Eno.607 茶磨  森 - ひかりの森

ちゃまはきらきら光る森をどんどん進んでいきました。

まわりにはいろんな人がいましたが、進むうちにどんどんいなくなっていきました。

たくさんのにおいがありました、進むうちに少なくなっていきました。

森の空気をいっぱい吸って、ちゃまはゴキゲンになりました。

その中にあるかすかなにおいに、ちゃまは気がつきました。

それはずっと探していたにおいでした。

小走りでそのにおいを追っていきました。

けれど、目の前に広がるのはさきほどの木々よりも深く広がる森。

なんだか嫌な予感がします。

ちゃまは森に入るか、入らないか、うろうろして迷って、まよって……


そうして疲れて、ねむってしまいました。


ちゃまはこれから、どうなっていくのでしょうか?








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