Eno.173 世羅 双什郎  記録②:栄枯盛衰のデカダンス - トイランブル

サルトル廃墟、と呼ばれている場所。
昼間でも薄暗く、この時期にしては涼しい。
地面には割れた鏡がたくさん散らばっています。
見えない人の気配がします。

どうしてか、この場所にいるととても落ち着くのです。
そして、とても興味深い。
もう少しで、何か大きなものに手が届くような……そんな予感がするのです。

この地に来てから、たくさんの人とお話をしました。
異郷の信仰者の方、異界の求道者の方。
どの方のお話も興味深く、多くの知見が得られました。

けれど、まだ何かある。そう予感しています。
この見えない気配にたどり着くことができたなら、あるいは。








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