はじめまして
ENo.157 ▶『赤の解放軍』のローグ  なんやかんやフリー気味たぬきオーバードライ部


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STR20MAG20AP19タイプ★高揚

AGI0VIT0CP19星座おひつじ座

DEX314MNT0運勢↑↑↑隊列前列

装備ネームノーツ「相棒」



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「何処へ行けば、良いんだろうな。」



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▶ ローグ
夜明けより前に、空を見上げて。
ただ輝く、星々が其処に在る。

これが最後に見るものだとしたならば。
きっと十分に、上等だろう。

深く、息を吐いて。
呼吸は、静かになる。

星空よりも、深く、静寂に。
▶ ローグ
枝木を重ねて、火を熾す。
何度目のルーチンかは、わからない。

「何度繰り返しても…か。」

漏れた独り言も、ひとの気配がする場なら、
焚いた炎にくべてしまう。
澄んだ空気は、その周りだけ暖められて。
▶ ローグ
暗い洞窟を進めば、ふと反響する足音に、
なにかの音階めいたものを見出してしまう。

「……なんだったかな。
 何時か、何処かで、聞いた様な、気がするんだけどな。」

思い出そうとしても、届かない様な、朧げな記憶を辿って。
ぼんやりと、重たい空気の中で、呼吸だけする。
▶ ローグ
辿る記憶は、何処にも見えない。
空も地も埋める色に、染められるがまま、何時までも。

「会いたいなんて、言えるわけもないよな。」



ただ、それでも。

「……それでも、だよな。」

当て所すら、無くても。
▶ ローグ
何時までも、沈まない夕陽。
永遠とは、こういうものだろうか。
永遠に変わらず、永遠に終わらない。
だとしたら。

「この空を、好きになるのは……拙いんだろうな、本当は。」

永遠に、届かない道。
振り返っても。
▶ ローグ
右良し。左良し。誰も居ないことを確認して。
握ったものを、斜め上方向に振り抜く。



鶴嘴の端が確かに岩を捉え、砕くが。

「…向こう側は、遠いな。」

差し込む光は、未だ差し込む程度。
▶ ローグ
差し込む光を見上げる。

「光がある、ってことは…壁岩の向こうには、空があるのかな。」

空があるならば、大地もある。
洞窟の外にも、世界はあるのだろうか。
気配無きものは、其処にいるのだろうか。
▶ ローグ
足取りを物理的に重くする、やわらかすぎる地面。

「…転んでたり、しないよな。」

足元注意、迂闊に空も見上げては歩けない。
見晴らしこそ、良さそうだが。
▶ ローグ
「元気だなぁ。」

元気というか、楽しそうというか。
そんな再スタートを見たり見なかったりした。
▶ ローグ
「空も、見えないな……。」

遮るのは、霧か木々か。
空の色なんて、本当はずっと、
気にも留めて居なかったのかも知れないけれど。

「…見えなくても、見ていなくても、空はそこにある、か。」

▶ ローグ
「……煮詰まったかな。」

ぐつぐつ…ぐつぐつ…。
▶ ローグ
「……現実では、どのくらい時間が経ってるんだろうな。」

短いとは言えない時間が過ぎて居る。
果たしてそれは、如何程か。
スマホを見れば、日付は表示されるが、
さてそれも正しいのか如何か。
己の時間感覚も怪しげであり、段々と、わからなくなってくる。
せせらぐ川と、時間。
どちらの方が、早く流れているのだろう。

沸き立つ湯は、刹那。
見上げもしない夜は、長い。
▶ ローグ
「…如何しようかな。」

如何にもならず、如何にもしていない。

「そうだな、取り敢えず。」

焚き火を設営し出す。

「取り敢えず、お湯を沸かそう。」

独特の、取り敢えず行動。
▶ ローグ
スマートフォン。
表示されたマップは、全てが繋がれている、様に見える。

「――…これで、終わりか。」

画面を閉じて、しまう。

「まだ、帰ることは出来ないな。」

まだ、何も。
それに。

「オレが、そう望んでいないから…か。」

理想のぞみを映す鏡ならば、
初めからそうだったのだろうから。

「……怖いな、本当に。」

花壇、の様なものを、見下ろす。
芽吹いたものは。
果たして、咲くのだろうか。
▶ ローグ
▶ ==ANXIETY==
▶ 瘴気の立ち込める沼。足元に潜むのは底知れぬ恐怖。
▶ 前へ進むほど息苦しさが増していくようで、
▶ 進むべき道を霞ませる。

旅人プレイヤー達も皆、足早に去って行く。気がする。
概ねのひとには、長居すべきでなく、
長居したくない場所ではあることだろう。

「…流石に、こんなとこに居られたら、困るな……。」

記憶にある顔のものは、このへん何処にも居ない。
居なくて良かった。
▶ ローグ
最果てならば、境界を連想するのもおかしくはないか。

「ゲームと現実の、狭間…かな。
 鏡映しって言うなら、鏡面の光、なんだろうか。」

あの光の向こうに、現実があるのだろうか。
▶ ローグ
座り、温かなお茶を飲みながら、見上げる。

「綺麗な、風景ひかり だな。」

此処が、終わりであるなら。
それも良いと思える様な。

せめて、この綺麗な場所だけは、綺麗なまま、
思い出になれば良いな、と思う。

暫し、ただ見上げていた。


▶ ローグ
「最果て、か…。この先にはもう、道は無い…んだな。」

「…此処で待つ、って言うのは。
 ……うん、色々と、拙そうだな…。」
▶ ローグ
石で囲った土を、軽く被せて。
川から汲んだ水を、降らせる。
特段、世話を必要とする植物では無い…と、思うが。
果たして、花が咲くに、至るのだろうか。

「……幸運に……約束、か。」

胸を焼く様な言葉。
自分からは、最も遠いものかも知れない。

それでも。
ただ、この花に込められた想いが、届く様にと、祈る。

「何に、なんだかな…。」

それは、まだわからないままだ。


▶ ローグ
「…138。」

割れた石が山になっている。

「………割り過ぎた。」

手をぷらぷら。基節骨から血が滲んでいる。
無言で割れた石を並べていく。



 
 
 
 
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