Eno.125 食■世界オブスキュラ 閑話休題 - くらやみの森
ぶーたん
「ぷぎゅぷぎゅ!」
「ぷぎゅぷぎゅ!」
ハイネ
「おや、ぶーたんどうしたの?」
「おや、ぶーたんどうしたの?」
ぶーたん
「ぷぎゅぎゅ」
「ぷぎゅぎゅ」
ハイネ
「んーっと…お届け物?」
「んーっと…お届け物?」
ぶーたん
「ぷぎゅ♪」
「ぷぎゅ♪」
ハイネ
「合ってた。ありがと~、何が入ってるか早速確認するね!」
「合ってた。ありがと~、何が入ってるか早速確認するね!」
▼中身は…クラシカルなメイド服だった!
ぶーたん
「 」
「 」
ハイネ
「え、かーわいー!」
「え、かーわいー!」
ぶーたん
「ぷぎゅっぷー!」
「ぷぎゅっぷー!」
ハイネ
「着るかは別としてこの感じ、懐かしいなー!
あれ、ぶーたんどうしたの?」
「着るかは別としてこの感じ、懐かしいなー!
あれ、ぶーたんどうしたの?」
ぶーたん
「ぷぎゅぎゅ、ぷぎゅぷぎゅ! 」
「
ハイネ
「あっ、行っちゃった。なんか怒ってたな…」
「あっ、行っちゃった。なんか怒ってたな…」
この服を見ていると町で暮らしてた時を思い出す。
近所のお姉さんもふわふわのワンピースを着てて…、いつも笑顔だったなぁ。
ワインを作る時は楽しそうに葡萄を踏んでたっけ。
「これは女の子の役目なのよ」なんて言ってさ。俺らに性別はないのに。
収穫の時期になると収穫物に安いワインを添えて宴をした事もあった。
慎ましい生活だったけど皆楽しそうに笑ってて、本当に平和な時間だったよ。
ハイネ
「……」
「……」
ハイネ
「白昼夢だ」
「白昼夢だ」