Eno.173 世羅 双什郎 記録①:招かれる客 - トイランブル
夢を見ました。不思議な夢を。
僕は暗闇とも虚無ともとれる空間にただ一人立ち尽くしていて、自分の足すら見えませんでした。
何もできずにいると、遠くの方にぼんやりと、人影のようなものが見えました。
男性が女性か、子供か老人か、はたまた別の何かか。曖昧で、けれど確かなものでした。
なので、僕はすんなりと「ああ、匂羅尊菩薩 様だ」と思いました。
ああ、そうは言ってもわかりませんよね。匂羅尊菩薩様というのは、
もっとも尊い仏様(むやみにお名前を述べるのは失礼にあたりますから、単に仏様とお呼びします)のお言葉を
我等に伝えてくださる、メッセンジャーのようなお方です。
人々に教えを伝えるために、様々なお姿になってお見えになるので、絵や仏像では顔のないお姿として表されます。
人影がこちらに手招きをするので、僕はそちらへ向かって歩き出しました。
けれど、どんなに進んでも近づくことができません。
気が遠くなりそうなほど歩いて……
気がつけば、ヒューム広場で立ち尽くしていました。
僕はこの町に導かれたのです。何のために?
それをずっと探しているのです。
手ずから導いていただいたのは、きっと何か理由があるのでしょう。
「いやさか、ありがたいことです。」
「貴重な機会、良いものを得て帰りましょう。」
僕は暗闇とも虚無ともとれる空間にただ一人立ち尽くしていて、自分の足すら見えませんでした。
何もできずにいると、遠くの方にぼんやりと、人影のようなものが見えました。
男性が女性か、子供か老人か、はたまた別の何かか。曖昧で、けれど確かなものでした。
なので、僕はすんなりと「ああ、
ああ、そうは言ってもわかりませんよね。匂羅尊菩薩様というのは、
もっとも尊い仏様(むやみにお名前を述べるのは失礼にあたりますから、単に仏様とお呼びします)のお言葉を
我等に伝えてくださる、メッセンジャーのようなお方です。
人々に教えを伝えるために、様々なお姿になってお見えになるので、絵や仏像では顔のないお姿として表されます。
人影がこちらに手招きをするので、僕はそちらへ向かって歩き出しました。
けれど、どんなに進んでも近づくことができません。
気が遠くなりそうなほど歩いて……
気がつけば、ヒューム広場で立ち尽くしていました。
僕はこの町に導かれたのです。何のために?
それをずっと探しているのです。
手ずから導いていただいたのは、きっと何か理由があるのでしょう。

「いやさか、ありがたいことです。」

「貴重な機会、良いものを得て帰りましょう。」