Eno.472 ふるる  ??????? - せせらぎの河原

「やぁ、ボクの花嫁■■■■■、ご機嫌いかが?」

「また、来たんですか?その名前で私を呼ばないで」

「あはっ、ママと同じ反応。
まぁ、キミたちにとって真名の意味は重要だもんね、ボクには意味を持たないからちょっと悔しいな」

「真名……、あなたはママとも知り合いなのよね?
ママはあなたの事なんて教えてくれなかった」

「ん-、そうだね、まだ早いと思ったんじゃない?
でもね、ボクもバカじゃないからキミのママの時みたいにならないようにね、早めに会いに来たんだ」

「ママの時みたいにって、どういう……?」

「あー、それボクに聞いちゃう?まぁいいけどさー。
ママにはね、ママに狂ってくれた?狂うであってるのか?わからないけどまぁいいや、そんな相手がいたでしょ、そう、キミのパパ。
パパはキミのママの真名を知っている、しかもキミのママの口からだ。
もーむり、それはボクの花嫁にしても外部から邪魔出来ちゃうことになっちゃう。

でも■■■■■、キミにはいない、そんな相手。
キミがママみたいに身体だけでも大人ならいたかもね。
キミに奇跡は起こらない、そう言っていたじゃないか。
誰にも教えるつもりないんだろう?」

「もう一つ、教えて。
私がこの話を断ったら、お兄ちゃん……ストラお兄ちゃんに何か起きるの?」

「えー、やだー。
ボクは女の子がいいからなー、男の子には声をかけないよ。


ふふっ、喋りすぎちゃった。
変わらないものなんてないよ、ボクは待てるけれどキミの願いが待てるとは限らない。
ボクはいつでも歓迎するよ、キミが子供でも、ね。

じゃぁね、ボクの花嫁。
また、会いに来るよ」





ふるる
「私の願い……変わらないものなんてない……私に奇跡は起きない。」

わかってる、そんな事……。


私の願い……■■■■■■■■■■■








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