Eno.383 ナルヒェン・ガレルトラル   思考を重ねる。 - トイランブル

――血の術式、帰還の陣
 帰還するべき場を設定する。
 此の陣は刻んだ同じ血族・血脈か同じ血でなければ起動しない。
 血は帰還の陣に対する錠であり、鍵である。

――血の術式、位相の歩み
 同空間或いは同世界、同次界から帰還すべき場への転移を可能とする。
 必ず、帰還すべき場に陣を刻み、其の陣を破壊されない様に保護する事。
 さもなければ、戻る術を失う。

――血の術式、異次界位相
 異空間、異次元、異世界、異次界から帰還すべき場への転移を可能とする。
 必ず、帰還すべき場に陣を刻み、其の陣を破壊されない様に保護する事。
 さもなければ、戻る術を失う。

 此れ等の術は、陣を刻み、其の上で血を流す必要がある。

 此れ等の術を扱う場合、対策は万全にする事。
 さもなければ、全身の血を失う事になる。

 また、此の術式を利用する者に帰還するべき場が設定されていない場合、起動する事は無い。

 此の術自体は血を歪ませなくとも利用出来る、血の術である。


――魂の術、自己位相修正
 自身の魂の状態を本等に記録し、同次界、異次界から転移した際の自己の肉体、精神、魂等のズレを修正する。自己調律の術。
 此の術は万が一の保険であり、そもそも、ズレ無い様に細心の注意を払うべきである。



 最終的に本格的な人体実験が必要になるだろう。

 其の実験自体、戻れば容易だ。








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