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Eno.322 恋路 六六 【記録】箱舟の青空教室③ - めざめの平原
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クルフィ
「館長さん」
「館長さん」
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ラクヤス
「今は先生でお願いします」
「今は先生でお願いします」
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クルフィ
「……、先生」
「……、先生」
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ラクヤス
「はい、何でしょう」
「はい、何でしょう」
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クルフィ
「うれしそう……」
「うれしそう……」
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クルフィ
「あの、龍殻の かたち、どうして 違う ますか?」
「あの、龍殻の かたち、どうして 違う ますか?」
少女が両てのひらを前に出すと、
そこに小さな赤い結晶が、ころんと現れた。
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ラクヤス
「わかりません」
「わかりません」
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クルフィ
「わからないんだ……」
「わからないんだ……」
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ラクヤス
「あなたはパネラさん……つまり、ケンタウル族の龍殻を移植して
"人の龍"となった個体であって、
普通の龍殻持ちとは少し事情が違いますが、
それでもあなたとパネラさんの龍殻の形は異なっていますから、
その辺りはもう個性と言う他ないでしょうね」
「あなたはパネラさん……つまり、ケンタウル族の龍殻を移植して
"人の龍"となった個体であって、
普通の龍殻持ちとは少し事情が違いますが、
それでもあなたとパネラさんの龍殻の形は異なっていますから、
その辺りはもう個性と言う他ないでしょうね」
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クルフィ
「個性……」
「個性……」
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ラクヤス
「ですから、外部燃焼器官としての性質を確かめない限り、
完全に見た目だけで龍殻と判断する事は困難です。
あなたのように、必要な時以外には消えている事もありますし……。
って、あれっ、もしかして角型が良かったですか?」
「ですから、外部燃焼器官としての性質を確かめない限り、
完全に見た目だけで龍殻と判断する事は困難です。
あなたのように、必要な時以外には消えている事もありますし……。
って、あれっ、もしかして角型が良かったですか?」
少女はふんふんと頷いた。
![](https://game.428.st/uploads/5a32dd4a-5f52-4cbb-91fd-2393346435c9.png)
ラクヤス
「う~ん……、まぁ、意見は色々だと思いますが、
あまり大きいと寝返りが打てなくて大変だとは聞きますね」
「う~ん……、まぁ、意見は色々だと思いますが、
あまり大きいと寝返りが打てなくて大変だとは聞きますね」
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クルフィ
「そうなんだ……」
「そうなんだ……」