Eno.563 ホバリングウミガメハイカー 野良犬ゥ… - はじまりの場所
「…だったのかな？
いや、こんだけ色んな招待客がいるんだから
誰かボウケンシャの連れの犬かしら。人慣れしてたし」
「じゃなきゃ、あんな堂々と人からメシ貰う犬が
クマの出る森のあいだウロウロしてないよな…」
最初の浮島から戻ってほどなく、調査依頼がされた別の浮島。
こちらは比較にならないほど広大で、まずは拠点とするシェルの周辺から探索を進めていたときのこと。
拾ったリンゴに手持ちの食材を加えてちょっとしたホットパフェにして頂いていたら、
まあ何とも大変物欲しげな視線を送られまして。
「ひとくちあげたら随分喜んで走り去っちゃったけど
無事だといいなぁ～」
「にしても、集めも集めたり。
まだ人数増え続けてる気がするわ、何通送ったんだ招待状？」
「ボウケンシャ集めたっていうからまあ、
見てて飽きないなあ～…」
＊ ＊ ＊
【黄金リンゴのホットパフェ風】（ゴールデンパフェ）
・手持ちのビスケットを砕いてカップに詰め、ブランデーでちょっと濡らし、
切ったリンゴとマシュマロを詰めて炙ったなんちゃってホットパフェ。
ただの焼きリンゴよりちょっと気分が豪華にはなる。