Eno.109 真上シンヤ  XX日目-座標x:__,y:__-01 - はじまりの場所

慣れてきたこちらでの仕事。
休憩中にhanacoを確認する。

連絡を送ってくれる人はいない
その場では悪くない程度の愛想で、その後は。
そのくらいの距離感を意識して振舞ってきた。

「……あれ」

持ち込んだ方の端末に未読一件
内容はごく短かった。
返信の代わりに端末を耳元にあてる。

「――もしもし、兄さん?」
『シンヤ。 今もその、空に浮かぶ庭園に?』
「そうだよ。 回線繋がるの不思議だよね」
『ああ。……なあ、シンヤ、』

「おもしろいよ、最近やっと全域の観光客向けの整備が終わったらしくて
 まだ見てない場所も回ってみようかなって」

『シンヤ、』

「そうしたらここに生えている植物についても全部まとめられるかな
 紹介データとサンプルを俺の職場に送れば、結果待ち」

『聞いてくれ、なあ』

「うん、言いたいことはわかるよ」
「でもごめん、今、短い休憩だから……
 ……やることやり終わったら、ちゃんと時間取って連絡する
 その時に、言いたいこと、聞くよ」

『……待ってるからな』

「うん。それじゃ」

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労災についてもう一度確認しないとだなー
 
 








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