あの日は、から風吹く晴天だった。
空は青く、澄んだ空気が肺を満たす。
吐く息は白く、直ぐ空気に溶けてしまう。
なんだか面白くて。笑いあった日。
今日も、僕たちはお父さんに頼まれごとをされました。
『暴れている魔物と、その召喚士の鎮圧をしてこい。』
僕たちは、悪い魔物を倒しました。
悪い召喚士が、捕まりました。
お父さんは、褒めてくれました。
なんて事ない、いつも通り僕たちの日常。
世の為、人の為、国の為。
花は咲き、剣は華やかに舞い続ける。
だって、それがフルーレの子。
国を護る正義の味方。
民からは称えられ
貴族からは頼られていて
王様からは有り余る権力と、褒美
兄さんや姉さんは、みんなちょっと特殊だけど、楽しい日々。
妹弟は、みんなとっても可愛くて、護ろうと思った
ぱちぱちと、■が燃えている。
ひらひらと、■が舞っている。