Eno.602 プテリュクス 最初の次 - ひかりの森
プテ
「……調子?」
「……調子?」
プテ
「多分、順調」 「みんな、普通に話してくれるし」
「多分、順調」 「みんな、普通に話してくれるし」
プテ
「雨が多くて、羽が重くなるのは困るけど」
「雨が多くて、羽が重くなるのは困るけど」
プテ
「え、……いや」 「飛べない」 「濡れてなくても」
「え、……いや」 「飛べない」 「濡れてなくても」
プテ
「だってこれ、動かないし」
「だってこれ、動かないし」
プテ
「いや、怪我してるとかはなさそう」 「痛くないし」
「いや、怪我してるとかはなさそう」 「痛くないし」
プテ
「んー……うん、やっぱそう」 「動かし方がわかんない」
「んー……うん、やっぱそう」 「動かし方がわかんない」
プテ
「忘れた、のかな?」 「きっと、そうだと思う」
「忘れた、のかな?」 「きっと、そうだと思う」
プテ
「……うん、大丈夫」 「歩けはするから」
「……うん、大丈夫」 「歩けはするから」
それは、薄桃色をしています。
今は飛び方を忘れているけれど、飛べない鳥ではありません。歩くのも相応に得意です。
気性は穏やかで、お喋りが得意ではないけれど、人を真似る事があります。
暑いのを苦手としており、昼間は物陰で眠っています。
主な活動時間帯は、夕方や明け方です。昼行性のものが多い鳥の中では、やや異質かもしれません。
ですから、『Night ------』とも呼ばれているのです。