Eno.33 朧 紅牙  むかしむかし ある所に - トイランブル

<むかしむかし ある所に一人のニンジャがいました。>

ある、天気が良い日にニンジャは洞穴に隠れている盗賊団を成敗する為に向かいました

──「夫の仇を取ってください…」「連れ去られた娘を取り返してください…」「悪党どもに天誅を…!」──
無辜の民の切なる願いがニンジャの脚を進めます。


そして、ニンジャは見張りが声を上げる前に首を絞めると…服を奪い仲間に成り済まします。
上手く潜入して人質の縄を切り、解放すると逃げ道を確保する為に盗賊目掛けて痺れる針を投げていきます。

人質を洞穴の外まで送り出すと、ニンジャは洞穴へ戻っていきます。

道中の痺れて動けない盗賊にトドメを差しながら盗賊の残党の残りを数えます…自分より幼い盗賊が3匹、大人の盗賊が2匹…

ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ 数え歌を歌い終わると汚れてしまった変装着を脱ぎ捨て、民を連れて村へと凱旋しました。

──「ありがとう」「貴方様は英雄です」「悪に裁きが下ったのですね」──
泪を流して喜ぶ村人達のもてなしを受け、宴会の主役として招かれた彼は、こう言い放ちます


コウガ
「悪は滅んだ!犠牲になった人を悼みながらも今日は祝おうじゃないか!!」



<痛みを伴いながらも、明日も平和は巡っていくのです めでたしめでたし…>








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