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Eno.322 恋路 六六 【記録】箱舟の青空教室① - めざめの平原
二柱の巨木を遠くに望む草原の上で、
教師風の青年と少女が勉強机を挟んで座っている。
柔らかな日差しの元、
木々に遊ぶ小鳥は小気味よく囀り、
それを追いかけて、ずんぐりとした身体と嘴を持った鳥が地を駆けて行く。
午睡から目覚めた少女は、青年の指示した頁を開く。
青年の言葉に、ふんふんと頷きながらノートを取っていた少女は、
ふと顔を上げて呟いた。
教師風の青年と少女が勉強机を挟んで座っている。
柔らかな日差しの元、
木々に遊ぶ小鳥は小気味よく囀り、
それを追いかけて、ずんぐりとした身体と嘴を持った鳥が地を駆けて行く。
![](https://game.428.st/uploads/edc1f0a0-5d76-4415-88da-ecc9c2511bb2.png)
ラクヤス
「それでは、今日は“龍”について勉強しましょう。
まずは図鑑を開いて……」
「それでは、今日は“龍”について勉強しましょう。
まずは図鑑を開いて……」
![](https://game.428.st/uploads/0f8e9537-3cee-4596-8899-af13b8c1201e.png)
クルフィ
「すやっ」
「すやっ」
![](https://game.428.st/uploads/5a32dd4a-5f52-4cbb-91fd-2393346435c9.png)
ラクヤス
「クルフィ?」
「クルフィ?」
![](https://game.428.st/uploads/e76043f3-6529-4f9f-a449-ea834ed2c354.png)
クルフィ
「はい」
「はい」
午睡から目覚めた少女は、青年の指示した頁を開く。
![](https://game.428.st/uploads/d8089710-7646-4ab9-b014-bcb9cede3a0b.png)
ラクヤス
「一口に“龍”と言っても、その生まれ方や生態からして
様々に分類する事が出来ます。
まずは、“種族としての”龍。
彼らは主に落雷や噴火などの自然現象から発生する種族ですが、
他の生物から“成り上がる”事もあります。
基本的に長寿であり、その多くの個体が空に親しむ事から、
混同を避けるために『天龍』と呼ばれる事もあるようです」
「一口に“龍”と言っても、その生まれ方や生態からして
様々に分類する事が出来ます。
まずは、“種族としての”龍。
彼らは主に落雷や噴火などの自然現象から発生する種族ですが、
他の生物から“成り上がる”事もあります。
基本的に長寿であり、その多くの個体が空に親しむ事から、
混同を避けるために『天龍』と呼ばれる事もあるようです」
青年の言葉に、ふんふんと頷きながらノートを取っていた少女は、
ふと顔を上げて呟いた。
![](https://game.428.st/uploads/e992d90a-dff6-4540-84c2-e5f19f2eca0a.png)
クルフィ
「わたしじゃ ないほう」
「わたしじゃ ないほう」
![](https://game.428.st/uploads/edc1f0a0-5d76-4415-88da-ecc9c2511bb2.png)
ラクヤス
「ええ、そうなりますね。
では次は、『地龍』の方を取り上げてみましょう。
図鑑の次の頁を開いて──」
「ええ、そうなりますね。
では次は、『地龍』の方を取り上げてみましょう。
図鑑の次の頁を開いて──」