Eno.245 AL-000 フレデリック  時は全て過ぎてから - はじまりの場所

XXXXXXXXXXXXX年 星の無い世界

太陽さえも滅び、誰もが想像しない、到達できないであろう世界に我は居る

あるのは数々の衛生ステーションと趣味で造った宇宙船と宇宙列車、保険に置いてある宇宙倉庫コンテナ

誰もが到達できない時間に今日も暗闇を眺めていた。

……眺めている理由としては、半年前から宇宙倉庫コンテナに出入りしている者がいる

本来はあり得ないのだ、我以外に出入りしていることなど、勝手に入り込む事など。

ならば確かめるしかあるまい、その者を捕え、意図を聞く為に。



……聞くはずだった。

その倉庫コンテナの中には、先ほど居たはずの者が居なかった。

あるのは、どこに繋がっているか分からない隙間から光り溢れる扉だけ

本来ならば此処で扉を閉めて帰るべきかもしれない、だが長年眠っていた好奇心が動き出し、扉に手をかけた。

そうして、我も此処に招待されたのだ、あの【青い機械竜】と共に。








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