
鏡像の如き背面無き理想像。
必要がないから、存在しない。


する、とやわらかな頬を指先が辿り、軽く摘まんだ。

「んふ、結婚みたいですわね」
「大丈夫、なるようになりますわ」

「例え思いもよらない結果になったとしても」
「あなたが己の身命を賭けて行動を起こしたその意地はなかったことにはなりませんとも」



 
 
 
 
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