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>>ひさご#562243
ユキ 「ん」 揉まれる掌の感触を楽しむように。 欠けられた重みを支えるように。 彼女が恐れるのなら、その道を共に行く。 孤独では歩けぬ道もキミとならばと。 戻るべき場所があるのなら、きっと何処まででも。 寄りかかる場所があるのなら、どこでだって 星の下 夜風に靡く 影二つ
>>ひさご#561846
ユキ 何が?とは問い返さない。 それが何故に出たものか、何を意味するかを分かっていたから。 彼女は怖がりだ。 平気な顔して、何時もどこかで恐れている。 失う事、変わる事、知らない事。 だから本当は好きな未知にだって、恐れを抱く。 「その為に、手を取ったんだよ」 繋いだ手を手繰り寄せて。 そっとその背を抱き留める。
>>ひさご#561665
ユキ 「ふふ、特別だから驚いちゃうって?」 氷を突然、背を入れたらびっくりするみたいに。 きっと彼女が触れるには、まだ構えが居るものなのだろうと。 そう理解を示しつつも、くつくつと彼は笑って。 繋いだ手に、ほんの少し力を入れる。 見上げ、見下ろした景色の先はきっと本物の星の世界。 あの星の盤上にも劣らぬ、星々の瞬きの海。 「………」 彼もまた、息を呑むようにそれを見つめる。 紅の瞳の中に、小さな瞬きが反射する。
>>ひさご#561586
ユキ 「言ったでしょ、最初が何てことなければ…って」 一度口にしたのだ。 ならば後は二度でも、三度でも躊躇いなく。 「でも、そんなにかなぁ。 いつもいい顔するな、とは思うけども」 慌てて駆け寄る少女に向けて顔だけ振り向き。 ふと伸ばされた手を軽く握って、高台へと。 文明の光も落ちた街並みの空は星々が強く瞬く。 |
>>ひさご#561485
ユキ 「ファーストペンギン…じゃあないけれど、 最初が何てことなければ、安心できるんだろうね」 そうであれば、最初は自分ということになるのかと。 くつりと僅かに口角を歪めて。 「でもそうだな、緊張してくれて嬉しいよ。」 「それにさ、もし慣れちゃうなら… 今の貴重なキミをちゃんと味わっておかないとだね。 いつも通りのひさごちゃんも好きだけど、 いつもと違うひさごちゃんも、好きだからさ」 そう告げる頃には、高台はすぐ其処に。
>>ひさご#561331
ユキ 「キミのお母さんくらいしか、まだ会ったことないもんね」 そういう気回しをしてたのかと。 納得するように頷きつつ。 思い返す、これまでの出来事。 「ボクは新鮮だったけどね、ひさごちゃんの部屋。 ……でも、前よりは増えたんじゃないかい?」
>>ひさご#557323
ユキ 「あっても部活の延長で~、ってのくらいだったもんね」 それが少しずつ変わったのは、やはり約一年前のあの日から。 思い起こし、いつから見方が変わったのだろうなんて。 歩を進め、二つの淡い影は山へと進む。 緩やかな坂を上り、その中腹の開けた高台を目指し。 「ひさごちゃん家に初めて行ったのも去年だっけ」 とりとめもない、いつものような言葉を交わし、歩は進む。
>>ひさご#556901
ユキ 「……ねぇ、ひさごちゃん。 ちょっと今から、山のほうに行かない?」 だからふと、また重なる様に聞いてみる。 それは感傷のような、或いは想起のように。 ただそうこれはなんとなく。 今の思い出を彩りたくて。 「ボクの家も近いしさ」
>>ひさご#556907
ユキ 花開くように笑う彼女と視線を重ねて。 今もまた、これからもまた、新たな記録を重ねていく。 手を重ねて握り、そして今、想いも重ねて。 「ああ、ボクもだ」 彼女が退屈を無くしたように。 己はそうして孤独をきっと失うのだ。 代わりに手に入れたのが、きっとそうした日々の輝き。 それはまるで、今夜空を照らす星々のように。 ひとつひとつは囁かで、けれども数多が彩る輝きたちが。 【→】
>>ひさご#556907
ユキ 「そうだね、ずっと忘れない。 栞を挟んで、何度も思い返す頁みたいに」 だからそう、今日この日だけじゃない。 きっとずっと色褪せることがない。 この色彩は、この温かな記録は残し続ける。 『風花優希』という本の、一番大事な頁として。 【→】
>>ひさご#556907
ユキ(本体inブックカバー) その始まりは何時だったか。 切欠はきっとただの偶然。 たまたま同じ学年で、たまたま同じクラスになって。 そうしてオカルト研究部を偶然選んだ。 誰よりもそうして、同じ時間を、日常を歩み続けた。 オカルトめいた真面目な討論を交わしたり。 彼女の蘊蓄に耳を傾けたり。 バカな話をしたり、時には揶揄い合ったり。 共に街を歩いて買い物に付き合ったり。 そうした日々は、真っ新な頁に彩を与えて。 無味無臭の長い日々より鮮明だった。 【→】
>>ひさご#547879
ユキ 今度は不意の刹那でなく、記録するように一際長く。 それでも数秒、分にもならぬ時ではあるけれど。 「ボクの時間をキミに捧げる」 重なるそれが離れた時。 本であった彼は柔らかな面を身に着けて。 「だから、キミの時間もボクがもらうよ」 今度はそう彼女と並ぶ本としての言葉を告げる。 人であり、本であり。 どちらでもあり、どちらでもない。 そう示すかのように。 日常と非日常が交錯する二人ならば。 きっとそう交われば、どちらにも至れると。 未知のまま、不明のまま 共に並び、歩むことを決めるのだ。
>>ひさご#547876
ユキ それは誓いや契約ともまた違う。 互いの心と感情と、そしてきっと場の勢い。 思い立ち、踏み出したからこその、この回答。 どちらかが封を切らねば、きっと固まっていた事柄。 それを覆したのは、紛れもなく彼女の勢い。 熱された思いと加速した衝動は、凝り固まった縁を融かす。 「ひさごちゃん」 身を寄せた彼女のその手を握ったまま。 唇が触れ、見上げたままの姿がまた重なる。 【→】 |
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