Eno.83 妖翅は七色に煌めいて  記録10 - ひだまりの高原

 


夜闇に、焚き火の炎は揺れて。
得たものも、或いは得られなかったものも、全て燃やして。
その熱も、眠る頃。




妖精はただ、其処に居た。

やがては、妖精自身も。
その熱を、消すのだろう。

再び、灯される事も無く。


 








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