Eno.368 キャリー  炎の守護者さんへ - はじまりの場所



──炎の守護者さんへ

こうしてお話するのは初めて、ですね
ふふふ、これは書面であって お話ではない…と、ご指摘為さらないで下さいね
お話が楽しくなってしまうと、ずっと話し続けて歯止めが利かなくなるもので

前置きが長くなってしまいましたね
ずっとお話ししてみたかったので、色々とお話ししたいことがあったのですよ

戦闘で初めてお会いした時、
炎の使い手が海の悪魔を呼ぶとは何事か?と目を丸くしたものです
興味本位で私からもお力添えをお願いしましたが、貴方の守りは目を見張るものがありました
一時、貴方の戦い方を真似て身代りを行ったことがありましたが、
生半可な意志で身代りになるのはよくないですね…
貴方の目の前で 床を舐めていた日が懐かしいです…

名も知らぬ守護者さんは、これからどちらへ行くのでしょうか
キャリーに知る術はありませんが、海の悪魔の力が必要でしたら、いつでもお声掛けください
言葉は交わさずとも、私達には共に冒険した縁がありますからね











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