Eno.445 アラビク・ハン  【煙草】、【酒盛】、あるいは【憧憬】 異世界オフ会の記憶 - いろどりの山道

終わってみれば、予想していたよりもずっと『オトナのおつきあい』だったなと思い返す。
主催のイカ墨さんは会場が予想と違っていたことに不安があったようだけれど、
そんなことに文句を言う人はいなかっただろうと思える、いいひとたちばかりだった。

他の方々はともかく僕は、元々の意味での『オトナのおつきあい』はなかったけれど――
――そういう関係になれたらいいな、と思わないでもなかったけれど――
まあ、普段からそういうことも込みでの旅や人づきあいをしてきた身としては、
そういったなんやかや抜きでの交友関係というのも新鮮で、楽しかった。

おそらく今後、二度と会えなくなるであろう方々もいるけれども――
――彼女たちが満足いく答えを得られること、『次』があることを願っている――
ここで知り合えた方々とは今後も連絡を取り合って、たまに今回のように会えたらと思うし、
旅を続ける中で、彼ら彼女らの地元も訪れたいと思う。


この庭園を去るにあたっての土産物として、
シェルの機能で撮影した画像を絵葉書にしてもらうサービスを利用した。

雨の中、やっきになって歩いてたどり着いたマスターシェルでの一服。
天命草を採取したあと、霧の山道を登ってたどりついた山頂から見た雲海。
鉱石掘りでにぎわうグランドマスターシェルの近辺。

そして、温泉宿での写真。


明日、この庭園での滞在は終わり、僕たちはそれぞれの日常へと戻っていく。
どうかみなさんの行くすえに、幸運の追い風がありますように。

兎の年の年末、冒険商人アラビク、記す。


……みんなのバニー姿、見たかったなあ!!








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