Eno.375 ザクロ プロローグ - はじまりの場所
ザクロ
「………………」
「………………」
ザクロ
「……………………………………」
「……………………………………」
ザクロ
「また異世界飛んでるゥ〜〜〜!!!」
「また異世界飛んでるゥ〜〜〜!!!」
ザクロ
「なんで俺すぐ異世界行ってしまうん?
ねェ゙〜おしえて親戚の魔女さ〜〜〜〜ん!」
「なんで俺すぐ異世界行ってしまうん?
ねェ゙〜おしえて親戚の魔女さ〜〜〜〜ん!」
親戚の魔女さん「相変わらずうるさいなこいつ」
お前が世界の外に興味を持ち続けているからだろうよ。悪いことではない。
神格の推し活に努めるも自由、冒険を求めるも自由。
もうお前の人生だ――
ゆえに、この声も聞こえないだろうがな。
ザクロ
「来ちゃったからにはエンジョイして帰りたいよね。
お散歩しちゃお、ついでに物資集めもやりたいな」
「来ちゃったからにはエンジョイして帰りたいよね。
お散歩しちゃお、ついでに物資集めもやりたいな」
ザクロ
「アンカーが使えなくなって、資源回収チームが余計大切になっちゃった。
俺は世界が平和になったらお役御免とばっかり思ってましたけど……」
「アンカーが使えなくなって、資源回収チームが余計大切になっちゃった。
俺は世界が平和になったらお役御免とばっかり思ってましたけど……」
ザクロ
「まあ、頼られるのも好きだし。
もうひとがんばりの前に、リラックスしていきますか〜」
「まあ、頼られるのも好きだし。
もうひとがんばりの前に、リラックスしていきますか〜」