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エステル「長いようであっという間の時間だったわね……。
でも、楽しい夢はここでおしまい」
「さて、私の未来には何が待っているのかしら」
エステル「……そう。
もう終わりだと思ったこの旅だけど、まだ続きがあるようね」
「もう少しだけ、夢を見てみようかしら」
エステル「これはまた戦い方を改めないといけないわね……」
エステル「……少人数だと相性の悪い相手が揃った時に少し厄介ね。
これについても明日以降考えてみましょうか」
エステル画面を操作しながら、ふと。
何かに気がついて数度目を瞬かせた後、小さく笑みをこぼした。
エステル「……動きに支障なし。特に何か変える必要もなさそうね。
新しいスキルを確認次第、明日にでも色々考えてみましょう」
エステル「刻一刻と宇宙収縮の時が近づいているわ。
ビッグクランチを目にするのは初めてなのよね」
エステル「役に立たない味の知識よりも、安全なリラクセーション空間で
爆弾を作成した意図についてを知りたいわね……」
エステル「一般的な人体がクッションに求めているのは、
競技性でもエンタメ性でもなく快適性なのよね」
「念の為に言っておくけれど、
効率の良い耐熱・耐爆魔法を探す方向で努力するのは
やめてちょうだいね。
万物は爆発しないに越したことはないわ」
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エステル「全身きつね色も大火傷で基本的に死ぬはずよ。
というかそこは死んでおいて欲しいわ。人として」
ダメにされる前に爆発物クッションを遠くへ放り投げる。
エステル「暴力は人間性の堕落に対する回答足り得る、と。
快適と共に学びも得られるなんてお得な空間ね」
ダメになったヒトを見ながらダメになる。
エステル「引き込んだ人をダメにする、クッションと空調完備の空間。
さながらブラックホールね」
適当なクッションに腰掛けて端末ポチポチ。
エステル「……何もせずに待機というのは存外暇なものね」
エステル「普通は敵を食料にするという発想に至らないし、味以前に食べてよいモノなのかすらもわからないわね」
「……そもそもこの世界で食事をする必要はあるのかしら。今更な疑問なのだけれど」
エステル「麻痺で動きを止めて出血させるスタイルなら、血抜きの手間が省けそうね。
ついでに炎上させれば調理の手間も省けて一石二鳥よ」
エステル「……調整のために少し連れ出しすぎてしまったわね。
でもおかげさまで方針が定まったわ。ありがとう」
「後はこのノーツが上手く機能するようになってくれれば良いのだけれど」
[画面上に表示された「流れ星」のネームノーツを見つめる]
エステル「ここまで静かだと、逆に何かありそうで落ち着かないわね。
とりあえず休息の準備をしておきましょうか」
エステル「デバッファーとして気になるノーツやスキルは多いけれど、あまり焦る必要はなさそうね。
現状でも十分に役割は果たせているようだし」
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