Eno.113 メリジェ  3:父からの手紙(再) - まぼろしの森林

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お詫び
(この記録は再放送です。
 また消えたら投稿し直す可能性があります。)




メリジェ

前来たことがあるとはいえ、知らない土地だろう。
3食食えているか。夜はしっかり眠れているか。
字が読みにくかったらすまない。
読み書きを教わったのは、お前が生まれた後だったから。
母さんに返事を書けと急かされた。ので、こちらからも送る。

森はいつもと変わらない。お祭りの準備で皆浮かれているくらいだな。
でも皆メリジェのことを心配している。
精霊に手伝ってもらって手紙を送れると伝えたら、
ロザリーたちが興味深そうにしていたぞ。忙しいかもしれないが、友達にも連絡してやれ。

昼の眷属と夜の眷属が和解し共に暮らすようになってから、もう1000年になる。
ここではすっかり、お互いの種族への偏見は薄れているが、森を出ればそうじゃない。
俺がオークであることで、メリジェが嫌な思いをしなければいいが。

娘のお前が元気でいることを願っている。

追記
メリジェ、保存食の菓子を山ほど持って行ったな。またバターと牛乳を貰いに行かなきゃならない。
母さんには内緒にしてやるが、食べすぎるなよ。

父 
オークのアイオン









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