Eno.19 山吹く空に、人形は 記録02_鳴き声 - トイランブル
―― Time Code : 00401081a
薄暗い部屋。
いやに明瞭に、言葉の音が届く。
言葉には、いや果たして、真実が含まれるか否か。
それを知る術は、ある筈も無いけれど。
ただ、確信がある。
嘘も、真実で無い事も、含んで居たとしても。
其処に、意味が無いという事だけは、無いのだと。
だって、きっと。
意味が無ければ、その言葉も、その音も、決して。
形を為す事すら無いのだと、薄笑いの表情が語る。
私は人形。
実験でもある。観察でもある。
私の時間は、二時間。
気紛れに巻かれるねじは、必要なもの。
薄暗い部屋は、無価値の物置 。
観察の、二時間が過ぎる頃。
暗闇に扉が閉まり、ねじが途切れて、静寂。
そうするとしか知らないから、身を任せて瞳を閉じる。
――部屋の何処かから、か細い鳴き声が寄り添った。
薄暗い部屋。
いやに明瞭に、言葉の音が届く。
言葉には、いや果たして、真実が含まれるか否か。
それを知る術は、ある筈も無いけれど。
ただ、確信がある。
嘘も、真実で無い事も、含んで居たとしても。
其処に、意味が無いという事だけは、無いのだと。
だって、きっと。
意味が無ければ、その言葉も、その音も、決して。
形を為す事すら無いのだと、薄笑いの表情が語る。
私は人形。
実験でもある。観察でもある。
私の時間は、二時間。
気紛れに巻かれるねじは、必要なもの。
薄暗い部屋は、
観察の、二時間が過ぎる頃。
暗闇に扉が閉まり、ねじが途切れて、静寂。
そうするとしか知らないから、身を任せて瞳を閉じる。
――部屋の何処かから、か細い鳴き声が寄り添った。